倉橋みどりさんの『句集 寧楽』(角川文化振興財団発行)拝読。
思わずクスリとする句もある。
倉橋さんは山口県出身で、『あかい奈良』の編集長経験の俳人でフリーライター。
現代の句集を拝読するのは『サラダ記念日』以来の素人の拝読で、少し気になったものは<行く春や転害門ある手貝町><夕立が似合ふ豊川悦司かな>< 春の闇青衣の女人とすれ違ふ><過去帳に低く読む名ぞお水取り><奈良団扇風をやさしき色にして>など、本では平成19年から令和2年までの句で、やはり東大寺修二会にちなむものが多い感じですね。
https://www.arca-nara.jp/about/kurahashim
