森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

テオ・アダム(Theo Adam)のこと

2007-09-17 19:11:10 | Weblog
 三連休の最終日、今日は珍しくフリーな一日でした。ほぼ一日かかってたまっていたウェブサイトの更新をやって過ごしました。
 私のオペラ好きを知って、音楽会に誘って下さったり、空きチケットを融通して下ったりで、夏から二つのオペラ公演を鑑賞することができました。若い演奏家の輝かしい演奏に、日本のオペラ水準が随分高まってきたと感心させられます。
 7月には参院選の最中をお忍びで琵琶湖ホールに行ってきました。題して「小澤征爾音楽塾」。ウィーン国立歌劇場音楽監督の地位にある小澤征爾は、自身が斉藤秀雄に育てられたように、若手の演奏家を見いだし、育てることに情熱を燃やしています。そんな小澤音楽塾の青年演奏家で組織されたオーケストラをバックに、ビゼーのカルメンが演じられました。その響きの感受性に富み、雄弁なことに舌を巻きました。
 そして今月は先週金曜、浮いたチケットがあるから行って欲しいと依頼があって、オーケストラアンサンブル金沢の定期公演として、ヴェルディの「椿姫」(踏み外した女の意味「ラ・トラヴィアータ」)をはじめて鑑賞する機会に恵まれました。思いの外素晴らしかった。主役の椿姫役は新進のソプラノ森麻季、相手役アルフレート役は、光り輝く声をもつと称される若手テノール佐野成宏、その父ジェルモン役は、重鎮の直野資。突き抜けるようなドラマティックな声は、欧米の専門特許の時代がずっとありましたが、日本人歌手の声が、もう引けを取らないほどに立派になっていることに驚きました。その声を駆使し、貴族階級のサロンを越えた人間の愛の真実を歌い上げて、オーケストラ共々間然とするところがない、感動的な舞台になっていました。ただ、途中、舞踏晩餐会の場で、金沢のエンジェルコーラスの子どもたちが学校の標準服で登場し、ドレミの歌などを歌いましたが、これには違和感を覚えました。
 さて、本題は、旧東ドイツ出身の大歌手テオ・アダムのことでしたが、長くなりましたので、仕切り直しをしたいと思います。失礼しました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。