おじいちゃんの小さな疑問集(旧:おもりぽ)

「おじいちゃんがふと抱いた小さな疑問」を、載せさせていただきます。答えや共感や異論があればぜひコメントを!

ケータイ小説大賞エントリー奮闘記.4

2006年11月03日 | Weblog
【リポート4.リンクが張れない】
 何とかテキストの本文をUPしておいて、ビジュアル素材にリンクを張ることに。リンクの対象となる素材の種類は、3種類です。1つは、エピソードで登場する場所が新宿のどのあたりになるのか、位置をつかんでもらうためのMAPへのURL。2つめは、テーマとして設定した楽曲を、ダウンロードなりをして聞いてもらうためのURL。3つめは、エピソード内に登場する、建物や場所の写真へのURLです。

 いずれも、携帯電話からアクセスして見ることが可能なリンクを、探していきました。3番目の写真へのリンクについては、ネットアルバム上に写真をUPしておいて、リンクによって写真を開いて見る仕組みを構想。文字上の場面場面で、視覚や聴覚情報を補いながらイメージを深める、ケータイ小説ならではの仕掛けにしようと、準備を進めていったわけです。

 ところが、大きな誤算が! ぼくはてっきり、エントリーした小説の本文中にURLを埋め込めば、そこでリンクさせることにできる、と思っていました。ところがこれは思い込みで、せっかく準備したURLを本文に埋め込んでも、リンクさせる手立てがないのです!?…。応募の規定や、UP方法の説明、FAQの類。これらのどこを探しても、そのようなことに関する記述は見当たりません。そこで、唯一eメールでのみ問い合わせができる窓口に、質問メールを送り回答を待つしかありませんでした。平行して、本文中でのリンクがダメな場合の代替手段をどうするか考えつつ…。

 翌日、窓口より帰ってきた返信はあっさりとしていて「本文中での直リンクは禁止です」という内容。「えーっ、返信はそれだけかよ!リンク等張れないのでは、デジタルメディアだったり、ネットで読む意味がないじゃん。まったくもう…」。などど思いつつ、一方で「直リンクを許すと、商業目的のリンク広告だらけのサイトになっちゃうって事情もあるかも知れないから、しょうがないのかな…」とも、考えた次第。

 とにかく直リンクがダメな以上、代替の方法を採るしかありません。そこで、eメールで質問をするのと平行して考えていた、「間接リンク」という妥協策でいくことにしました。読んでみていただいた方はすでにお解りと思いますが、「間接リンク」とはどんな方法かを理解いただくには、ケータイ小説のネット上の仕組みから説明する必要があります。

 長くならないよう簡単に説明すると、仕組みは以下のような概要です。
1.まず、ケータイでアクセスしてもらう(PCでもアクセス可能)「Myホームページ」を開設。
2.そのうえに「My本棚」という概念のコーナー(リンク)を設けます。
3.さらにそのうえに「My Book」という概念の本(リンク)を設けます。
4.その「My Book」は何冊分でも設けることが可能ですが、ケータイ小説大賞作品としては、1冊分が、1応募作品となり、応募規定では、200ページ以上500ページ以内となっています。
5.本の中は「章」、さらにその下の分類として「節」、という構成でつくることが可能です。

 ぼくの場合は、「本」に相当させたのが「エピソードで巡る山手線 パートⅠ」というタイトルの、ケータイ小説大賞エントリー作。「章」に相当させたのが、「エピソード1.新宿」~「3.恵比寿」で、各章内は「節」に相当させて、小見出しをつけていきました。

 さて本題のリンクですが、「本」以下の「章」「節」どの領域でも、リンクは張れません。唯一リンクが張れるのは、最上位のエリアである、「My ホームページ」です。しかもリンク先数は、「本」を含めて10箇所までという制限がありました。

 そこで仕方なく、ホームページ上に10箇所の制限にあわせてリンクを張ったわけで、構成は最終的には以下になりました。

1.「エピソードで巡る山手線 パートⅠ」(エントリー作品そのもの)
2.Link①新宿 Map
3.Link②新宿 Music
4.Link③新宿 Photo album
5.Link④渋谷 Map
6.Link⑤渋谷 Music
7.Link⑥渋谷 Photo album
8.Link⑦恵比寿 Map
9.Link⑧恵比寿 Music
10.Link⑨恵比寿 Photo album

といった具合に…。

 そして「本」内の、冒頭の概要紹介のページと各章冒頭の書き出しで、「Linkは<ホームページURL>に用意している旨の案内」を記述し、本文内では該当個所に例えば、「Link①新宿 Map」といった具合に、記述を埋め込んでいったわけです。これ見て、いちいちホームページに飛び、リンク先のイメージ情報を参照した人はいないだろうな。面倒だもんね…トホホ。

 おまけに、Mapは縮尺の自由になる地図サイトとのリンクはうまくいかず、しょうがないのでネット上で略図を探してそのgifファイルをネットアルバムにUPしてリンクさせることに。また、Musicは、あまりにも古い洋楽をテーマ楽曲にしたせいか、無料試聴できるサイトは見つからず。かといって有料ダウンロードサイトへのリンクでは何だし…。そんな事情から、テーマ楽曲が収められているアルバムやミュージシャン情報が豊富なサイト(HMVの該当アルバムページ)とリンクすることに。

 そんな妥協に妥協を重ねつつ、間接リンクを含めた「エピソード1.新宿」がやっとこ完成したのは、9月の10日(日)頃でありました。
――――
 次回、「リポート5.次の渋谷に向けて」につづく…落選奮闘記のわりには引っ張るけど。

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