5月25日(日) 雨のち曇 (「瀬越キャンプ場」~石川県・能美市 「翠ヶ丘いこいの広場キャンプ場」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/88/a6a109352ba0fb67c7813dc2cf0e5c2b.jpg)
昨日からの雨は夜通しテントを叩き続け、4時頃に一時止むも、食事をしていると再び降り出す。昨日余計に歩いたので、今日の距離は30キロ足らずの予定。テントの中で出発準備を終え、もう一度寝直しをする。
8時20分、いくらか小降りになったので出発。テントを撤収しているとき、ボーイスカウトのリーダーに、熱いコーヒーをご馳走になり、激励される。
8時25分、キャンプ場を管理している「竹の浦館」を通過。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/8c/72645b209f1bc47212baedc789558fe0.jpg)
8時40分、上木を通ると、確かにキャンプ場は廃止されており看板だけが残されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/04/6f3e1c7dee3aa9b3ad5c32ce3a754e82.jpg)
通りがかった散歩中の男性から「上木キャンプ場」廃止の事情を聞く。指定地外でキャンプしたり、失火によって周囲の防風林が焼けたりと、無法状態になり危険なのでついに廃止されてしまったとのこと。「瀬越キャンプ場」の宣伝をしてくれ、と言われる。
(以下、たのまれた「瀬越キャンプ場」の宣伝をします。
所在地 石川県加賀市大聖寺瀬越町東浜上木境1番地1
交通アクセス 北陸自動車道 加賀IC から 車 で 10 分
申込み 竹の浦館へ
竹の浦館 〒922-0671石川県加賀市大聖寺瀬越町イ19番地1
TEL 0761-73-8812
幕営料 300円)
その後、北陸自動車道をくぐるころから霧が濃くなる。やがて雨が本降りになり雨具を着用。
9時15分、畑町で雨宿りがてら15分ほど小休止。
小野坂トンネルを抜けたところでさらに雨が強くなって来、
10時、開発神社で再び10分ほど雨宿り。
10時40分、ようやく雨が上がるが、いつ降り出すかも知れずと考え、雨具は着たままで行く。
10時50分、小塩辻を通過。広々とした田園地帯には、コスモスに似た黄色い花(オオキンケイギクか?)が路傍に沢山咲いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/55/47a4a2c4e5571c0ba89138733cf2b038.jpg)
11時10分、宮地廃寺塔心礎石跡を通過。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/29/ac968efde56955fcdfc216f9f2795724.jpg)
解説によると、7世紀後半、白鳳時代のものと推定されるとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b7/44522519fc47c9de3a332c3b0ad35b92.jpg)
11時30分、篠原古戦場跡を通過。源平合戦において、木曽義仲と戦った平家軍武将の斉藤実盛が劇的な最期をとげた所。
『奥の細道』の「むざんなや 甲(かぶと)の下の きりぎりす」の句は、この戦いに題材をとったもの。
すっかり雨が上がり、篠原古戦場跡にあるトイレ横で雨具を脱いでいると、清掃員が来てしばらく話をする。75歳で、この地域のトイレを数箇所廻って清掃するのが仕事という元気なお爺さん。道路状況とコンビニの場所を教えてもらい、激励される。
12時10分、コンビニにて、今夜と明朝の食料などを購入。牛乳、野菜ジュース、食パン、ミルクフランスパン、ハム、ピーナッツ。野菜ジュースを飲み、ミルクフランスパンを食べて出発。
北陸自動車道を左に見つつ田園地帯を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/e8/caca042bd944db4c41db42e60cc45e69.jpg)
12時30分、海岸沿いの「小松加賀自転車道路」を行くべく、高速道路をまたぐ歩道橋の上。前方と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/d3/f3925bfea53db19af4afca1f763776ff.jpg)
後方を望む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/61/72188b01a721a5362ef00832a46fc244.jpg)
しかしながら、「小松加賀自転車道路」は途中で崩壊していて通行止め。元の道に戻って、再び北陸自動車道と並行し、両側が水田の一直線の地方道20号線を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/e1/b331a42074005d14a958890c5fa4c6f3.jpg)
13時、小松市に入り、一時青空が広がるが、ふたたび雲に覆われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/f6/271a6c6600af8b7662acfce9f426f7ad.jpg)
しばらく歩くと、左右の景観は田園地帯から工業団地に変わる。
14時10分、安宅関跡。ちょっと遠回りになるので素通りしようかとも思ったが、やはり見ていくことにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/43/e390fe0057e68d7ce6f65fcf07490468.jpg)
公園入口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e0/1494ea4d6dfea3fae978e8404756c784.jpg)
義経一行が平泉へ落ち延びる途中、安宅関守富樫左衛門泰家に見とがめられ、白紙の勧進帳を読む弁慶像。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f4/c66230e4e1da7630e17ad3a93baa0f11.jpg)
歌舞伎十八番『勧進帳』で有名。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/7e/227acde75a772ee5de66e4615f1ee5ee.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/1c/37604596d65117e68600782e6f96bac8.jpg)
一行の中に変装した義経がいると言われ、主人の義経を打ち据える弁慶。弁慶の忠誠心に心打たれ、義経一行と知りながら関所を通す関守富樫。
義経の勇気、弁慶の智略、富樫の仁義をたたえ、「勇仁智」と掲げられた像が立てられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/8c/5fc2990d00aea2f491d2d283a9357e29.jpg)
安宅の関を通り抜けた弁慶が、無事を喜んで松を逆さまに植えたという「弁慶逆植之松」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/e1/b002e06097ad3937231b6e5efa99788b.jpg)
安宅関址。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/59/01473b8e51ba9a46d2c8223bfcea279f.jpg)
15時、再びもとの道路に戻り、城南橋を渡る。
小島交差点のコンビニで、ジュースを買いがてら、店員に「小舞子キャンプ場」への行き方を教えてもらう。
言われたとおりに行くと、
15時30分、能美市に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/6a/97ab661fb3359521caf0ff2053056385.jpg)
15時45分、さらに行くと、「翠ヶ丘いこいの広場キャンプ場」がある。
この先の「小舞子キャンプ場」へ行くよりも、明るいうちに濡れたテント類を乾燥させたいと考え、こちらに泊まることに決定。テント場代500円。
テントサイトは松林の中で、風が吹き抜けて快適である。砂地に木の土台があり、その上にテントを設営する。他に利用者は誰も居らず、濡れたテント・雨具を干したり、着替えを洗ったり、食事を作ったり。
夜、Bさんに電話をすると、今あわら市に居り、明日は小松、明後日は金沢の予定とのこと。僕の方は金沢ユースで連泊するつもりなので再会できるといいが。
経費 1523円 累計 162131円
歩数 42785歩 累計 2146723歩
距離 26km 累計 1396km
![にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へ](http://travel.blogmura.com/walktravel/img/walktravel80_15.gif)
(途中から当ブログにこられた方は、右バー「最新コメント」欄の「★はじまり★/ブログを始めました」をクリックして旅のはじめのページに飛び、最上段の「次の記事へ」から順に、日本縦断徒歩の旅をお楽しみください。--管理人より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/88/a6a109352ba0fb67c7813dc2cf0e5c2b.jpg)
昨日からの雨は夜通しテントを叩き続け、4時頃に一時止むも、食事をしていると再び降り出す。昨日余計に歩いたので、今日の距離は30キロ足らずの予定。テントの中で出発準備を終え、もう一度寝直しをする。
8時20分、いくらか小降りになったので出発。テントを撤収しているとき、ボーイスカウトのリーダーに、熱いコーヒーをご馳走になり、激励される。
8時25分、キャンプ場を管理している「竹の浦館」を通過。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/8c/72645b209f1bc47212baedc789558fe0.jpg)
8時40分、上木を通ると、確かにキャンプ場は廃止されており看板だけが残されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/04/6f3e1c7dee3aa9b3ad5c32ce3a754e82.jpg)
通りがかった散歩中の男性から「上木キャンプ場」廃止の事情を聞く。指定地外でキャンプしたり、失火によって周囲の防風林が焼けたりと、無法状態になり危険なのでついに廃止されてしまったとのこと。「瀬越キャンプ場」の宣伝をしてくれ、と言われる。
(以下、たのまれた「瀬越キャンプ場」の宣伝をします。
所在地 石川県加賀市大聖寺瀬越町東浜上木境1番地1
交通アクセス 北陸自動車道 加賀IC から 車 で 10 分
申込み 竹の浦館へ
竹の浦館 〒922-0671石川県加賀市大聖寺瀬越町イ19番地1
TEL 0761-73-8812
幕営料 300円)
その後、北陸自動車道をくぐるころから霧が濃くなる。やがて雨が本降りになり雨具を着用。
9時15分、畑町で雨宿りがてら15分ほど小休止。
小野坂トンネルを抜けたところでさらに雨が強くなって来、
10時、開発神社で再び10分ほど雨宿り。
10時40分、ようやく雨が上がるが、いつ降り出すかも知れずと考え、雨具は着たままで行く。
10時50分、小塩辻を通過。広々とした田園地帯には、コスモスに似た黄色い花(オオキンケイギクか?)が路傍に沢山咲いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/55/47a4a2c4e5571c0ba89138733cf2b038.jpg)
11時10分、宮地廃寺塔心礎石跡を通過。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/29/ac968efde56955fcdfc216f9f2795724.jpg)
解説によると、7世紀後半、白鳳時代のものと推定されるとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b7/44522519fc47c9de3a332c3b0ad35b92.jpg)
11時30分、篠原古戦場跡を通過。源平合戦において、木曽義仲と戦った平家軍武将の斉藤実盛が劇的な最期をとげた所。
『奥の細道』の「むざんなや 甲(かぶと)の下の きりぎりす」の句は、この戦いに題材をとったもの。
すっかり雨が上がり、篠原古戦場跡にあるトイレ横で雨具を脱いでいると、清掃員が来てしばらく話をする。75歳で、この地域のトイレを数箇所廻って清掃するのが仕事という元気なお爺さん。道路状況とコンビニの場所を教えてもらい、激励される。
12時10分、コンビニにて、今夜と明朝の食料などを購入。牛乳、野菜ジュース、食パン、ミルクフランスパン、ハム、ピーナッツ。野菜ジュースを飲み、ミルクフランスパンを食べて出発。
北陸自動車道を左に見つつ田園地帯を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/e8/caca042bd944db4c41db42e60cc45e69.jpg)
12時30分、海岸沿いの「小松加賀自転車道路」を行くべく、高速道路をまたぐ歩道橋の上。前方と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/d3/f3925bfea53db19af4afca1f763776ff.jpg)
後方を望む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/61/72188b01a721a5362ef00832a46fc244.jpg)
しかしながら、「小松加賀自転車道路」は途中で崩壊していて通行止め。元の道に戻って、再び北陸自動車道と並行し、両側が水田の一直線の地方道20号線を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/e1/b331a42074005d14a958890c5fa4c6f3.jpg)
13時、小松市に入り、一時青空が広がるが、ふたたび雲に覆われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/f6/271a6c6600af8b7662acfce9f426f7ad.jpg)
しばらく歩くと、左右の景観は田園地帯から工業団地に変わる。
14時10分、安宅関跡。ちょっと遠回りになるので素通りしようかとも思ったが、やはり見ていくことにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/43/e390fe0057e68d7ce6f65fcf07490468.jpg)
公園入口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e0/1494ea4d6dfea3fae978e8404756c784.jpg)
義経一行が平泉へ落ち延びる途中、安宅関守富樫左衛門泰家に見とがめられ、白紙の勧進帳を読む弁慶像。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f4/c66230e4e1da7630e17ad3a93baa0f11.jpg)
歌舞伎十八番『勧進帳』で有名。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/7e/227acde75a772ee5de66e4615f1ee5ee.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/1c/37604596d65117e68600782e6f96bac8.jpg)
一行の中に変装した義経がいると言われ、主人の義経を打ち据える弁慶。弁慶の忠誠心に心打たれ、義経一行と知りながら関所を通す関守富樫。
義経の勇気、弁慶の智略、富樫の仁義をたたえ、「勇仁智」と掲げられた像が立てられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/8c/5fc2990d00aea2f491d2d283a9357e29.jpg)
安宅の関を通り抜けた弁慶が、無事を喜んで松を逆さまに植えたという「弁慶逆植之松」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/e1/b002e06097ad3937231b6e5efa99788b.jpg)
安宅関址。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/59/01473b8e51ba9a46d2c8223bfcea279f.jpg)
15時、再びもとの道路に戻り、城南橋を渡る。
小島交差点のコンビニで、ジュースを買いがてら、店員に「小舞子キャンプ場」への行き方を教えてもらう。
言われたとおりに行くと、
15時30分、能美市に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/6a/97ab661fb3359521caf0ff2053056385.jpg)
15時45分、さらに行くと、「翠ヶ丘いこいの広場キャンプ場」がある。
この先の「小舞子キャンプ場」へ行くよりも、明るいうちに濡れたテント類を乾燥させたいと考え、こちらに泊まることに決定。テント場代500円。
テントサイトは松林の中で、風が吹き抜けて快適である。砂地に木の土台があり、その上にテントを設営する。他に利用者は誰も居らず、濡れたテント・雨具を干したり、着替えを洗ったり、食事を作ったり。
夜、Bさんに電話をすると、今あわら市に居り、明日は小松、明後日は金沢の予定とのこと。僕の方は金沢ユースで連泊するつもりなので再会できるといいが。
経費 1523円 累計 162131円
歩数 42785歩 累計 2146723歩
距離 26km 累計 1396km
![にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へ](http://travel.blogmura.com/walktravel/img/walktravel80_15.gif)
(途中から当ブログにこられた方は、右バー「最新コメント」欄の「★はじまり★/ブログを始めました」をクリックして旅のはじめのページに飛び、最上段の「次の記事へ」から順に、日本縦断徒歩の旅をお楽しみください。--管理人より)