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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

土作りにトウモロコシの茎葉残渣をすき込む

2023年08月26日 | 畑:豆類

今年のメインのトウモロコシはお盆では穫り遅れとなりました。
出来るだけお盆前に穫るよう配りましたが、一部は未収穫のまま残りました。


収穫後には茎や葉などの残渣を片付けなければなりません。
我が家では、これを畑に直接すき込み土作りに活用しています。
この畑は暫時休閑となるので、その間にすき込み腐らせます。
トウモロコシの殻は土作りに役立つ有機物なのです。ただ処分するのはもったいない。
畑から持ち出し堆肥にするのも良しですが、すき込みは頗る容易。
我が家ではトウモロコシは2回に播いており、早いものは大分枯れてきました。


すでに茎を半分まで切り、助っ人がマルチを取り除いてくれています。


これを30㎝くらいの長さに切断します。
刈払い機を使い、立ったままの状態で容易に刻むことが出来ます。


刻まずにそのまますき込むことも可能ですが、土に馴染むまで時間が掛かります。
穫り残した穂も構わずそのまま切ってしまいます。濃厚な栄養分です。


雑草も構わずすき込みます。
これは隣県山形ではごく普通に食すというスベリヒユ。


別名日照り草。名の通り今年のような高温乾燥下でよく繁殖します。
一度食してみようと思うものの今年も実践には至りませんでした。
ロータリーを深めに設定、最低速度でゆっくり耕耘します。


重複して走行すればより土と混じります。
最後に仕上げの耕耘で終了です。


トウモロコシの殻はほとんど土の中に入りました。


トウモロコシの殻は土に残された窒素分を吸って次第に腐っていきます。
この畑は強粘土質。トウモロコシの殻が多少なりとも改良に役立ちます。
しばらく後。次第に雑草が生えてくるので、ぞの防止を兼ねて再度耕耘し土に馴染ませます。


田んぼの水を完全に落とす

2023年08月25日 | 田んぼ

今年のイネは7月中に穂が出揃いました。
その後も気温が異常に高く、穂の垂れ具合は例年になく早い。
過日、今年のイネは1週間から10日進んでいると記しましたが、さらに早まっている可能性があります。
田んぼの水を完全に落としました。
我が家のすぐ前の田んぼ。


早朝の見回りです。日中見るともっと色付いて見えます。
田んぼの水はすっかりなくなりました。


お盆中に降った雨水が大分残っていましたが、もう見えません。
水口の入水を止めていたため何もせず自然に落水の状態になりました。
さらに排水口を開放したので、今度は雨が降っても溜まりません。
穂が出て約25日、例年なら30日は経過した姿です。もう水を溜める必要はないでしょう。
中干しが不十分だったことから田んぼの中はまだぬかるんでいます。
後は、照っても土に残っている水分だけで十分と思います。
こちらの田んぼの方が色付きは少し早い。


この辺りが一番早く穂が出始まったところ。


水も無くなりました。


それにしても、この異常な暑さはどうなっているのか。
当地方は、この時期になれば朝は20℃を下回る日が多くなります。
当地のような里山では冷気を感じるのが普通です。
しかし、今年は違います。ついに昨日は熱帯夜も記録、昼夜とも数℃は高い。
この高温の影響がどんなものか計りかねています。
小生の感覚では手応えがイマイチなのです。


豊作の年はこのくらいになればずっしりとした手応えがあるものです。
白未熟米など品質低下の懸念も拭いきれません。
ただ日照の多いのが救い。これで夜温が低ければ良いのですが。
別の田んぼ。


若干遅い感じでしたが、ぐんと進みました。


ここは中干しがかなり効いた田んぼです。
田んぼの周りに亀裂が出始めました。


畦の草も伸びてきたので、そろそろ刈り払いの作業を始めないといけません。
このような年は肝腎の刈り取りが近づくと雨が多くなることが多い。
天候はいつも皮肉に出来ています。


水墨画「向日葵」~仙台育英高校に大輪の花を捧ぐ

2023年08月24日 | 水墨画:草花
麻紙 半切1/3   


夏の甲子園で本県の仙台育英高校が強敵を次々と倒し決勝進出。
決勝は球場全体がアウェーの雰囲気の中、さすがに緊張が見て取れました。
連覇ならずとも準優勝は見事。あっぱれです。
二年続けて感動をもらいました。本当にありがとう。
仙台育英高校選手諸君に拙い画ながら大輪の花を捧げます。
仙台育英の準優勝と言うとやはり1989年夏の甲子園が未だ脳裏に焼き付いています。
大越投手が熱投、決勝で延長10回の大熱戦の末0-2で惜敗した試合です。
今大会ではベスト8に東北勢が3校と上位進出がごく当たり前になりました。東北人として誇らしい。
夏の青空に力強く咲く大輪のヒマワリは高校野球にも相応しい花です。
ヒマワリは夏になると描いてみたくなる花でもあります。
滲みの強く出る麻紙を用いてみました。
今、ヒマワリは様々な品種が出回っています。ただ、ヒマワリらしいヒマワリと言えばやはり大輪。
特に食用向けヒマワリは背丈が高く花も特大、迫力があって存在感が違います。
今年は見に行けませんでしたが、当県にも食用向けヒマワリを大規模に栽培している所があります。
広々とした高台に沢山のヒマワリが咲き誇る眺めは壮観。
ヒマワリは人の気分を明るくさせてくれる花です。



トマト連続摘芯栽培'23~収穫は続き捻枝と花房のおまけ

2023年08月23日 | トマト連続摘芯栽培

トマトは順調に収穫が続いています。
すでに当初想定した第4基本枝までの捻枝は終わっています。
しかし、気温が高く思った以上に進んでいるため、おまけの基本枝を捻枝しました。
また花房のおまけも着けてみました。
品種はホーム桃太郎EX。
今年は最初の花房が本葉9枚から12枚とバラバラのため捻枝の開始が2通りになっています。
全体を見るとこんな風です。


反対側から見ると。


この辺り、本葉10枚までに第1花房が着いた株は例年と同じように第2花房から連続摘芯しています。
第1基本枝は第2、第3花房とよく留まり収穫は終了。こちらが第2基本枝側。


第4、第5、第6花房もよく留まり、第5花房が間もなく穫り終わります。
第1基本枝側の上から垂れているのが第3基本枝で第7、第8、第9花房と着けています。


少々変則な捻枝を行った第4基本枝は第10花房が着果、第11花房が開花中と言ったところ。


ここでおまけの基本枝を作ってみます。


雨除けに届いてしまうので、少々強引な捻枝を行います。


無理に下向きにならなくても横向き程度になれば取り敢えずは大丈夫。


この辺りが第1花房が遅れ本葉11、2枚で着いた株。第1花房から連続摘芯を行っています。


第1基本枝の第1、第2花房は着果、肥大とも良好で収穫は終了。
上から第3基本枝が垂れており、第6、第7、第8花房と着果肥大も概ね良好。
第6花房が穫れ始めました。
反対側の第2基本枝。第3、第4花房は収穫終了、第5花房も間もなく穫り終えます。


上からは第4基本枝が垂れており、第9、第10、第11花房となります。
これにもう1本おまけの基本枝を付けます。捻枝しました。

これなら少し余裕があるので第5基本枝と言っても良いかもしれません。
今年は第1基本枝は2花房ですが、それ以降の基本枝には3花房ずつ着けています。
さらに4花房目にあたるおまけの花房を幾つか着けています。
これは第3基本枝におまけの花房が開花中です。


これは第2基本枝におまけの花房を着けました。他の花房の着きが悪かった分をカバー出来そう。


今年は全体的に着果良好と言えます。
しかし、気温が高すぎ樹勢との関係もあって、第9花房以降は着果が不安定になっています。
初めて下葉の整理を行いました。


過去に収穫の終わった基本枝を丸ごと切断したこともありましたが、樹勢に影響しました。
今は働かなくなった下葉だけを搔くようにしています。
とにかく7、8月と気温が高いために色付きが早い。


裂果が出るようになっていますが、やむを得ません。量的には折り返し点を越えたようです。


面白そうな「鈴なりパプリカ」

2023年08月22日 | 畑:果菜類

「鈴なりパプリカ」を試しに作ってみました。面白そうに思えます。
ピーマンの畝端に番外として2株だけ植えたので、参考程度としか言えませんが。
購入した苗をピーマンと同じに植えました。
植え付けは5月16日。
株間は45㎝。
品種は「カラフルミニパピー」でレッドとイエローの2種類。ミニパプリカの一種です。


「鈴なりパプリカ」は何社かで出しているようですが、この品種は未来アグリスの品種。
植えた時点ではピーマンより一回り小さい苗でした。
ピーマンは6月20日過ぎから穫り始めましたが、「鈴なりパプリカ」が穫れ始めたのは7月末から。
初めてなので、あまり手を加えず作って見ています。
1番果までのわき芽は全て搔き、その後は枝の整理をしていません。
ピーマンと同じように中央の1本の支柱と畝両側の横パイプで簡易な誘引をしています。


1番果は留まりませんでした。
節間が短くてピーマンより生長スピードは遅く、草丈も分枝もずっと少ない。
少しオーバーかもしれませんが、全体のボリュームで言うとピーマンの半分くらいの印象です。
普通のパプリカと同じように、黄色が早く色付きます。


7月末から穫れるようになりました。
8月半ばくらいになると鈴なりの意味が分るような姿です。
節間が短いので連なっている感じです。


上から見ると。


赤の方は1週間くらい遅れて色付きます。


黄色より成りが薄いようです。大きさも黄色より一回り小さい。


上から見ると。


大型のパプリカに比べると数分の1と言ったところでしょうか。


ピーマン(京みどり)と比べてみると、大きいものでも小さめのピーマンと同じくらい。


小さなもので数㎝、大きなものは10㎝くらいありました。
しかし、肉厚でやはりパプリカ。カラーピーマンとは明らかに違います。
味も大型のパプリカと大差ないようです。
普通のパプリカは何度か作りましたが、当地ではやはりハウス向き。露地では色付きに時間がかかり多くは穫れません。
この「鈴なりパプリカ」も重量にするとどうかと思いますが、手軽に作れるのがメリットでしょう。
プランターなどでも容易に出来そうです。