原画像は結構小さいため、切り取って掲載しています。近くで撮れればよいのですがなかなかチャンスが来ません。
平成27年2月13日
CP+(シーピープラス)とは、毎年開催されるカメラ映像機器工業会が主催で、日本写真映像用品工業会が協賛のカメラショーのことである。2015年2月12日~2月15日までの間パシフィコ横浜で開催中である。入場料は1500円であるが、CP+で検索すると入場引換証が手にはいる。これを持って会場で受付を済ませると無料となる。
暫く振りに行ったパシフィコ横浜であるが、みなとみらい駅を下車すると、平日にも関わらず、多くの見学者と思われる方々と一緒になった。会場受付まで同行したが、カメラを持っている方が殆どであった。会場にはいると既に多くの来場者がいて、企業毎のブースには人だかりがしていた。入場後直ぐにオリンパスのブースがあり、オリンパスのカメラがレンズを持っているとミニュチュアカメラの携帯ストラップをプレゼントされた。
室外は肌寒かったが、会場は来場者の熱気で汗を掻くほどであった。ブースに設けられたステージにはカメラマンが殺到している。大音響で新製品の紹介があり、続いてモデル嬢の登場である。一斉にフラッシュが焚かれ、良いムードである。カメラマンはモデル嬢の撮影が目的であるらしい。自分も負けじとカメラをセットし、微笑みを送るカメラ目線のモデル嬢をカメラに収めた。
来場者の殆どは中高年の男性で8割を占め、残り1割が高齢者の女性で、1割はカメラ関係でスーツ姿のビジネスマンか、プロカメラマンらしき姿の若者であった。若い女性はブースの担当者ぐらいで、中にはアンケートを聞き取る企業の広報を担当する女性がいた。平日であったためか、子供連れや家族とおぼしきグループは殆ど見なかった。
この分野が中高年をターゲットとしているのは判るような気がした。光学機器は新製品の展開が意外に早く、次から次へと魅力のある製品が産み出されている。将に情報の世界で、精密電子機器のオンパレードであり、値段が張る物も多い。若者では手が出せない世界のようである。展示ブースでは、著名なプロが映した映像が放映され、最高の画素数で撮影された画像は、あたかも簡単に自分でも撮れるかのような錯覚に陥る。
決してそうではないことは判っていてもショーの魅力かも知れない。年金暮らしには手が出せない遠い世界であるが、一時であっても、感動と夢を見させてくれたのは事実である。