3月末で無料の成人病検診を受診した。70歳以上は一般検診のほか、肺、胃、大腸がん検診も同時に受診できる。結果が早めに出た、一般血液検診、肺、胃部検診は異常なかったが、大腸(検便)のほうが二度目の採便も陽性との結果であった。下ネタの話で申し訳ないが、大腸は、採便の検査で、血液の混入により判断される。当然ないに越したことはないが、痔を患っていなければ、大腸からの出血が考えられ、まずポリープか大腸がんを疑われるのであろう。
30年ぐらい前に箱館での定期検診のことが甦ってきた。この時も、採便の結果は陽性で、義兄の同級生が専門医(すでに他界している)であったため、大分でポリープの除去を行っている。以後、医師から毎年検診を受ける必要性を言われたとかすかに覚えているが、特に体調管理をしていたわけではなく、症状が出なかったし、痛みを覚えることもなかったため、成人病検診すら受けていなかった。今回は70歳で無料という川崎市の診療基準に適合し、医師から勧められたことによっている。
今日は第二回目の採便結果を聞くことになり、神妙にしていたが、どうもよい結果が出るとは思わなかった。数日前より、寝覚めが悪く、腸内の洗浄をする夢を見続けていた。亜麻仁油の入ったペットボトルを入院中何度となく飲まされ、つらい思いをした内容である。案の定、担当している院長は、顔色を変えることなく、結果が陽性であり、4回の採便がすべて陽性であることで、早急に内視鏡による検査を告げられた。
市内の病院名を挙げられたが、希望した大学病院は都内であったため、院長にお任せすることとし、最終的には近所の総合病院へ紹介状を書いてもらうことになった。あまり行きたくないが、システム上仕方ないと思い観念している。地元ではあまり評判は良いとは言えず、医師集団は特に良い話を聞かない。とはいっても、地域の総合病院である以上、仕方がない面はある。
帰宅後、検査結果を女房に告げ、直ぐに検査予約の電話を入れることとした。横柄な対応に腹が立ったが、直接紹介状を持って行っても受診は可能であるが、予約が優先といわれ、予約を取るには、検診した医師同士の直接話し合いが必要とのことであった。紹介状までもらっているのにと思いながら、対応の不適正を感じながら、さもありなんと納得である。担当してくれた医師に迷惑をかけるわけにはいかず、予約の後でもよいと考え、直接出向くことにした。