夢色

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基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<「海難1890」試写会>

2015-11-30 | Movie

「海難1890」の試写会に行って来ました。
予告編を観て、これ、良さそうじゃない?と思って応募したわけです


トルコの大尉が語る設定で、時代背景が綴られ、日本とトルコの場面が交互に差し込まれます。
日本からは遥か西の果てのトルコから、はるばる日本まで、そこまでの最先端の性能を持つ艦でもない「エルトゥールル号」を操り、やってきます。
艦内での身分を越えて、故郷に残した家族を思う気持ちは皆同じなんだなと。
そしてトルコへの帰還途中、台風に見舞われて、船は座礁。
今ほどの技術が進んでいない時代の航海は、本当に命がけだったんだと、涙。。。
あー ダメなんだよなー自分を犠牲にしてまで務めを果たそうとする人達の気持ちが・・・


そして、500人以上の死者が出るという大惨事。
ここまでの事件だったとまでは・・・。

事件に気付いた大島の村人たちが、荒れた海に飛び込み救助にあたる。
海で生きる人達だからこそ、人ごとに思えなくて動けたのかな。。。
目の前に死にそうな人が居たら、無我夢中で助けてしまうってことなのかな。。。 
もともと貧しい村なのに、自分たちのなけなしの食料まで使って、命を助ける事に必死になって。
竹中直人さん、やっぱり良い味出してるぅ~(笑)

助かったら助かったで、自分を責めてしまったり。
言葉の通じないところで、お互いに困っただろうなぁ。
それでも、言葉は通じなくても 伝えようとする気持ち、受け取ろうとする気持ちがあれば、心は通じる事が出来る、っていうことなのかな。
それは良く分かる。
日本にだって、日本語喋ってても日本語通じない人いっぱい居るからね
外人さんと喋ってて、お互い拙い言葉同士でも、お互いに気持ちを伝えようとすれば、何となく伝わるもんだから。


そして、1985年、イラン・テヘランでの空爆まで48時間。(もう少しこちらのパートも多く描いてくれても良かったかも
「自国民を助けるために救援機を出す。」
その当たり前のことが出来ない国、日本。
ホント、絶望しかないわ。
今やらなきゃ、いつやるんだよ。
林先生、言ってやってよ!(笑)

自分たちも恐怖におびえる中で、他国民を優先してくれたトルコの人達には、本当に感謝しかないよね。 
救援機のパイロットを募った時、その場に居た全てのパイロットが志願してくれたって。
そして、自国民よりも日本人を優先して救出したことに対して、トルコ国民からは非難の声は全く出なかったって。

そのことに、もっともっと感謝した。

国で全てが決まるわけでもないし、良い人悪い人それぞれだと思うけど。
でも感謝の気持ちは忘れないでいよう。


トルコ旅行した時、何故か向こうの人って親日が多くて、素朴で日本人っていうだけで嬉しそうにしてはった。
・・・日本人は金払いが良いからかもしれないけど
と、穿った見方をしてしまう時点で、真心からは程遠くなちゃった・・・かな?

日本なんかよりもっと、トルコでは学校でこのエルトゥールル号の話は勉強するんだって。
助けてくれた人のことは、忘れない、そういう国なんだって。
そうじゃない国がすぐ隣にあるから、余計に ホントかな?って思ってしまう、そのことがちょっぴりツライ

「人の真心を信じる事」を信じても良いのかもしれない。
そう思わせてくれる映画でした。 
正直な人が馬鹿をみる、そんな今の時代に、ちょっぴり切なさも感じながら。
またトルコに行きたい。
今は危なくて行けないけど。。。
トルコで会った人達は、今どうしてるかな。無事でいるかな。。。


日本トルコ友好125周年にちなんで、12月5日 公開です。
トルコ軍人の人たちが皆髭を生やしてて、しばらく誰が誰だか混乱してたのは内緒です(`・ω・´)笑。
是非一度、ご覧ください



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (りすこ)
2015-12-03 08:45:25
こんにちは!

「海難1890」
これ、観たいと思ってます。こういう話に弱いんです。

トルコへは4年ほど前に行きましたが、当時はまあまあ
治安も良く、周りの国も比較的穏やかだったのですが
このところきな臭い事件が立て続けに起きて心が痛い
です。
イスタンブールから、観光ガイド付きのバスで、トロイ、パムッカレ、コンヤ、カッパドキア、とまわったのですが
そのバスの運転手の男性が、なんと!岡田くんに
そっくり!だったのです。当時はまだガラケーだった
ので、今現在その彼の写真は残っていません(残念)
年齢は岡田くんより少し若いかな?SPの頃の髪型
で、背もあまり高くなく、バスの窓から、下で荷物の
出し入れをしている彼を見ると、本当に岡田くん!?
と思えるほどでした。

岡田くん自身も、イスタンブールへ行った時、俺そっくり
な人、いっぱいいたからね~と言ってましたが、ホント
に、基本的にあの顔に似た人いっぱいいましたね。

「海難1890」から話が離れてしまったけれどm(__)m
この映画と、「杉原千畝」は絶対観に行きたいと
思っています。


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Unknown (火月 神)
2015-12-03 17:55:34
>りすこさん
トルコの男性は彫が深いイケメンが多いですもんね~( ´艸`)
なかなか情勢不安で行くことが出来なくなって、切ないです。
杉浦千畝、私も観てみたいと思ってます!
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