男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

毛沢東の大飢饉 ご存じですか?

2020年07月02日 | その他
 「毛沢東の大飢饉」という話をご存じでしょうか?中国の人々にとっては最大タブーであり、トラウマとなっている中国共産党史上最悪の出来事です。それは1958年から62年まで続き総死者数4500万人と言われています。
 毛沢東の「大躍進政策」の一環として害虫駆除を始めました。害虫とは「ハエ、蚊、ネズミとスズメ」の4種類ですが、スズメまで入れた理由は稲を食べてしまうから。スズメを絶やすことで稲作が増えると思い、これを徹底的に駆除しました。
 その結果どうなったでしょうか?翌年から農業の生産性が極端に落ち、かなり食べるものに困り果て、ひどいときは死んだ獣や人間の死体まで食べたといいます。(中国の人は食べ物に対してそうとうな執着を示すのは何故か?と思っていました。四つ足のものは机以外何でも食べるとか、こうもりを食べるとか・・・このような歴史があったからでしょうか?)
 スズメを絶やすことで、かえってハエや蚊、イナゴやウンカ等の害虫が一挙に増え、それが原因で大飢饉を引き起こしてしまいました。つまり生態系のバランスを崩してしまったわけです。毛沢東の浅知恵で一国人口に匹敵する尊い命を失いました。神をもおそれず自然に対する畏敬の念もない唯物思想が生んだ悲劇と言えましょう。
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