男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

日本人は良いとこ取り文化?

2011年10月19日 | 家系鑑定とアドバイスなど
日本人の文化は良いとこ取り文化と言われています。

日本人の信仰観に対してアメリカのドナルド・キーンは、「生まれたときは生まれたことを神道の神々に告げ、結婚式も神道で行い、普段の生活は儒教で、死ぬときは仏式の法事をする」と表現をしている。

日本人は重層信仰です。

多くの外国人から見れば不思議なことらしいです。

世界宗教といわれる大きな宗教はほとんどが一神教で、唯一の神しか信じない。

特にキリスト教などは重層信仰は不信仰として、一部宗派は姦淫の罪に匹敵するとも言われています。

そういう考えの外国人から見れば、信じられないということかもしれない。

しかし、何事も柔軟に受け入れた日本人だからこそ、良いところを吸収し、独特の日本文化を作ってきました。

二宮尊徳の言葉に、「神道は開国の道。儒教は治国の道。仏教は治心の道。」と表現しています。

いろいろな教えが渾然一体となって日本人の心に溶け合っています。

多くの日本人は、自分は仏教徒だと言いますが、日本人の仏教は純粋なお釈迦様の教えとは違うと指摘する人もいます。

お釈迦様の教えには先祖供養の概念は無いとか、霊界の存在は語っていないとか・・・。

長い時間の中で、神道や儒教の教えと混ざり合い、新たな情報も取り入れてきました。

日本人は、いろいろな情報の中から、良きものを構築してきたのではないでしょうか。

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