あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

加藤典洋著「どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ」を巡って 

2019-05-29 14:58:26 | Weblog


照る日曇る日第1261回



1)「正義感」と「いい加減な気分」の共存と対立
・京浜安保共闘と赤軍派
・尊王攘夷の「変態力」(現実(内戦&敗北)との関係で尊王攘夷が 尊王開国へ)
・水戸藩と薩長(前者では現実との関係性が生じなかった)
・皇道派と統制派

2)現実との接触、生甲斐の喪失、空虚、自他への絶望、自暴自棄、自己投棄、自己否定、闘争の渦中での社会転覆、主体性確立、正義への希求、世界認識の試み

3)論理的な整合性のいかがわしさと論理的な不整合性の正しさ

4)「戦争はいやだ。勝敗はどちらでもいい。早く済みさえすればいい。いわゆる正義の戦争よりも不正義の平和の方がいい」(井伏鱒二「黒い雨」)

5)護憲論の現在
・政治的無関心と無力感の蔓延
・骨抜きされた憲法9条
2014年集団自衛権行使容認閣議決定と15年安保関連法制定で個別的自衛権による専守防衛が崩壊、自衛隊の海外派遣、有事に日米軍を米軍が指揮、対米従属の完徹。皇室を利用した令和日米軍事同盟の強化。

6)日本独立の展望は日米安保条約の解消

7)国連の警察軍創設による国際的集団安全保障体制の確立、すべての国における戦争放棄、戦力の不保持、交戦権否定(9条の全世界化)、日米安保の解消

8)自衛隊を国連軍に再編、在日米軍基地撤去、跡地に袁NYの国連本部を移転(都留重人案)


    散策の途中でカラオケ屋に入り13曲を唄う歌人 蝶人


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