男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

供養するこころ

2011年10月17日 | 家系鑑定とアドバイスなど
日本人は先祖供養が好きだが、その供養が人間にとどまらず、様々なものに及んでいる。

その代表例が針供養だ。

針供養は2月8日に行う。

折れた針や使わなくなった針を集め供養する。

そのほか、包丁、はさみ、めがね、時計、箸、扇子、人形など。

ポイッと捨ててしまわずに、「長い間ありがとうございます。」と言って感謝を込めて手を合わせる心はなんとなくわかる。

愛着を持っていた物なら、なお更でしょう。

他に鯨、フグ、ウナギ、鮭など食べるものにも及んでいる。

魚類が多いのは、昔の日本人は四足をあまり食べなかったからだろう。

生きるため、食べるために殺生をせざるを得なかったから供養をしたのでしょう。

果たして供養する必要があるのかどうかは、意見の分かれるところでしょうが、物や生き物に対する感謝の心の表れでしょう。
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