里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

九重栗カボチャの1番果を完熟で収穫

2021年08月06日 | 畑:果菜類

カボチャの1番果を完熟で収穫しました。
品種は九重栗。
4月28日に我流の省力直播きをしたもの。


昨年に引き続き、親蔓1本仕立てにしています。


空きスペースがあるので、蔓を伸ばし2番果、3番果と穫るつもりです。
すでに10メートル近くにもなっているのではないでしょうか。


そろそろこの辺りで摘芯します。


今年の生育は少し遅れ、1番果は10~15節とバラつきました。
中には20節目くらいに最初の実が着いた株もあります。
これが最も早く6月20日頃、10節目に着果した1番果。
すでに45日以上経っています。


軸はひび割れが多数でき褐色になっています。これが熟した証拠。
カボチャは収穫した後、追熟して糖に転化してから食べるのがよいと言われますが、著名産地の方が畑で完熟させるのが一番と語っているのを聞いてから、受粉後45日以上置いて穫るようにしています。
これらが1番果。
受粉してから40日を超えてきました。


これは定位置に着かず20節目くらいに着いたもの。
まだ軸に青味があります。その代わり大きさが半端ではない。


こちらが2番果。軸の変色が始まりました。


2番果は良く留まりました。
こちらが3番果。


3番果はあまり良く留まっていません。
7月上中旬の梅雨期の受粉になったためでしょう。
2番果の着果が良かったのでそれとの競合もあるかもしれません。
これではさすがに遅いか。


健全な葉が十分な枚数あるので、3番果でも問題なく美味いカボチャが穫れます。
最も早い受粉後45日以上経っている九重栗カボチャを穫ってみました。
重さは2キロくらい。


この九重栗カボチャはいわゆる黒皮。緑が濃く光沢があります。
先が少し尖り、栗のハート形のようになります。 ホクホク感が非常に強いカボチャです。
この辺りのカボチャの嗜好はいわゆる栗カボチャ。粘質のカボチャは好まれません。
半分に切ってみました。
濃い黄色になっており、完熟と言えるでしょう。


こちらは、7月1日に直播きした遅穫り用のカボチャ。


品種は「雪化粧」。
冬至カボチャにも利用する貯蔵用。
昨年は「白爵」で収穫ゼロに終わりましたが、今年はどうか。