男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

家系のクセを知り課題を克服

2017年03月26日 | 家系鑑定とアドバイスなど
家系には良かれ悪しかれ、クセや繰り返しがあります。家系の課題を知ることは、失敗した先祖と同じ道を歩まないために必要なことです。そういう意味では、家系譜は人生の教科書みたいなものです。

家系譜を作られたお客様が家系の特徴を知って、希望的な人生の再出発をされました。主人公はこの図で一番下の代の次男さんです。

この方のおばあさんは、夫とうまくいかず離婚して母子家庭になりました。やがて、一人の男性と出会って再婚しますが、再婚する前に男性に約束をしました。「今後、子供が生まれても、連れ子を分け隔て無く愛してください。」…と。新しい夫との間に子供が生まれると、連れ子が寂しい思いをするだろうと思ったからです。

そのときは、話を快く受け入れ、愛すると約束したのですが、実際、結婚して実の子が生まれると、手のひらを返したように、実子を愛し、連れ子を蔑ろにしたので、おばあさんはとても苦しかったそうです。

ひねくれてしまった長男は一生結婚しなかったので、次男が結婚して家督を相続しました。兄弟関係はとても疎遠でした。

次の代も二人の男子が生まれましたが、同じように長男がいくつになっても結婚しません。

お客様(次男さん)がこのことに気がついたとき、とても驚いたのは、ご自分が結婚した相手が、連れ子のいる女性だったのです。しかも、この方もお兄さんとの関係が疎遠でした。

祖父母の時代の失敗を繰り返してはいけないと思い、ご自分は、「もう一度、結婚をやり直す気持ちで再出発します。お兄さんを大事にします。そして何よりも妻に、おばあさんが味わったような苦しい思いをさせない。妻の連れ子を大事にします!」とすがすがしく決意されました。

先祖の問題は、特に結婚の形となって現れます。このお客様は、離婚暦があり連れ子を持つ女性と縁があります。いや、こういう人でなければ結婚できなかったかもしれません。

家系の流れを知れば、自分の置かれている状況がわかります。先祖が味わった情と同じような試練や苦労を味わうでしょう。しかし、乗り越えていけば、子や孫がもっと楽な道を歩むことができます。そして、どういう方向に努力していけば良いのか?それを教えてくれるのが家系譜なのです!

日本家系調査会
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「先祖を知れば未来が見える」改訂増補版 男澤惠一著

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