携帯電話端末メーカーの海外進出を巡り、官民連携の動きが出てきた。
総務省の「ユビキタス特区」事業として、1月末に神奈川県横須賀市に海外向け製品開発に必要な試験設備が完成。パナソニックモバイルなどが利用する見通し。
メーカーが自前で試験するのに比べコストを削減できる。市場調査などでも連携し、海外に挑戦する青写真だが、国内の事業環境は急速に悪化しており、海外進出に向けた体力を維持できる . . . 本文を読む
携帯電話メーカーの海外展開は、シャープが2008年に中国市場に本格進出したほか、京セラやカシオ日立モバイルコミュニケーションズが北米に製品を供給している。
国内大手のパナソニックモバイルやNEC、富士通は、現在は国内展開のみで、LTEの普及が始まる2010年以降の海外進出を視野に入れている。
●中国・ブラジルに注目
特に注目されるのが、第3世代携帯の普及期を迎える中国市場とワン . . . 本文を読む