外に無く、内に有ること。

美を感じること、自然に生きること。

画集の中は別世界

2009-06-24 00:41:39 | 西洋美術

上の絵はマチスの作品をモチーフとしてイラスト化しました。

さて今日は簡単に魔法の国に行ける方法でしたね。
まず用意するのは、印刷の良い画集、北方ルネッサンスの絵画など、特に教会祭壇画が良いと思います。
何故かというと、大画面であるうえに比較的大勢の人物が描かれているし、描写が細密です。
それから、虫眼鏡ですが、拡大率が小さく、口径が小さい6,7センチ程度のものがいいと思います。
拡大率が大きいと、網点になって、すべてスーラの世界になってしまいますよ。
(大きい画集がないと言う方、図書館はこんなときのために貴方を待っています。図書館こそ魔法の世界への入り口が無限に開かれている天国のようなところ、「叩けよ、さらば開かれん!」[求めよ、さらば与えられん!」)

もう解りましたね、ただ画集を虫眼鏡で覗くのです。馬鹿馬鹿しいと思っても試して下さい。
まあるいフレームが外部を遮断してアナタだけの世界。あっという間に、別世界に突入です。私にとっては、この世で一番楽しい事のひとつです。
仏像などの写真や絵巻物なんかでも楽しめますよ。何故か、立体感がすごくあるんですよ。(平面のものを片眼中心で見るせいか?わたしだけなのか?)

こんなに簡単に魔法の国に行けるのです。旅費もCO2排出も気にしないで、いってらっしゃ~い!
でもくれぐれも気を付けて、絵の中から戻れなくならないようにね。