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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

後輩との送別会

2017年03月07日 00時00分01秒 | 日記

平成29年3月6日

 

 人事異動の時期となった。定年退職は一般の人事異動とは異なる決定がなされるのが普通である。嘱託として継続するかしないかだけの希望なので、人事部門においては早めに決めることができる。ほとんどの方は継続雇用が多いが、最近は、ご両親等の介護に専念するため、職を辞する方も増えていると聞いている。また、職場が全国に点在するために、出身地の職場へ配属され、継続雇用されるケースが多い。これは転勤族にとって、最後の配慮ともいえる。

 

 後輩はすでに60歳となっているが、60歳になった年の3月31日までは正規の職員として勤務していて、今回の退職後は栃木県の自宅から通える施設に嘱託として継続雇用されることになっている。本人も引っ越しや、残務整理で多忙であったため、日曜の夕方に懇親会を開くことにした。二人だけの送別会である。彼の住まいと自宅から都合がよい場所として立川で会うことにした。

 

 いつもはこの時期に何人かの知人が退職や転勤があり、祝儀袋を準備しているが、今回に限って在庫がなかった。そういえば、昨年には祝儀袋が変色していて、処分したことを思い出した。思い出したのが、前日だったため、早めに立川へ行き、祝儀袋を買うことにした。また、筆ペンも用意したが、インクの出が悪く、併せて購入することにした。立川駅には早めについたのであるが、駅ビル内の文房具店を探し、祝儀袋を探したが、結婚式のものばかりで、店を変え、ようやく探し出した。退職祝いと餞別を兼ねてであるので、結びきりの飾り結びはマッチしない。選んだのは無地のものである。ついでに筆ペンも購入した。

 

 後輩との約束の時間が近づいたので、レジに向かうと混雑していた。レジで順番待ち、レジを済ませたが、文字を書いている余裕はなく、会場で文字を書き入れることになってしまった。購入した筆ペンはすぐには使えない、穂先の部分にインクが回るのには時間がかかる。気の置けない後輩なので勘弁してもらったが、汗をかいてしまった。お祝いを述べ後輩に渡すことができたので、何はともあれ、けじめはついた。

 

 十数年前に仕事を一緒にした仲間で、最近の人事異動の話を聞いたが、接触したことがない多くの人名には隔世の感がした。十年一昔というが、時の経過が速く、まるで今浦島である。