里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

酷寒でもレタス類がまだ穫れる

2021年01月26日 | 畑:葉菜類

厳しい寒さの今冬。意外にもレタス類が未だ穫れています。
レタス類は葉の水分が多く組織も軟らかいため凍害を受けやすいはずですが。
12月、氷点下まで下がる日が出てきた頃から、不織布をべた掛けしています。
多くの株が年を越しました。(これが12月収穫最盛のレタス類


これはグリーンリーフレタス。


8月末に芽出しした種を直播きしたもの。
11月早々から本格的な収穫が始まり、旺盛な生育で大株になっています。
葉の縁が黄変していますが、どの株も強い凍害の症状を免れています。


レタス類3種の中では最も凍害に強い。さすがに少し硬くはなっていますが、自家用なら十分食べられます。まだ沢山残っています。
ボリュームが凄い。1株で籠いっぱいになります。


これはサニーレタス。


これも8月末に芽出しした種を直播きしたもの。
やはり11月早々から本格的な収穫となり、間引きを兼ねながらの収穫を繰り返して大株になっています。
こちらは凍害を受けたもの、受けないもの、その程度にも個体差があります。
強い凍害を受けると株全体がしなっと萎れた状態になって元に戻りません。


程度の軽いものは葉先が萎れる程度で全体には及びません。
酷寒の割には耐えているものが多い。さすがに茎は伸びてきました。

これは凍害はありません。大株です。


これは玉レタス、単にレタスと言えばこちら。
品種はシスコ。やはり芽出しの直播き。
かなり傷んでいます。


11月下旬から本格的に収穫が始まり。揃いはイマイチでしたが12月には良いレタスが穫れていました。
玉レタスはそもそも組織が弱く水分が多いので、凍害には最も弱い。特に完全に結球すると弱く、変色して腐ってきます。
こうなると駄目です。


今年は1月になり、最低気温が-10℃近くまで下がる日が何日かあり、葉が凍結しては溶けるを繰り返しているので、普通はもう駄目としたものです。
しかし、使えそうなものがかなり残っています。

これならほとんど問題なさそう。


綺麗な玉レタスです。


今年は酷寒なのに、何故思いのほか凍害がひどくないのでしょうか。
寒冷地のこの辺りでは今頃は全部駄目になっていてもおかしくありません。
不織布の効果もあるでしょうが、急激な低温から免れているからではないかと推察しています。
プラスの気温からいきなり-10℃ではダメージが甚だしいですが、徐々に低温になることで抵抗力が増したのではないでしょうか。