Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

ジグソーパズル初挑戦

2012年10月08日 | ジグソーパズル
先日、いつもジグソーパズルを発売して頂いているエポック社さんから新作「木漏れ日」のサンプルが届いたので、サイズもお手頃なので自分でやってみることにしました。

今まで何十作品発売していて、実はこれが初挑戦、、、

子供の頃に何度かやったことがあるのですが。




奥さんにも手伝ってもらいました。




パズルファンの方からのアドバイス通り、特徴のあるピースごとに小分けして、淵から固めていくことしました。





自分で描いたので楽勝かと思いきや、これが難しい!

夕方から初めて夜になってしまいました。




奥さんは葉っぱ、僕はフクロウ担当で、なんとか形になってきました。

滴やてんとう虫を目印に、木漏れ日の光が以外と分かりやすいんですが、木の幹や葉が最後に残りました。




最後のピースを入れて完成!

この喜びははまりそうです




のり付けして翌朝完成。

発色もきれいで、額装して飾ってみたいと思います。




自分で描いた絵でこんなに苦戦するとは思いませんでしたが、飾って楽しむだけではなく、1つのことを一緒にできて家族と過ごす時間が増える、とてもいいツールでもあると感じました。




2013年オリジナルカレンダー

2012年10月06日 | アートグッズ
個展でも販売しておりました2013年卓上オリジナルカレンダーが、ネットでも買えるようになりました。

先日も金沢での個展や画材提供でもお世話になっているひろた美術さんの、金沢の伝統工芸や現代アートを発信するブランド「金澤ゆらさら」プロデュースで販売しています。

今年のカレンダーは使いやすさをキープしながら表面の作品も大きくなり、さらに裏面の大きな作品の下には、作品一つ一つに作家の作品へ込めたメッセージを記載しています。

ちょっとした画集代わりとして、今年からも飾って頂けるようになっています。

デザイナーの経験もある奥さんにデザインをしてもらい、限定部数で販売する、作家の思いを込めたカレンダーになっています。

個展でかなり売れてしまいまして数も残り少ないです

仕事場やお家でフクロウや動物たちが見守ってくれれば幸いです。




表面:横長の作品も大きく、日付の下にも書き込めるようになっています。




裏面:枠いっぱいの作品と、作品一つ一つの思いのメッセージが付いています。




オンラインショップでのお求めはこちらから。

石川県の、
動物取材でお世話になっているいしかわ動物園zooショップ、作品に使う木材を提供頂いているもく遊りん木工房でも限定販売しております。


個展の新作紹介3

2012年10月06日 | 新作、制作過程
個展で発表した唯一の木炭画作品です。

オオカミの孤高な雰囲気と合わさって、個展の会場では一つ異彩を放っていました。

作品に使ったクルミの木は、削る前に最初見た時、観音様の手の平の形に見え、とても神聖な力を感じました。


「祈り」135×52cm、木炭、パステルペーパー、クルミの木、2012年作



その神聖な力から、以前制作した神代杉を使ったオオカミの作品と対になるものを描きたいと思い、同じ「祈り」と題した作品です。


クルミと神代杉の木の記憶

個展の新作紹介2

2012年10月05日 | 新作、制作過程
個展で発表した2.6メートルの一番大きな作品です。

10年以上風雨にさらしてあくを抜き、さらに数年倉庫で乾燥させたとても貴重な桐の木です。



「木漏れ日」260.0×40.0cm、アクリル、キャンバス、桐の木、2012年作

詳細1


詳細2




制作過程です。

作品のイメージに長さを調整します。




電動ノコギリで
年輪に沿って作品の形を切り抜きます。




黒くなっていた表面を磨いて、木目を出していきます。




切り抜いた形の木に張ったキャンバスに下地の色を吹き付けていきます。




木漏れ日の光を、絵の具をたらして描いていきます。




見上げる目線で木を描いていきます。




型紙を使って葉を描いていきます。

新緑の透き通った葉を表現します。




木漏れ日の光をエアーブラシを使って表現します。




フクロウの下地を塗っていきます。




フクロウの毛並みを筆を使って何度も塗り重ねていきます。




エアーブラシを使って細かいところを表現します。

長く不安定なキャンバスなので、下の方は床に座って描いています。




最後に目に光を入れます。






個展会場でも紹介しましたが、作品をしゃがんで下から見上げると、フクロウが下を見下ろしているように見えます。

実際の原画では作品を見る角度を変えても、フクロウの目線がついてきてくれます。






個展新作の紹介1

2012年10月04日 | 新作、制作過程
先日の個展で発表し、制作過程も載せていた新作の紹介です。

何万年も前、氷河期で日本が大陸と陸続きだった頃、日本にもトラが住んでいたそうです。

何世代もつないできた大古の木の記憶を表現しました。



「新緑の詩」50.0×146.0cm、アクリル、キャンバス、ケンポナシの木、2012年作




他の作品も撮影が終わり次第、順次紹介していきます。