旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

進水式と餅まき 続き

2019年03月19日 22時21分20秒 | 淡路島のこと

こんな感じ・・・(笑)

餅まきが終わればさーーーーっとばらけてあっという間にほとんどの人が姿を消していた。
「あぁ、帰ったのね」なんてわかりやすい人たちだ。

写真ではよくわからないけれど、船が初めて海に出ていく時の音や匂いや時間の経過の仕方や
周りの人たちのそれぞれの思いが、なんだかとてもよかった。
「今、ここに、いる」ってものすごく思った。今ここにいないとわからないものがいっぱい凝縮
されていた。本でもテレビでも人に聞くのでもなく、ここにいたからこそ「わかる」感じが
たまらなく嬉しかった。こういう経験はたぶん忘れない。薄まることはあってもきっと一生
引き出しから大事なものを取り出すときのように「ゴソッ」とそのまんま出してくることが
できるような気がする。

子どもたちは何を感じただろう?餅まきのインパクトが強すぎたかな??
「今度進水式あるんやって」と何気なくダンナ氏に言ったら「それ、おれもいくわ」と言い
なぜか私たちよりも早く造船所にいたダンナ氏。仕事は??普段あんだけ家にいないのに、こういう時には
なぜかちゃんとそこにいる不思議よ。

家に帰って餅を焼いて、ビールを飲んで本日終了。

餅まき、かーなーりー気に入った。

進水式と餅まきへ

2019年03月19日 21時59分57秒 | 淡路島のこと
近くの造船所で完成した船の進水式と餅まきがあったので行ってきた。

日曜日の新聞にはしょっちゅう「〇〇でふるまいと餅まきおこないます」と折込が入る淡路島。
「なんでこんなに餅まきが好きなんだろう?」と前々から疑問に思っていたのでそれが解明される
いい機会かも知れない。とワクワクしながら行ってきた。

進水式は吹奏楽団のファンファーレで幕を開け、神主さんの祝詞があったりしてなかなか
厳かな雰囲気・・・のはずなのだが、我々その他大勢の地元住民は餅まきのことしか考えていないから
隅っこのほうで待機しながらもそわそわ。造船所の方が「餅はたくさんあります。決してけがをしない
ように落ち着いて拾ってください。」「上ばかり見ていると危険です。落ちた餅を拾ってください」と
必死に言っているが、だーれも聞いちゃいない。とくに年寄りの熱気がなんか、すごい。
「そんなに餅まきって本気なん?」と周りの母さん仲間たちに聞いてみると「うん。ほんまにすごいで」
「すぐにわかるわ・・・(フフフ)」「私の母親は昔腕を脱臼した」「ベビーカーとか無理やで」
「ヘルメットいるかも」「餅を追っかけて海に飛び込んだ人がいた」などなど、なんだか信じられない話が
次々にでてくる。その間にも年寄たちはじりじりと船の方に近づいていき・・・「まだですから!!」と
制止されていた。

「なんやこれ??」
おもしろすぎる。

で、始まった餅まき。
船の甲板から容赦なく弧を描いて降ってくる餅とお菓子。「おーー!!」というどよめき。
大の大人が餅に目がくらんでしりもちをついて倒れるだなんて!!もんのすごいカルチャーショック。
子どもと大人(っていうか年寄)はエリアを分けられていて(多分危険だからだと思われる)
みんな拾った餅を持参した袋に次々と入れていく。
私はちび二人と一緒に少し離れた場所にいたので、直接餅が降ってくることはなかったが、造船所の方が
「ほいっ」「ほれっ」とどんどん餅やお菓子をつばさの袋に入れてくれたので大変恐縮した。

あっというまに餅まきが終わると、いよいよ船が海に浮かべられる。
造船所の人たちや船主御一行様が一列になって見守る中、感動のその瞬間。
地元住民はと言えば・・・つづく。