>人生哲学なんてたいそうなものは持ち合わせていないが、わたしは選択肢の多い人生を送りたいと思っている。
そうですね。各人に哲学は必要ですね。Everyone needs a philosophy.
>「これしかできない」よりも「たくさんの可能性のなかから選べる」という人生の方が、楽しそうだからだ。>でも、「日本は人生の選択肢について考えづらい国かもしれないなぁ」なんて思っている。
無哲学・能天気の人たちには、考えることは難しい。
> * >日本では、中学を卒業したら高校へ進学し、高校に進学したら大学に行くか就職するのが「ふつう」だ。(略) >ただ、規定路線の上にいることで、それ以外の選択肢があることを気づけないのは、ちょっと問題だなぁと思う。
そうですね。少年よ、大志を抱け。Boys, be ambitious.
>わたしがドイツの大学に入学して驚いたのはまず、みんな年齢がちがうということだった。>直接進学した人、1年間ボランティアをしてから進学した人、3年働いてから大学に入った人、転科してきた人。みんなそれぞれ、人生の選択をした結果、大学に通っていたのである。>卒業するタイミングも就職するタイミングもバラバラ。>3年で卒業して就職する人もいれば、5年で卒業してその後インターンシップをいくつか経験する人もいるし、大学を辞めて職業教育に切り替える人だっている。
生涯教育ですね。
>こんな状況なものだから、「○○らしくしなさい」「××しないなんてみっともない」という考えもあまりない。
‘〇〇らしく’ というのは、気分・雰囲気の問題でしょうね。
>わたしが「もう20代も半ばだからちゃんと働いかないと……」なんて言うと「なに言ってるの、まだ若いんだからやりたいことをやりなさい!」と言われるし、「フリーランスです」と言っても「あらそう」と淡白な返事で終わる。
感心してもらいたいですね。
>何歳だろうが、どんな立場だろうが、意思をもって選んだ道なら、たいていの場合はとやかく言われない(さすがに働かずゲーム三昧、となると話は別だが)。>こんな感じだからこそ、ドイツには自分の人生を選び取っていくという意識が根付いているんだと思う。>でも日本だと、明確な規定路線があるから、それから外れる選択肢が視野に入らないようになっている気がする。>いや、「あえて目を向ける必要がない」と言うべきか。
さうですね。’東大一直線’ か。
> *(略) >ドイツでできるたいていのことは、実は日本でもできる。>規定路線から外れると片身が狭かったり、悪目立ちしたりする可能性があるが、日本でだって好きなように生きることが可能なはずだ。>よく「敷かれたレールの上を歩く人生なんてつまらない」と言う人がいるが、ではそういう人が無理やり親に進学させられたり、家業を継ぐことを強制されたかというと、案外そうでもない。>だれかが頼んでいるわけでもないのに、勝手に「みんながこうするからこうすべきなんだ」と自分で思い込み、それをだれかに押し付けられた生き方だと思っていただけにすぎない人も多いのだ。>その気持ちはよくわかる。
日本人には、意思がない。意思のないところには、方法 (仕方) がない。仕方がないから、無為無策でいる。優柔不断・意志薄弱に見える。
>日本にいたとき、わたしは疑問ももたずに大学に進学したし、留学する機会が舞い込んでこなかったら、ふつうに就活して就職を選んだだろう。>でも、それ以外の生き方だって、本当は可能なのだ。>日本では、わざわざ<ソト>に目を向ける必要がない。
わが国は、島国ですからね。’井の中の蛙、大海を知らず’ です。
>みんなが踏みならしてできた確実な道から逸れて舗装されていない泥道を歩くなんて、かなりのモノズキである。(略) >これは、日本にその選択肢がないわけではなく、日本ではそういった選択肢が視野に入らないような雰囲気になっているからだと思う。
メンタリティ (考え方) の問題ですね。
>道しるべがあること自体は悪いことではないし、道しるべがあることで迷わず生きられる人もいる。>ただ、それ以外の選択肢も、実は世の中にはたくさん、本当にたくさんあるということには、気づいたほうがいい。>学校はなかなかそういうことを教えてくれないし、親が企業勤め、自分も大卒就職組なら、それ以外の選択肢に目を向けようなんて思わないかもしれない。
>ただ、するかしないかに関わらず、「ほかにも選択肢がある」ということが頭のなかにあるかどうかは、とても大切だ。(略)
そうですね。自由な発想をする人が増えると良いですね。
自由とは、意思の自由のことである。意思がなければ、自由にも意味がない。日本人には、意思がない。恣意 (私意・わがまま・身勝手) はあっても、どこの国でも許されない。自由のはき違えになるからである。それで、わが国においては、’不自由を、常と思えば不足なし’ となる。封建時代の名残かな。
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