Bankの秘密基地

個人日記兼つれづれなるままに

ビックカメラ(3048)

2010年11月26日 | 銘柄研究


 株主優待が届いた。保有が1年を超えると長期保有の優待券がプラスされ、1000円分余分に届いた。2年を超えるとさらに1000円追加され、2000円の優待券が追加される。

決算の方だが、計画を上回った。やはり売上げの伸びがでると利益が出やすい。既存店売上げが3.8%のプラスとなっており、流通業はやはり売上げの勢いで利益が決まってくるというのは分かりやすい。前期比で高い伸びを示した商品を見るとテレビ、レコーダー、パソコン、エアコン、空気清浄機となっておりやはりエコポイント効果が強く出ていることがわかる。エコポイントが半減するのは12月からなので今期についても前半はエコポイント効果のプラスが出てくることが予想される。



 セグメントでみても、その傾向ははっきりしておりテレビのプラス寄与度が最も高くなっている。まあ、ニュースなどで報道されている状況が当社にも適用されているわけだが、少し気になったのはエコポイント制度対象商品の売上げに占める比率が業界平均の37%に対して、当社は18.1%と低いことだ。これはエコポイントの影響が他社と比べてそれほど大きくないと解釈できるし、またエコポイント制度終了後の反動減が他社よりも大きくないと予想されるとも解釈できる。少し微妙だ。




 気になる今期の業績だが、会社側は売上げ、2.3%、営業利益で5%増益、経常利益で49%増益を予想している。トップラインが引き続き伸びる中で営業利益が5%増益というのはにわかには信じられない。鉛筆舐めた数字としか思えないが、12月のエコポイント半減前の駆け込み需要、来年3月の制度終了に伴う駆け込みを考えると営業利益はもう少しうえでいいと思うが.....

 但し、制度終了後の反動減がどの程度になるかがやはり重要。今期で大幅増益となって仮にPERが大きく低下したとしても来期の反動減でどうなるか不明であることから、バリュエーションの低さで買ってはいけないだろう。それでもPBR0.9倍、配当利回り3%、実質配当利回り、6%(10株投資の場合)を考えると高くもないのだけれど。因みに直近10月の月次売上高は112.3%と急増。駆け込み需要効果がさらにでている。(9月は103.9)

 主要子会社は2社あり、ソフマップと日本BS放送の2社。前期の数字でみるとソフマップは経常利益156百万から-28百万円と赤字転落・下方修正。一方BSは938百万円の赤字から10百万の黒字と大幅な改善。2社合計でみるとBSの改善効果が大きく連結で7億円くらいのプラス効果が出ている。というかBS11ってビックがやっていたのは初めて知った。

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