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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

神田眞人氏  

2024-07-30 19:39:02 | 文化

>現代ビジネス   >このままでは日本経済はダメになる「財務省の宇宙人」が退任前に残した「報告書」のヤバすぎる中身   >週刊現代によるストーリー・   >11時間   

>このままいけば日本経済は衰退するだろう。   

>その瀬戸際だからこそ、指摘しておかなければならないことがあるーー神田財務官が最後に残した報告書に書かれた、日本への処方箋を読み解いていく。   

>いわば「卒業論文」   

>「3ヵ月間の議論を通じて、神田財務官が抱いていた『このままでは日本経済はダメになる』という危機感を十二分に感じ取ることができました。   

>この議論をもとにまとめ上げられた今回の報告書は、財務官の官僚時代を締めくくる『卒業論文』といってもいいでしょう」(土居丈朗・慶應義塾大学経済学部教授)   

'21年に財務官に就任して以来、荒れ狂う円相場を沈静化するため何度も介入を決断し「新・ミスター円」として注目を集めた神田眞人氏(59歳)が、7月末で退任する。   

>灘中高時代から成績は常にトップクラス。   

>東大法学部を卒業して旧大蔵省に入省するとここでも頭角を現し、主計局次長や国際局長など重要な職務を歴任してきた。   

>その神田氏が、退任の4ヵ月前から開いていた研究会がある。   

>自身が信頼を寄せる大学教授やエコノミスト20名を集めて徹底的に日本経済の未来について語り合ったこの会は、通称「神田勉強会」と呼ばれた。   

>その勉強会の成果としてまとめられた「報告書」が、神田財務官の退任に際して発表されたのだ。   

>冒頭でこの報告書を「神田財務官の卒業論文」と評した土居教授も、この勉強会に加わったメンバーの一人。   

>報告書の意義について、こう語る。   

>「労働力不足に貿易収支の赤字化など、日本経済が抱える問題は多岐にわたります。   

>これらの問題が単発で論じられることはありましたが、神田財務官は『すべての問題はつながっていて、日本の構造そのものを変えなければ根本解決はできない』という認識を持っていました。   

 

そうですね。日本の構造であり、日本人の頭の構造ですね。      

 

>こうした問題意識を持つ官僚や政治家は、たくさんいます。   

>ところが、官邸や政治家が提起すると、たちまち各所から反発が相次ぎ、先送りされるきらいがありました。   

>神田さんはこんな閉塞した状況を打ち破ろうとこの会を立ち上げたのだと思います」   

 

日本人は何処にも行かないメンタリィティですからね。   

 

>財務省内の会議室で5回にわたり開かれたこの勉強会。   

>毎回23人が日本経済の抱える問題についてプレゼンし、それを聞いた他の出席者と自由に意見を戦わせる方式で行われた。   

>多忙を極める神田財務官も毎回出席し、必ず的確なコメントを寄せたという。   

>出席者の一人が明かす。   

>「毎回2時間近く白熱した議論が展開されましたが、驚いたのは、神田さんが出席者全員の本や執筆レポートの内容を頭に入れたうえで、コメントや総評を行ったことです。   

>神田さんの本気を感じ取り、議論にも熱がこもりました」   

>日本のカネが垂れ流しに   

>年間200冊近く本を読み、毎週末には趣味のテニスも欠かさない。   

>異常ともいえる知識の幅と行動力から「宇宙人」と評された神田財務官。   

>氏を中心にまとめ上げられた提言書はいわば、日本人に突き付けられた「宿題」である。   

>そこで提示された、この国の課題を見ていこう。   

>報告書の中で最も強調されるのが、日本が海外の国々との取引やサービスのやり取りで生じる「国際収支」のなかで、「貿易収支の赤字」や「サービス収支の赤字」が膨らんでいる問題だ。

>過去、日本は自動車や家電などを海外に大量に輸出することで、安定した貿易黒字を保ってきた。   

>ところが近年、日本製品は中国や韓国の家電・スマホメーカーの製品に圧倒され、自動車や産業機械以外の黒字の担い手が不在となっている。   

>勉強会のメンバーの一人で、みずほ銀行チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏が補足する。   

>「いま、世界各国で環境にやさしく、自動運転等の機能を有した新世代型の車の開発が進んでいます。   

>もしかすると日本の自動車がまったく売れない時代が来るかもしれない。   

 

旧態依然とした態度を続ければそうなるでしょうね。   

 

>将来的には自動車産業でも日本の競争力が失われることが、報告書では危惧されています」   

>さらには東日本大震災以降原発がほぼ停止しているため、エネルギー資源を輸入するコストも膨大に膨らんだ。   

>結果、'22年以降、日本の貿易収支は赤字に陥っている。   

>これが一つ目の大きな問題。   

>続いて指摘されている「サービス収支の赤字」について、唐鎌氏が解説する。   

>「インバウンドが好調なため旅行収支の黒字は過去最大規模になっていますが、一方で日本からアマゾンやグーグルなどの巨大IT企業への支払い額が膨大に膨らんでいます。   

>さらに、海外企業への保険料の支払いや、経営コンサルティングサービスなどへの支払いも増え続けていて、サービス収支の赤字幅は深刻になっています。   

>これが日本経済の大きな重荷になっているのです」   

 

旅行収支が好調で、知的産業が振るわないというのは問題ですね。日本人の頭の使い方が遅れているのでしょう。これは大問題ですね。天下の秀才ばかりではどうしようもないですね。            

 

>現在、日本の経常収支は黒字となっているが、それを支えているのは「第一次所得収支」(海外への投資で得られる収益など)のみで、貿易収支やサービス収支は赤字。   

>さらに、第一次所得収支の黒字も、その多くが日本国内に戻らず、日本のカネが海外で循環している状態。   

>つまり、「日本から海外に大量におカネが出ていく状況」が続いているのだ。   

>これでは円安が進む一方で、日本は貧しくなるばかり……というのが、この報告書が提示した最も大きな問題点だ。   

 

日本人には現実があって非現実が無い。

事実の内容があって、考え・哲学の内容がない。  

儀式 (形式) があって、教義 (内容) がない。  

非現実が無いことから、ことさら現実に拘ることになる。だから、現実は変えられない。  

強固な保守主義の民族になっている。   

世界観がないから、世界が動くとは考えられない。  

無哲学・能天気の結果、移行すべき次の世界が政治指導者から提唱されることは無い。

日本は何処へも行かない。それで日本は衰退途上国になっている。  

為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり。 

 

神は死んだ。もはや我々は上からの指導を必要としない。我々は、自分自身の指導者でなくてはならない。各人に哲学は必要である。Everyone needs a philosophy. 

英米流の高等教育は子供を大人にする為の教育である。思春期の到来とともに言語能力の発達する頃を待ってこの教育は行われる。英文法の中の時制 (tense) を活用して非現実の内容を文に表現する訓練である。子供には現実 (事実) ばかりがあって非現実(哲学・考え) がない。英米流の高等教育は子供から大人に変わる人間に哲学を獲得させようとする仕組みである。すると浅薄な人間が思慮深い人間に変身する。だからどこの国でも英語の高等教育に力を入れることになる。

日本語は現実の内容だけを表す言語である。哲学は非現実 (考え) の内容であるから、思考を停止している日本人には縁がない。日本式の判断だと、見ることのできる内容は本当の事である。見ることのできない内容は嘘である。だから現実ばかりの言葉 (日本語) を話す人が非現実の内容を語る学習をすると常に失敗する。嘘(きれいごと) ばかりを語っていては学習に力が入らない。だから思考停止になっている。それで日本人は相変わらず無哲学・能天気の民となっている。わが国の有権者はあらかた高等教育の真価を体得していない。だから高等教育の無償化は国民の総意が得られない。わが国は英米流の高等教育の導入に失敗し続けているので、何処の国も日本に我が子の高等教育の成果を期待する親はいない。  

今の地球はアングロ・サクソンの支配体制の下にある。個人の哲学が相手を引き付けて人々の尊敬を得る。アフリカ系米国人はアメリカの大統領になった。インド系英国人は英国の首相になっていた。彼等の出世は高等教育の賜物である。

当の日本人の若者はいまもなお国内の序列競争にうつつを抜かしていて、教育内容の吟味などする余地はない。これは日本語文法に階称 (hierarchy) がある為である。’上と見るか・下と見るか’ の判断に囚われざるを得ない。 難関出身者が序列社会でどれほど優位に立つているかの話ばかりで持切りである。それで入試地獄が存在する。世界に関する注意力の不足で日本人は井の中の蛙になっている。国際社会で印欧語族の知識人を相手にして苦戦を強いられることになる。   

 

>さらに報告書は日本の人口減少の問題や、新NISAの普及にともない、日本の個人金融資産が海外に流出している問題などにも言及している。   

 

 

 

 

 

 


党内の浄化  

2024-07-29 22:12:51 | 文化

>アサ芸biz   >「政権交代しかないんだよ」田原総一朗氏に 古市憲寿氏が反論「党内の浄化を」   >アサ芸bizの意見・   >6時間・   

>時事通信が711日に発表した岸田内閣の支持率は15.5%2012年に自民党が政権に復帰してから最も低い数字となり、最新のANNの世論調査によると、43%が次の衆議院選挙後に「政権交代を期待する」と回答した。   

 

国民は気分を一新したいのでしょうね。   

 

>政権交代の気運が高まる中、社会学者の古市憲寿氏が726日深夜放送の「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)に出演。   

>政権交代を真っ向から否定して、視聴者から驚きの声があがっている。   

 

そうでしょうね。   

 

>番組中盤、司会でジャーナリストの田原総一朗氏は立憲民主党と日本維新の会が、政権奪取に向けて連携する可能性は低いと指摘し、「維新の連中はね、公明党に代わって自民党との連立を考えているんじゃないかと思いたくなった」とコメントし、「大チャンスが来たのに、野党第1党を競っている立憲と維新が組まないんじゃ政権奪取できないよね」と続けた。   

 

両党ともに天下取りに熱中しているのでしょうね。   

 

>元NHK職員でタレントのたかまつななも「野党がまとまる必要があると思いますし」と語ったうえで、日本維新の会・馬場伸幸代表の立場から見て、「立憲民主党としての考えがバラバラ」となっている点を問題点に挙げた。   

>すると古市氏が「政権交代したら何が変わるんですか?   

>この日本は」と問題提起。   

 

変わる内容がはっきりしないのも困りものですね。ここが政治家の一番大切な所ですね。      

 

>田原氏が「こんなに自民党が腐りきってるのはね、政権交代しかないんだよ」と答えると、古市氏はこう反論した。   

 

政権交代が腐敗防止策なのでしょうかね。      

 

>「自民党が問題だとしても、『政権交代しました』、それが維新なのか立憲なのかわからないですけど、主義主張が違う政党が組むわけですよね。   

 

議員が無哲学・能天気では変わり映えがしないでしょうね。御一新ということですかね。政治問題を気分・雰囲気・感情の問題としてとらえているのですかね。      

 

>その混乱を恐れている日本国民はいると思うんですよ。   

 

政権交代はサルが玉ねぎの皮を熱心に剥くようなものですかね。中から何が出て来ることやら分かりませんね。      

 

>だったら多少、問題がある自民党でも、このままでもいいんじゃないかなって、ある種、あきらめもあると思うんですね」   

 

堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思えですか。   

不自由を常と思えば不足なしですね。   

 

>政権交代を打ち消した古市氏に田原氏は「こんなデタラメな自民党でいいわけないじゃない!」と猛反発。   

 

そうですね。デタラメの解消が急務ですね。しかし玉ねぎの皮をむく作業だけでは問題は解決しませんね。原因の究明が必要ですね。        .

 

>それでも古市氏は、自民党が下野した後について「その政権が仮にある程度、長期政権になればいいんですけど、一瞬だけ壊してまた戻ったら、その分が無駄になっちゃう」と述べ、「まずは自民党内で総裁を代えるなり、自民党内の浄化みたいなことをしたほうが混乱は少ないと思うんですよ」と持論を展開した。   

 

浄化で倭国の大乱は避けられそうですかね。    

 

>「世論調査で4割が政権交代を望んでいるとの結果が出ているにもかかわらず、古市さんの主張は、政権交代しないほうが混乱は少ないというもの。   

 

4割の人は自民党でなければ何党でも良いという事ですかね。夢と希望を与える政治家はわが国にはいないのですかね。      

 

>政権交代ではなく、自民党の“浄化”を訴えていましたが、一連の裏金問題とその後の法改正の流れを見れば、自民党に自浄機能が期待できないのは明らか。   

 

そうですね。自民党議員は現実の中にドカッとあぐらをかいていますね。彼らには世界観というものが無いからでしょうね。来るべき世界の内容が無い。           

 

>ネット上でも《古市さんそこまで媚びを売らなくても》《政権交代したら困ることでも?》などとツッコミの声があがっていました」(メディア誌ライター)   

>いずれにしても“審判の日”は刻一刻と迫っている。   

 

玉ねぎの皮むきだけでは解決しない問題ですね。問題解決のは知的な作業が必要ですね。      

マッカーサ元帥は1951年5月5日の上院合同委員会で日本人を以下のように評していました。  

‘もしアングロ・サクソンが人間としての発達という点で、科学とか芸術とか文化において、まあ45歳であるとすれば、ドイツ人もまったく同じくらいでした。しかし日本人は、時間的には古くからいる人々なのですが、指導を受けるべき状態にありました。近代文明の尺度で測れば、我々が45歳で、成熟した年齢であるのに比べると、12歳の少年といったところ like a boy of twelve でしょう。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて )  

マ元帥の発言はどの駐日大使よりも率直でしたね。外交辞令がない。彼は知日派の人であった。  

 

>(福島シゲル)   

 

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英文法にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。     

 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 

 

 

 


大学偏差値  

2024-07-29 16:33:55 | 文化

>日刊スポーツ   >茂木健一郎氏「最低最悪。日本の恥」大学偏差値をネタにするユーチューバーを痛烈批判  >日刊スポーツ新聞社によるストーリー・   >5時間   

>脳科学者の茂木健一郎氏が29日までにX(旧ツイッター)を更新。   

>偏差値をネタにするユーチューバーを強く批判した。   

>龍谷大学の准教授・野呂靖氏が27日、自身のXに「先日、偏差値をネタにするユーチューバーがうちのキャンパスにきて学生いじって帰っていったらしい。   

10代のある時期の試験結果を後生大事に抱きしめながら歳をとっていく。   

>それはそれで人の勝手だけど、歳とって出身大学自慢する人には『いま何してるんですか』と聞いてみたい」と投稿した。   

 

日本人の序列信仰ですね。   

 

>茂木氏はXに、野呂氏のこのポストを引用し「最低最悪のユーチューバー。   

>知性のかけらもない。   

>日本の恥。   

>だから日本は没落する」と強い語調で苦言を呈した。   

 

そうですね。わが国は序列バカの国ですからね。  

 

>そして「龍谷大学の方々は、自分の大学に誇りを。   

>すべての学校が、自校にプライドを、そして他校にリスペクトを。   

>それが古来日本のこころじゃなかったかね。   

>偏差値うんぬん言う人はその瞬間愚鈍を告白している」と続けた。   

 

そうですね。日本人は総じて愚鈍ですね。没落途上国の国民に相応しい。      

 

>また、その後のポストでも「『偏差値』は、日本の教育観の劣悪さ、日本の遅れの象徴だと確信しています。   

>『偏差値』を商売のネタにしている大人たちは心底から反省して欲しい」などともつづった。   

 

魚心あれば水心ですから、反省は難しいですね。   

日本語の文法には階称 (言葉遣い: hierarchy) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、(角界のように) 勝負の成績が用いられるが、近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。だから、わが国では難関出身者たちが社会で幅を利かせている。わが国が学歴社会であるというのも、実は序列社会の言い換えに過ぎない。わが国の学歴社会は学問の発展には何ら貢献していないことを知っている必要がある。 序列順位の比較は没個性的でなくてはならない。だから、序列競争の励みは大切な個性の抹殺に手を貸しているのである。  

 

日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら日本人は ‘序列なきところに礼儀なし’ になる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位の通用する所に限られている。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて、人々は堅ぐるしい日常生活を送っている。こうした観念は家族制度・天皇制・家元制度・やくざの一家の構造にまでつながっている。   

 

日本人は序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであると信ずる共通の序列メンタリティを有している。その程度は序列信仰の域に達している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の単なる表現に過ぎないため、個人的精神的には意味がない。下々の衆は上々の衆の祟り (仕返し) を恐れて神妙にしていなくてはならない。上々が無哲学・能天気である事については、下々にとって何ら気になることではない。国民は思考を停止しているからである。だから、日本人の尊敬と序列作法には浅薄さが付きまとう。   

 

政治には未来社会の先取りが必要である。しかし日本人の政治家にも、政治哲学がない人が多い。だから、我々の未来社会の有様を相手に言って聞かせる術がない。それは非現実 (考え) の内容を盛り込むための構文が日本語には存在しないからである。序列人間は人間の序列を作っていて、上位の者 (先輩) と下位の者 (後輩) の間に自分を差し挟むことにより自分たちの存在をウチソト意識として確認し合っている。だから、自己の所属する序列に並々ならぬ帰属意識を持っていて義理 (序列関係から生じる義務) を果たすことに懸命になる。そして、会社では定刻通りに帰宅しないなど義理の仕事にやりがいを感じている。無哲学と序列メンタリティの相乗作用により派閥政治は無くならない。議員は十把ひとからげの扱いになっている。義理が廃ればこの世は闇だ。周囲の序列仲間が自分たちの序列に対する貢献度を評価する。これにより自己の順位は上昇する可能性がある。それが日本人の人生における楽しみである。だが叙勲の機会獲得は難しい。    

 

我が国には社会の木鐸 (ぼくたく世の人を教え導く人) が必要である。わが国のジャーナリストはその要請に応える必要がある。事実の山と木鐸の不在だけがあったのではわが国は立つ瀬なし。‘それがどうした’‘それでどうした’の問いに答えが出せない。我々には絶望の未来が待っている。今こそ我が国民の自覚すべき時である。      

イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で ‘自らの立場’ について以下のように述べています。   

何処の国の新聞でも、一つの立場がある。立場があるというのは公正な報道をしないということではない。そうではなくて、ある一つの事態を眺めかつ報道している自分の位置を明確にしている、ということである。 読者は、報道された内容と報道者の位置の双方を知って、書かれた記事に各々の判断を下す、ということである。 ・・・・日本の新聞も、自らの立場となると、不偏不党とか公正とかいうだけで、対象を見ている自分の位置を一向に明確に打ち出さない。これは非常に奇妙に見える。 物を見て報道している以上、見ている自分の位置というものが絶対にあるし、第一、その立場が明確でない新聞などが出せるはずもなければ読まれるはずもない。・・・・・ (引用終り)    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


石破茂です  

2024-07-28 10:50:44 | 文化

2024726 ()   

>カウラ事件など   

> 石破 茂 です。   

> 194485日に、オーストラリアのニューサウスウェールズ州カウラで起こった日本軍捕虜脱走事件(カウラ事件)から80年になります。   

545名の脱走は史上最多とも言われ、231名が死亡、108名が負傷したと言われています。   

> 今週、ジャスティン・ヘイハースト駐日オーストラリア大使と昼食を共にした際、これが話題となりました。   

>オーストラリアはジュネーブ条約を遵守し、捕虜たちに対して十分な食事と医療を提供し、野球や麻雀などの娯楽も認められていました。   

>ところが日本軍捕虜たちには「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪過の汚名を残すこと勿れ」という「戦陣訓」(194118日、東条英機陸相名で発せられた訓令)が叩き込まれており、「このように楽をしていてよいはずがない」「戦死した戦友に申し訳がない」「捕虜となったことが知れたら家族は村八分の扱いを受ける」などとの思いが募り、助かるためにではなく撃たれて死ぬために、成算のない脱走を図ったのではないかと言われています。  

 

上意下達ですね。上意とは上の者の意思 (理性判断) ではなくて、恣意 (私意・我儘・身勝手) ですね。日本人には意思が無い。         

 

>捕虜たちはこの脱走計画の賛否を投票で問い、その8割が賛成したのだそうです。   

> 現地では毎年慰霊祭が行われ、80周年の節目でもある今年は日本からの訪問団を迎え、例年よりも大きな式典があるとのことでした。   

>私もこの事件の存在は知っていましたが、詳細については今回改めて学んだことでした。   

 

詳細など聞かなくても日本兵のやることは大体想像できますね。   

 

>カウラ市には犠牲者を慰霊し、日豪友好を象徴する日本庭園もあるとのことです。   

> カウラ事件はNHKのドキュメンタリー(2005年)や日本テレビのドラマ(2008年)、映画(「カウラは忘れない」2021年)にもなっているのですが、不覚にもどれも視ておりませんでした。   

>オーストラリアでは多くの人がこれを知っているのに(誰でも知っている、との指摘もあります)、日本ではほとんど語られることもないことに、自分に対する反省も込めて暗澹たる思いに駆られたことでした。   

 

日本人は早く忘れたいのでしょうね。反省にはならない。日本人は反省が嫌いです。         

 

> 「空襲に遭ったら逃げずに火を消せ」と規定した「防空法」(昭和12年成立・昭和16年改正)によって多くの市民が命を落としたのも、「前線で兵隊さんが命を懸けて戦っているときに、市民が逃げることは許されない」との考えに基づくもので、これは「戦陣訓」に込められた思い(「思想」というべきものかはわかりません)と相通ずるものであったのでしょう。   

 

日本人は思考を停止しているので、自己判断というものがありませんからね。上意下達が全てですね。      

 

>徒にパシフィズム的な言辞を弄するつもりはありませんが、過去を直視する誠実さと勇気は持たねばなりません。   

 

そうですね。我々日本人は自分自身の意見を述べる必要がありますね。      

 

> 米国バイデン大統領の選挙戦からの撤退表明には、ああ、やはりとの思いが致しました。   

>あくまでも私見ですが、2021128日、バイデン大統領が記者団からの問いに対して「ロシアがウクライナに侵攻しても、米軍を派遣することは選択肢にない」と発言したこと、また翌2022311日にも「米国とロシアとの直接対決は第3次世界大戦になる」と述べて再度米軍の派遣を否定したことは、大きな問題であったと思っています。   

 

平和を護るには抑止力が必要ですね。素手と言論だけでは平和は守れない。      

 

>「ウクライナはNATOに加盟していないので米国は防衛義務を負わない」とわざわざ言及する必要はなかったし、これがロシアに誤ったメッセージを送ることになったとも思います。   

 

そうですね。この発言はアメリカ人を安心させるための発言ですかね。      

 

>法的に整理すれば、国家同士が同盟関係にないことと、集団的自衛権を行使しないこととは別の話です。   

> その一方、2022523日の日米首脳会談後の記者会見において「台湾防衛のため軍事的関与をする意思はあるか」との問いに対しては「イエス」と即答し、「それが我々のコミットメント(約束・責任)だ」と述べました。   

 

彼は台湾の重要性を十分に認識しているのですね。   

 

>台湾はいかなる集団安全保障機構にも参加していませんし、米国の国内法である「台湾関係法」には米国の台湾防衛義務は全く定められていないのですが、この発言の中国に対する抑止効果は極めて大きく、高く評価されるべきものだったと思います。   

 

そうですね。「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」「百戦百勝は、善の善なるものに非ざるなり」「戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり」  孫子   

 

> 最近常套句のように語られる「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」というフレーズは、それだけでは何らの国益にも資することはありません。   

>ウクライナと台湾との対比を戦術も含めて深く検証し、それを踏まえて日本はどのように行動すべきなのか、法律上、装備上、運用上の準備を今から周到に進めることこそが肝要です。   

 

百年兵を養うは一日これを用いんがためなり。   

 

>次期米国大統領がトランプ前大統領であれ、ハリス副大統領であれ、これは変わるものではありません。   

 

そうですね。抑止力の重要性は変わりませんね。      

 

>米国新政権とクリスチャン・シオニズムとの関係についても、よく知らべておかねばならないと思っております。   

> 合衆国大統領は世界有数の激職であり、四年にわたってこれを務めたバイデン氏に対して、我々は深く敬意を表さなければならないのであって、いかに対立する立場であっても悪罵の限りを尽くす反対陣営の姿勢には強い違和感を覚えます。   

 

そうですね。   

 

> 本日の自民党総務会において、岸田総裁のイニシアティブにより全国で展開されている、自民党改革について全国各地の意見を聴く「車座対話」はいつ一巡し、党本部に設けられた刷新本部においていつ総括を行うのかを質したのですが、明確な回答は得られませんでした。   

>地方の声を等閑視した時に自民党が危機を迎えるのは経験則上明らかなのであり、執行部として真摯に対応されることを切に望みます。   

 

自由民主の国・日本    

我が国は自由主義陣営の一員であるが、我が国民は何かしら自由と民主主義には縁が遠い感じがしている。   

自由とは ‘意思の自由’ の事である。だが日本人には意思が無い。だから、自由そのものにも意味がない。’不自由を常と思えば不足なし’という実感がある。

民主主義は個人 (立候補者) の意思を有権者により選択することである。候補者が無意思であっては選ぶところが無い。無哲学・能天気の国民であっては未来社会の建設に意欲はわかない。個人意思の無い日本人には他の基準による個人選びをするしかない。だから、三バン (地盤:選挙区と後援会・ 看板:知名度・鞄:資金力) が決め手になる。これを頼りにして各人は昔風の義理を果たす。

義理とは序列関係から生じた個人的な義務の事である。選挙により各人は自己の序列に対する義理を果たしている。序列に対する帰属意識が民心に安堵感を呼び起こすのでありがたい。それで ‘義理が廃ればこの世は闇だ’ と信じられている。   

だから我が国民はなかなか真の自由民主に手が届かない。   

 

> 酷暑の日々、皆様ご健勝にてお過ごしくださいませ。   

2024726 ()   

 

 

 

 

 

 

 


石破茂元幹事長  

2024-07-28 02:17:57 | 文化

>共同通信   >石破氏、事実上の出馬表明 自民総裁選 議員票課題  >共同通信によるストーリー・   >6時間   

> 自民党の石破茂元幹事長(67)は27日、鳥取県米子市で開かれた党県連会合で、9月の総裁選への出馬意向を事実上表明した。   

>「この国を鳥取から変えるということをやってみたい」と述べた。   

 

どこからでもこの国を変えてやってください。   

しかし、どのように変えるのですかね。   

変える内容の目玉は国民に周知徹底しているのですかね。   

 

>正式に立候補すれば5度目の挑戦となる。   

 

回数よりも、その内容が大切ですね。    

 

>党内基盤が弱く、国会議員票の上積みが今後の課題となる。   

 

民の信頼は大切ですね。   

(たみ) (しん) () くば立たず。(政治は民衆の信頼無くして成り立つものではない論語・顔淵  

 

>報道各社の世論調査では次期総裁としてトップの人気を誇っており、総裁再選に意欲を示す岸田文雄首相の有力な対抗馬となる可能性がある。   

 

石破氏には現在とは明らかに違った世界の出現を示してもらいたいものですね。  

 

> 石破氏は会合で、正式表明は地元・鳥取で行うと説明した上で、時期については「皆さまとお諮りする」とした。   

 

国を変える内容については、できるだけ早く国民に周知徹底した方が良いですね。   

 

>記者団から出馬の意向が固まってきているということかと問われ「いいでしょう」と答えた。   

 

夢と希望のある改革の内容をぜひ聞かせてもらいたいものですね。