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人材育成 2/2

2020-04-26 21:36:46 | 社会

>286303 つづき
>文部科学省側は正直、きょとんとした表情であり、答弁としても「これまで産業界にもヒアリングを繰り返している」「産業界の中でも議論は収斂していないと承知している」といった内容のものに終始していた。>私のみならず、この「レビュー」の審判である評価員たちからも不満の声が漏れたのは言う までもない。

それでも、事業の責任者は安泰なのでしょうか。

> 特に「グローバル人材育成事業」については私自身、この事業の実施母体として採択された複数の大学が現場でレヴェルでどのような作業をしてきたのかをつぶさに見てきた経緯がある。>その時の様子を今回の「行政レビュー」の場でも文部科学省側にぶつけてみた。 > 「ある大学は『申請したら、思わず通ってしまった』とてんやわんやの大騒ぎ。

関係者は事業に対して冷静沈着ではいられないのですね。

>担当教官が決まるまで実に3か月もかかっていた」 

申請の前に予定担当教官の承諾をあらかじめ取っておくとよいですね。行き当たりばったりは良くないですね。

> 「また他の大学では最初は外部有識者の意見も聞いていたが、採択され、資金が国から入って来るとなった途端に内向きな議論に終始し始め、結果的に外国からの留学生の受け入れ担当に仕事を押し付けつつ、特任准教授を雇って一任することでお茶を濁していた」 

お茶を濁すという表現が気になりますね。真面目な感じがしない。

> 「結局、大学の先生方は『研究者として英語でコミュニケーションできる学生が育てば良い』と考えている。とある大学でははっきりとそう言っていた」 

今更の感じのする発言ですね。それが事業の目的ですか。いままでやってきたこととどこが違うのですか。

> 文部科学省の担当者たちもある意味、可哀想ではある。>我が国における現在の大学教育システムを見る限り、「大学の自治」をかざされると文部科学省の出る幕はない。

大学のことは大学に任せたらよいですね。大学の自治の確立が必要ですね。

>彼らは予定調和で書かれた申請用紙を見比べ、補助金申請の判子を押しているだけなのだ。>そのため、現場レヴェルで一体何が起きているのか分からないのである。

彼らは盲判を押したのですね。

>それに産業人財は「経済産業省」の所管であり、彼らの仕事ではないのである。

それは産業界の問題ですね。経済産業省の責任者の仕事ですね。

>だが、産業人財としてのグローバル人財こそ、財政窮乏にあえぐ我が国では求められているのであって、ここにこの仕事を文部科学省が大学を現場にして行うことの最大の矛盾がある。 

そうですね。産業人材のことは経済産業大臣の専任事項でしょう。
わが国の産業界は、海外から多数のグローバル人材を招き入れるべきですね。そうしたら、わが国の若者とも切磋琢磨することができます。彼らは海外に行く必要はない。国内で研修が可能になります。わが国には、産業がある。だから、まず産業界が外国人に心を開くべきですね。有能な外国人を大量に国内に雇い入れる努力をしなくてはならない。外国人と知り合いになれば、わが国の若者はどのような大学に行くことが自分の為になるかを知ることになる。自信がついたら、日本人も自主的に海外に出かけてゆくと良い。それが正しい産業人の発展の道になるはずです。

> 「現状のデータを見る限り、学生たちが1年間留学するのに1000万円も国費が使われていることになる。 >一体何をもって成果といっているのか。>指標を示せないのならば、正に無駄というべきなのではないか」

全ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。留学の成果は論文でなくてはならないでしょうね。他のものが出てきたら理に合いませんね。高等教育の成果は論文の内容しかありませんからね。

> 「留学させなければグローバル人財は出来ないということは、要するに我が国の大学そのものが当事者能力を失っているということなのではないか。

そうですね。わが国の大学は、欧米の高等教育の成果を上げる力がありませんね。
 ‘(略) しかしいったん、大学に入れば、控えめに表現しても、成績と出席の基準はたるんでいる。大学を含め、日本の子供たちが習うものごとの中核は、主として十八歳までに吸収される。’ (フランク・ギブニー)
だから、留学がわが国の国策になるのでしょう。わが国の学生は、わが国で働く外国大学の卒業生から直接やり方を教えてもらうのが早道です。社交術が必要ですね。

>本当にそれで良いのか」 > 私だけではなく、評価員たちからも矢のような質問が飛んだ。(後略)

現状が良くないから海外に助けを求めているのでしょう。’他力本願・神頼み’ は良くない。産業界の人は、もっとグローバルな態度に変身すべきです。

>引用おわり



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人材育成 1/2

2020-04-26 21:13:40 | 社会

>286303 行き詰まる大学のグローバル人材教育①~グローバル人材とは何か?  >橋口健一 HP ( 50 大阪 技術者 )  14/01/17 PM08 【印刷用へ】
>秋の行政レビューを所管している内閣官房・行政改革事務局からの依頼で、「大学の教育研究の質の向上に関する事業(グローバル人材育成及び大学改革)」に有識者(参考人)として出席した、原田武夫氏の報告より引用。 >リンク
>(前略)
>ここ数年、急激な円高が進行する中、我が国においては産業人財としての「グローバル人財」が求められるようになった。

産業人材という特化した人材の育成が必要なのですかね。

>無論、国としてもこれを議論し、関係省庁による取組を進めている。 >しかし率直にいえば「グローバル人財とは一体何なのか」について、国としての名目なスタンスが決まっているとはおよそ言い難い状況にあるのだ。

グローバル人材とは、さしずめ教養人の事でしょうね。

> 例えば今回の「秋の行政レビュー」にあたって文部科学省が作成・提示した資料(「グローバル関連事業の戦略的取組」)には「グローバル人材の要素とは」として、「グローバルな時代を生き抜く力」とだけ書いてあり、次の5つが列挙してある。 > 「日本人としてのアイデンティティ」 > 「教養と専門性」 > 「語学力を含むコミュニケーション能力と協調性」 > 「新たな価値を想像する能力」 > 「社会貢献の意識」 

日本人としてのアイデンティティとは、歌詠みである事かな。教養と専門性は、哲学的な人間のことですね。社会貢献の意識は、世界観を持つ人間のことですね。

>そしてこれをベースにしながら、「スーパーグローバル大学事業」や「グローバル人材育成推進事業」などを新規・継続で展開していくのだという。
> 文部科学省側からはこれらについて「学生たちをグローバル人財とするために、まずは教育を行う大学をグローバル化する必要がある」「語学偏重ではいけないが、英語能力がまずは重要」「留学生を積極的に招き、かつ我が国の学生たちも積極的に外に送り出す」といった説明が繰り返しなされた。 

わが国は序列社会 (上下社会・縦社会) で成り立つ国ですから、縦社会の外に序列人間を送り出すことは難しいですね。海外に出た者は心身ともに疲れ果てて挫折することが多い。

>だが、これを聞いて有識者(参考人)として参加した私は大いなる違和感を覚えた。

それは、どうしてでしょうか。

>なぜなら私たちが支払う貴重な税金を大量に(平成26年度 分の概算要求額で約229億円)用いてこれらの事業を行う以上、そこで成果物として出て来るはずの若きグローバル人財たちは、「海の向こう側から富を我が 国に取って来る」という役割を果たすという意味での産業人財であるべきだからだ。

個人の教養は金では測れませんね。労働力なら金で表すことができますが。学生は知恵を運び、出稼ぎは金を運びます。

>ところが文部科学省側、さらに言えばその背後にいる大学法人の側において そうした発想は微塵も感じられなのである。 

そうでしょうね。教養のない人間は、グローバルに通用することはないですね。

> 発言を求められ、私からは全国津々浦々の民間企業に対して「グローバル人財研修」を行ってきた経験を踏まえ、次のように説明した。 
> 「グローバル人財にとって第一に必要なのは言語ではない。メラビアンの法則という確立された原則によれば、言語が対人コミュニケーションで果たす役割は7パーセントに過ぎない」 
> 「むしろグローバル人財、特に我が国のそれに必要なのはリーダーシップとコンセプチュアル・スキルだ。
>前者は目標設定、競合戦略の策定、実行力、人を巻き込む力、そして事後的に評価できる力を指す。

そうですね。意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. ところが、日本人には意思がない。仕方がないから日本人は無為無策でいる。
‘やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)  
日本人には意思がない。意思は未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人は意思の内容を言い表す方法がない。

>後者は論理的思考力、システム的思考、これらの時間・空間への拡張、さらには感性によるイノヴェーションを内容としている」 

全ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。
言語 (非現実) の内容を現実の世界で実現すれば、それは創造である。
非言語 (非現実) の内容を現実に示しても、それは創造になる。
いずれにしても創造力が高い評価を受けることになります。  

> 「またそもそもグローバル人財には、国境を超えるビジネス・モデルを創るグローバル・リーダー、海外拠点で現地採用職員を使いこなす現地マネジャー、そして両者のつなぎ役をつとめる伝道師の3つのカテゴリーがある。
>こうした現実論を意識しながら教育しないと適切な形でグローバル人財は育たない」 

国際的な対人関係が大切ですね。


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