里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

猛暑の夏はモロヘイヤ

2023年08月19日 | 畑:葉菜類

当地方も、今年の夏は猛暑日が10日に及ぶ異常な暑さです。
特に7月下旬は過去に経験したことのない1週間連続の猛暑日を記録しました。
例年なら猛暑日を記録するのは稀で、あっても1日か2日くらいのものです。
そんな猛暑で食欲の落ちる時に重宝するのがモロヘイヤ。


ナスの畝の端に5株の2条を2畝、計20株ほど。


種播きは5月19日。育苗するのが普通ですが、小生は専ら直播き。
高温性の作物なので温度が低いと発芽が悪く、水分不足でも発芽しません。
しかし、それは覚悟の上で7、8粒と多めに播き籾殻くん炭を掛け、しっかり灌水します。
発芽しても本葉数枚になるまでは弱く、今年は2、3の欠株が出ました。
その時期を過ぎると強くなるのが特徴で、複数発芽したものは全て1本立てにしました。


その後は、管理らしいことをせずとも病気や虫もほとんど付かないので楽勝です。
7月半ばから収穫を開始。主枝を高さ5、60㎝で芯を摘み取ります。
助っ人が摘み取ったのですが、少し高くなったようです。
芯を摘めば、わき芽が伸びてきます。


伸びてきた脇芽を摘めばまたその脇芽が伸びてきます。
小さいわき芽が沢山出ています。


今年は1本立てにしたこともありますが、例年より混み方が少ない。
モロヘイヤといえども乾燥し過ぎだったのかもしれません。
しかし、お盆中にトータル数十㎜の雨が降ったので旺盛に伸び出すでしょう。


収穫は葉を数枚付け、20㎝くらいで摘み取ります。


モロヘイヤはビタミン含量がホウレンソウの数十倍。
野菜の王様と言われ、エジプトの王がモロヘイヤのスープで病が治ったという逸話がよく語られます。
葉にはとろみがありますが、癖がなく、おひたし、天ぷら、和え物、汁物など様々利用できます。


我が家では、軽く湯がいた後、包丁で刻み叩くかミキサーに掛けてとろみを出し、出汁醤油で味を整えるのが定番。
これをたっぷりご飯にのせて食べるのが小生の夏バテ防止法です。
今年のような猛暑続きで食欲が落ちても、これならしっかり食べられます。