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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

同じ構図 3/3

2020-04-07 03:33:20 | 社会


> 一方、米国の場合、NCR(アメリカ合衆国原子力規制委員会)やCDC(アメリカ疾病予防管理センター)などの組織は、専門家集団の組織で、トップにはその道の専門家(原子力工学の博士号を持った人や医者)がおり、そこが専門知識と強い権限を持って事故や大流行に対処する仕組みになっています。

わが国もアメリカに見習うべきですね。専門家の指導に皆が従うべきですね。専門性のないわが国の人間序列が問題の核心になっているのでしょうね。

>ちなみに、この問題と、私が常日頃から指摘している日本のITゼネコン問題は、根っこは同じところにあると思います。>簡単には人を解雇できない解雇規制と終身雇用・年功序列制度が、専門職の人を要所に置くことを嫌い、霞ヶ関の官僚に代表される「専門知識はないけれど、事務処理能力や管理能力は高い人々」を重要なポストに置き、専門家は必要に応じて外部から調達する、というシステムが日本のあらゆる所に作られてしまっているのです。

そうですね。わが国は同次元序列の序列社会でできていますね。大日本帝国の陸軍と海軍も協力し合わなかった。

> 今回の事件を受け、日本にも米国のCDCに相当する組織が必要という意見が聞かれますが、組織作りを官僚たちに任せておくと、厚労省からの出向者ばかりで構成される「非専門家集団」を作りかねないので、注意が必要です。

そうですね。知識は無くても権力は握りたい。それが序列人間の悪いところです。日本語の ‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的上下判断のなせる業です。
日本人には意思がない。だが、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。
意思疎通は無いが、恣意疎通 (阿吽の呼吸・つうかあの仲) がある。
意思決定 (理性判断) はできないが、恣意決定 (盲目の判断) をする。
だから、素人の恣意決定にも周囲の違和感がない。それで非専門家の集団が存続します。
専門性を重んじない習慣が民度の低い社会を形成しています。危機に対する対処が難しい。

イザヤ・ベンダサンは、自著<ユダヤ人と日本人>の中で、我が国の評論家に関して下の段落のように述べています。
評論家といわれる人びとが、日本ほど多い国は、まずあるまい。本職評論家はもとより、大学教授から落語家まで (失礼! 落語家から大学教授までかも知れない) 、いわゆる評論的活動をしている人びとの総数を考えれば、まさに「浜の真砂」である。もちろん英米にも評論家はいる。しかし英語圏という、実に広大で多種多様の文化を包含するさまざまな読者層を対象としていることを考えるとき、日本語圏のみを対象として、これだけ多くの人が、一本のペンで二本の箸を動かすどころか、高級車まで動かしていることは、やはり非常に特異な現象であって、日本を考える場合、見逃しえない一面である。 (引用終り)

日本語には、階称 (言葉遣い) というものがあります。
ですから、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な上下判断ができないと、日本語の日常会話にも差支えが出るほどです。序列関係が決まらないと、口を利くのも難しい。だから、よそよそしい人間関係になります。
その上、礼儀作法も序列作法になっているので、世俗的な上下判断 (序列判断) に疎い人は礼儀正しい日本人にはなれません。
下の者ほど割の悪い扱いを受けることになりますので、誰もが向上心を持つことになります。上下作法を間違えると厳しい祟り (仕返し) が待ち受けております。ですから、序列関係は片時も忘れることができません。
人を見損なってはいけないという想いが高じて、強迫観念の域に達しております。ですから、日本人は堅ぐるしい日常生活を送っています。
序列人間でないと日本人に信用されません。ですから、非国民・外人・棄民とは呼ばれたくないのです。序列が頼りですから移民して序列のない社会に入ると心身ともに疲れ果てます。ですから、この島国に閉じこもっていたいのです。

>(後略)
>引用:リンク
>「mag2news」


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同じ構図 2/3

2020-04-07 00:46:10 | 社会

>この官僚システムにとっては、親から引き継いだ「票田」を活用して政治家になったビジョンのかけらもない二世議員だらけの政治家を、後ろから操る形で国を運営するのが一番都合が良いのです。

そうかもしれませんね。
宮本政於の著書〈お役所の掟〉には、官僚絶対主義のことが出ています。以下は、著者(宮)と厚生省幹部(幹)との会話であります。
宮「憲法に三権分立がうたわれているのは、権力が集中すると幣害がおきるから、との認識に基づいているのでしょう。今の日本のように、官僚組織にこれだけ権力が集中すると幣害もでてきますよね」、幹「ただ、日本はこれまで現状の組織でうまく機能してきたのだ。それによく考えてみろ。いまの政治家たちに法律を作ることをまかせられると思うのか。そんなことをしたら日本がつぶれる」、宮「日本の立法組織にそれほど造詣(ぞうけい)が深くないのですが、私も認めざるをえません」、幹「そうだろう。『やくざ』とたいしてかわらないのもいるぞ」、宮「私もテレビ中継を見て、これが日本を代表する国会議員か、と驚いたことがなん度かあります。とくに、アメリカとか英国とは違い、知性という部分から評価しようとすると、程遠い人たちが多いですね。でも中には優秀な人がいるんですがね」、幹「政治は数だから。いくら優秀なのがひとりふたりいてもしようがない。ある程度の政治家たちしかいないとなれば、役人が日本をしょって立つ以外ないのだ」(引用終り)

>このシステムは、平時で、国としてやるべきことが明確な時はとても有効に作用します。 >戦後の高度成長期が良い例です。 >「欧米になんとか追いついて先進国の仲間入りをする」という一つの明確なゴールのために、政官民が一緒になって働くことが出来ました。

国中が馬車馬のようになって走っていたころは、それでもよかったのでしょうね。

>しかし、原発事故のような「想定外」の事態になると、途端に日本の官僚機構は機能不全を起こします。

日本語には ‘今・ここ’ だけがある。日本人には現実があって、未来がない。現実の努力は事実の後追いでも実行できますが、未来の内容には洞察力 (非現実) が必要ですね。その未来の内容が日本人には想定外となっています。ですから、危険極まりないことになっています。

>政治家はもちろんのこと、原子力安全・保安院すら経産省から出向した素人の集まりだったため、事故を起こした当事者である東電に適切な指示を出すことが出来ないのはもちろんのこと、人権よりも東電や保安院のメンツが重視されたりすることになってしまうのです。

そうですね。わが国は序列社会で成り立つ国ですからね。何がなくても人間序列を維持する必要がありますね。序列を維持できないことは、メンツをつぶされたことになります。

> 本来ならば、菅総理が「脱原発」を宣言した時点で、日本は脱原発に舵を切るべきだったし、東電は破綻させて解体し、発送電分離を加速させる良いチャンスだったのですが、電力会社と持ちつ持たれつの関係になっていた経産省が、そんな急激な方針変更を許すわけがなかったのです。

官僚には政治責任はありませんね。責任は菅総理にあります。経産大臣は総理の協力者ですね。

> 今回の新型コロナウィルスに関しても、結局厚労省の役人も大臣も、伝染病に関して全くの素人であり、専門家の意見を聞きつつ、リーダーシップ不在で行動するしかないので、今回のような体たらくになってしまうのです。

そうですね。専門家が指導すれば問題ないでしょうね。しかし、専門性は同次元序列の序列制度に馴染まないでしょうね。


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同じ構図 1/3

2020-04-07 00:20:03 | 社会

>354284 原発事故と同じ構図。 >新型肺炎に官僚システムが太刀打ちできぬ訳  >二島圭入 ( 27 会社員 )   20/03/05 PM09 【印刷用へ】
>コロナウィルスが話題になっていますが、その驚異以上に日本政府の対応の悪さがどんどん露呈しています。>***
>【危機に弱い日本の官僚システム】
> 新型コロナウィルスに対する日本政府の対応は惨憺たるものです。 >原発事故の日本政府の対応に通じる部分もあり、「日本の官僚システムは危機に弱い」ことが証明されたと感じています。

そうですね。事務方の職員が危機に強いなどとは想像もできませんね。

> 二つの事例で共通する点をあげると、
>・人権よりも秩序が重視される 

そうですね。日本人特有の礼儀作法の一環ですね。

> ・「国民のパニックを避ける」「国の評判を落とす」などの理由で情報が隠蔽される 

‘民は、知らしむべからず。よらしむべし’ の教えですね。

> ・「痛みを伴う決定」が出来ない 

思いやりの精神ですね。気分・雰囲気に囚われていますね。

> ・誰も責任を取らない

兎角 この世は無責任ですね。この国がひっくり返った時にも責任者は出なかった。

>福島第一原子力発電所での過酷事故においては、事故後数時間の段階で炉心融解(メルトダウン)が起こっていることは、専門家の目から見れば明らかだったにも関わらず、東電も政府もその事実を隠蔽し続けました。

私も、最初にわが国でメルトダウンが起こっていることを知らされたのはアメリカ人からでした。

>「メルトダウンを起こす」ことは、原発を運営する国としてとても不名誉なことであり、なんとかメルトダウンという言葉を使わずに誤魔化そうとしたこと(当初は、「炉心損傷」という言葉が出てきたのがその証拠です)が明確です。

ソ連の事故の時はメルトダウンという言葉をわが国でも使っていましたけれどね。
日本人のやり方は、大本営発表の時と同じですね。

>さらに悪いのは、米国政府が空から測定したデータで、かなり広い地域が放射能で汚染されていることを把握しながらも、速やかな避難命令を出さずに、数多くの国民を被曝させてしまいました。

日本人は、意思決定に問題を抱えていますからね。
日本人には意思がない。意思は未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思 (will) がない。それで、優柔不断・意志薄弱に見えます。

> 今回の新型コロナウィルスの件に関しても、既に感染の経路が特定出来ない感染者が出ているにも関わらず、日本政府は「市中感染が起こっている」ことをなかなか公式には認めたがりません。 >それもこの状態を見れば、既に国内に数千人から数万人の感染者がいるだろうことは科学的に見て明らかなのだから、民間の力を使った大規模なPCR検査により、「現状の把握」をすることが何よりも大切なのにも関わらず、それをしないのは「見かけ上の感染者の数」を増やしたくないとしか思えない行動です。

未だに我が国は ‘見栄と外聞’ の世の中ですね。上辺が大切で、実情の把握がなおざりにされていますね。

> 二つのケースで共通するのは、専門家の意見(メルトダウンが起こっている、市中感染が起こっている)という意見が、専門的な知識に乏しい官僚と政治家によって握りつぶされ、「正確な情報に基づいた施策」というプロセスそのものが否定された結果、せっかく手に入れた情報を活用しない、自分たちに都合の悪い情報を隠蔽するなどの行動に出るというパターンです。 

官僚と政治家は、保身第一主義に徹していますね。何しろ、無哲学・能天気ですからね。有るのは処世術 (現実) のみですね。

>この手の話をすると、すぐに「政治家が悪い」、「官僚のモラルが低い」と批判する人がいますが、私はそんな考え方では、この問題は解決しないと思います。

そうですね。問題の根が深いですね。根本の問題を指摘しなくてはなりませんね。

> 根本的な問題は、日本の官僚システム(および、その結果の「票集めと利権争いだけをする政治家」)にあり、そこにメスを入れない限りは、未来永劫、何も変わらないと私は思います。 

そうですね。官僚は ‘なあなあ主義’ のなれの果てですね。

> 日本の官僚は、東大法学部に代表される、知能指数は高く、事務能力だけは高いが専門的な知識に乏しいエリート集団です。

そうですね。同次元で序列を作る人間には専門性などはありませんね。

>彼らに(システムから)与えられたミッションは、「誰が政治家になろうと、方針をコロコロと変えずに、国の秩序を安定して遂行すること」にあります。

官僚には、政治責任はありませんからね。お変わりのないことが何よりなことですね。


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