里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

元日はとろろで二日に餅

2021年01月02日 | 暮らし
正月二日は、行事らしいものはありません。
昔は、正月三が日はもっと色んなことがありました。かなり簡素化しました。
習わしとして続いているのは「元旦とろろと二日餅」。
我が家で正月に餅を食べるのは元旦ではなく二日です。
元旦はご飯にとろろです。
三日とろろはよく聞きますが元日にとろろは珍しいようです。
元旦には神棚や仏壇にとろろ飯をお供えします。
とろろ飯といってもお供え用の皿で少量のご飯の上にとろろを僅かのせたもの。
これが、その時の神棚用。


二日には切り餅を焼いてお供えします。
切り餅は、助っ人がついてくれました。
しばらく前から自らは餅つきをせず、助っ人のお相伴に与っています。
かつての我が家では、大きな臼で何臼もついたものでしたが。
切るのだけは自分で切ります。


皿に焼き餅を少々のせお供えします。


これを神棚へ。


右がかまどの神様、左が仏壇用。


かまどの神様。


仏壇。


なぜ、我が家では元日にとろろで、二日に餅なのかは分りません。
両親に尋ねる機会もありませんでした。昔からそうだったということだけかもしれません。
特別に面倒なことでもなく、止める理由もないので続けています。
この辺りでは類似の習わしは結構あります。
止めることは簡単ですが、なかなか止められないもの。
止めると何か良くないことがおこるかもしれないという人間ならではの心持ち。
今日はこの後、例年通り馴染みの農機具屋さんと農業資材屋さんの初売りに。