里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

正に「寒締めホウレンソウ」

2021年01月17日 | 畑:葉菜類

厳寒の中、ホウレンソウを穫っています。
今年の冬はことのほか厳しい。近年は暖冬傾向だったので、何年ぶりかの寒い冬です。
正に「寒締めホウレンソウ」。
これは2回目に播いたホウレンソウで10月10日の種播き。
すでに100日経っています。品種はサカタのタネの「クロノス」。
1回目播種のホウレンソウは生育がよくありませんでしたが、これはまずまずです。


穫り始めたところです。
覆いは何もしていません。
バラ播きですから、揃いが悪く見てくれはよくありません。


これは雪が積もった時のもの。


この畑は日当たりが良いので日が射せばすぐ雪は溶けますが、今年は何度も繰り返しています。
この寒さですから今は生長はほとんどしていないと思います。


薄蒔きですが、低温で地べたに張り付くようになってきたので、株同士が重なってきました。


葉色は濃緑からややくすんだ葉が見られます。これはごく低温に遭ったため。
葉は肉厚で縮みが見られます。本来、この品種は縮みのない品種ですが、さすがにこの酷寒では身も縮むようです。


「寒締めホウレンソウ」という言い方は、ハウスに播いたホウレンソウを収穫期に、敢えてハウスを開放し外気温5℃以下の低温に2週間程度あて、糖度やビタミン含量を高くして収穫しようとするときに使われるようです。
ここでは自然条件下で、それ以上に低温に当たっており、文句なしに「寒締めホウレンソウ」です。
何をしなくても12月くらいから低温に当たりじっくりと生長し、1月には連日5℃以下の低温下で耐え、葉は厚みを増し、糖度が上がり旨味が出てきます。
助っ人が収穫したもの。数株でいっぱいに広がります。


こちらは10月末に播いたホウレンソウ。


12月から不織布のべた掛けをしています。


2月の収穫を目論んでいますが、どうでしょう。
暖冬の昨年は上手くいきましたが、この酷寒では厳しいか。