夢色

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<古都の湖都、ココで、とことこ。~坂本・大津 1日目その1。>

2018-10-27 | Travel

遅々として西国33カ所が進みませんが(笑)ちょうど今、滋賀県でキャンペーンをいろいろとしていて、琵琶湖 湖西の天台宗三総本山特別巡拝券がお得だと。
仕事も煮詰まってたこともあり、土日ともに休みの週末に合わせて厄払いに巡ることにしました。
滋賀までそこそこ遠いし、頑張って朝早く起きて向かいます。


 ようやく坂本に到着~ 
駅前の観光案内所で、特別巡拝券を購入。本来なら虹色散華も貰えるのですが(ていうか、それが欲しくて決めたのに。笑)もう売り切れてしまったらしくて無いってさ・・・
HP更新してくれてたらいいのにぃ~
ま、でも、こうやってお参りする機会を頂けたことが大事、と気を取り直して出発。
比叡山や日吉大社に初めてお参りしたのが10年前・・・。  こんなところ歩いたかなぁ?と、全然覚えてない(笑)

 さっそくの穴太積みの石垣に、テンションが上がります 
苔がむしてて、とっても綺麗。

ひとまず人が増える前に行かなくちゃ、と今日はまずは比叡山に上ります。
  
結構駅からあるんだよね~。そして、京阪とJRと駅の名前も似てるし、事前にいろいろ調べてたら頭がこんがらがってぐちゃぐちゃになった
ようやくケーブルカーの坂本駅へ到着。  

  30分に1本出ているケーブルカー。山の上まで10分ほど乗ります
こちら、密かにですね、、、HPを見て駅員さんに声を掛けたら、、、 カードがもらえるんです
こういうの超好き(笑)
そして因みに、今は延暦寺の国宝殿で至宝展をしてるので、帰りにそのチケットを見せて、至宝展のカードも貰いました
しかもどちらも3枚組
私の大好きな如意輪観音さまのカードも入ってて、テンションup
如意輪観音の立膝で頬杖ついてるスタイルが、なんとも言えず好きなの~


 行きがけは、琵琶湖を見る方向へ椅子が並んでいるので、バックで上がっていく感じです。 眼下に広がる琵琶湖
 途中、トンネルや、  帰路の車両とすれ違い。
山の上の延暦寺駅まで間に「ほうらい丘」と「もたて山」という駅があり、降りる人だけ前もって声をかけていると降りることが出来ます。

 ほうらい丘には、坂本ケーブル建設時に発掘された多数の石仏を集めた洞窟があります。
信長の比叡山焼き討ちで犠牲になった方たちを弔うため、地元の人々が作ったと言われています。
独特の雰囲気だから、私は降りて行けなかったで、、、通りすがりに一瞬だけチラ見しました。
 延暦寺駅に到着  レトロな駅舎。
 まだ山自体けぶっていて、曇り空でしたが、琵琶湖がまるで海のよう。

ここからお寺まで、また10分くらい歩かないといけないのですが、鐘の音を聞きながら木々の間を歩いて、気持ち良い朝の空気を楽しみました。
 ようやく「比叡山延暦寺」に到着!
本当は西塔や横川のほうまで行きたかったけど、今回は3寺を回るのが目的なので、根本中堂を中心に近くだけにしました。
根本中堂は現在10年をかけた大改修中。 逆に、足場が組まれているので屋根の高さまで上がることが出来ます。
過去・現在・未来の「不滅の法灯」を見ながらお参り。
私たちが入れる中陣に比べて、内陣は一段低くなっているので、幻想的です。
中陣の天井の絵もキレイだった!

とち葺きの屋根を間近で見ることが出来ます。     大きいから、途方もない量だな~。
根本中堂の向かいには、文殊楼があります。 どえらい急な階段を上がると、 大きな山門みたいな楼。
2階に上がって文殊様にお参りするためには、これまた急な垂直階段を上がり降りしないといけなくて、、、死にました(笑)


 少し晴れた時に大講堂へ。 色鮮やかな彩色。
鐘楼では、鐘を突く事もできます。 私はあまり鐘突きはしないのだけど、良い音色

 国宝殿へ「至宝展」を観に行きます。  入り口のこちらだけ写真OK。
中ではいずれも古い仏様が沢山。四天王がきちんと揃っていたり、初公開の物も沢山ありました。
ハガキとかがあれば良かったんだけど、こういう初公開の物は作ってくれてなかったので、あまり覚えられなかったです

 文殊楼から少し歩いたところ、人がほとんど行かないところに星峯稲荷社がありました。
お稲荷さんもしくは荼枳尼天は、合う人合わない人があると思うのだけど、私は割と悪くない(と勝手に思っている)ので、ご挨拶に。
 静かで綺麗な所でした。
 あと、大黒堂と。

本当のホントに、単なる感想なので気を悪くされたら申し訳ないのですが、実は、どうも私はこちらの延暦寺さんとあまり合わなくててですね(笑)
10年前に行ったとき、根本中堂に行く前に流れで文殊楼にお参りしてしまったのですが、御朱印を書いていただいたおばちゃんに順番が違うと怒られてから苦手意識があって
今回は根本中堂に先にお願いしてから文殊楼にお参りして、御朱印もドキドキしながら頂きましたが。
根本中堂の御朱印所で対応していただいたお坊さんや、文殊楼で書いてくださったおじちゃんも、何とな~く上からというか・・・なんかつっけんどんで、感じがなんかイマイチかなぁと・・・。
他にいろいろと案内している方とかも、何とな~く、ですが・・・なんというか かんというか(笑)
天台宗の方には本当に失礼なの分かってるけど、思ったのは、最澄って少し、不遇だったなぁ、、、という。
それなりにエリートな出自で若くから才能があって、だったのに、世の流れは空海に傾いてて、なんか、頑張っても頑張っても認められない感じがして、結局大乗戒壇の設立も最澄が亡くなった後だったし。
なんというか、最澄やお弟子さんたちにしてみたら、ないがしろにされているような感じだったのではないかと。
だから、なんとなく一般の私たちに対して、「よく来たね」的なwelcome感とか、皆で一緒に幸せになろうね的な感じ(笑)がなくて、「自分たちは世のために修行してるのだから、偉いんだ」じゃないですけど、ちょっとそういうような雰囲気が所々にあるのかなというか・・・。
特にこの文殊楼は、10年ぶりに行ったにもかかわらずイマイチでしたので(笑)やっぱりこのお寺はそういう独特な意識があるのかな、と少し思っちゃいました。
少なくとも私にとってのお大師さんは空海だから、というのがあるのかもしれないけど。
あ、でも自分の家は真言宗ではないのだけど。
小さい頃から守っていただいてるのは空海だと思っているので(←勝手だなおい)
まあ、好みというか相性だと思うので、怒らないでください

ちなみに同じ週末に、母も友達たちと年1回の旅行で今年は比叡山に来てたのですが
西塔に行った時に、お参りや御朱印を頂く順序のことを聞いたら、まったく気にしなくてよいと言われたそうで。
でも、東塔に来て、根本中堂の御朱印を頂くのに帳面を預けていたので、文殊楼で紙だけでも頂けるのか聞いたら けんもほろろに対応されたとのことでした
となると、延暦寺のなかでも文殊楼の方はベストオブベストなんだな、と(笑)
逆に10年越しでも変わらない対応、ある意味凄い、と納得してしまった私w

ま、だからといって長年の歴史の価値が変わるわけではないけどね
足はなかなか向かないな~

延暦寺会館で、レトルトのお粥さんを購入。 名物・湯葉が入ってるの~。
地味にこれが一番重かった・・・。
しかも、西国33カ所の御朱印帳と、他のいつも使ってる御朱印帳と2冊持ち歩くから、余計に重い

お昼を頂こうかすごく迷ったのだけど、3寺の一つ、西教寺に行くのに少し足が難しいので、急ぎ山を下りまする。
 杉の枝が90度に曲がって上がってるものが多くて面白い。
朝より晴れたので、綺麗に琵琶湖が見えました。   延暦寺駅の2階が展望台になってるの

 帰りは福号に乗ります。 上ってくる縁号が見える~。
線路の左右には、比叡山で出会うという動物たちの木彫りが沢山出て来て、ウォーリーを探せみたいになってました(笑)  フクロウとか。
あと、リス、キツネ、シカ、猿、などなど。
坂本駅に着くと、ホームの端には・・・  クマさん どーん!(笑)
駆け足だけど、楽しかった~

さて、お腹は減りますが、次々行かないと間に合わなくなります・・・。



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