里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギ「ネオアース」の長期貯蔵

2021年08月22日 | 畑:土物類

6月半ばに一斉収穫、乾燥していたタマネギを全て室内に取り込み、長期貯蔵に入りました。
乾燥は、作業場の下屋に広げて並べ1週間ほど陰干した後、2通りの方法で乾燥しました。
7月半ばまでは連日の雨で乾きませんでしたが、その後は晴天の日が多く、十分に乾きました。
こちらは大玉のものをコンテナに並べて風通し良い状態で乾燥したもの。


すでに8月早々に、茎を切りコンテナに入れたままの状態で室内に取り込んでいます。


こちらは8~10個のタマネギを、茎を2、30センチ付けてひもで縛り竿に吊し乾燥したもの。


多少光りが入り込むため、少し緑化しているものが出ています。


タマネギが貯蔵中に腐敗する一番の原因は、乾燥不十分のまま沢山重ねて貯蔵することです。
茎の付け根と根の部分が完全に乾いている必要があります。
触ってみれば分ります。ここまで乾燥すれば、重ねて貯蔵しても大丈夫。


竿から下ろし、茎を整理。


かご形のコンテナに詰めました。


やはり貯蔵は風通しが良いところが一番なので、解放されている室内にコンテナに重ねて取り込みました。


作業はみんな助っ人がやってくれたので助かります。 
この中晩生種の「ネオアース」。
この辺りでもマルチ栽培すると5月中から十分食べられるので、今では作っているのはこの1品種のみ。
しかし、何といってもメインは貯蔵。
来春までこの1品種だけで賄います。
とにかくこの品種は貯蔵性が抜群、そして肌が綺麗です。
昨年収穫したタマネギは今春は特に萌芽が遅く、少々芽が伸びはしたものの何と4月一杯食していました。
このような大玉は貯蔵性が劣ると言いますが。


ここ2、3年を見るとあまり気にすることはなさそう。
今年は貯蔵中の状態をチェックしながら、玉の大小を気にせず消費していくことにします。