あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

高橋源一郎訳・リチャード・ブローティガン詩集「ロンメル進軍」を読んで

2021-01-19 11:17:09 | Weblog

照る日曇る日第1530 回


ブローティガンの詩というのは、例えばこういうやつだ。
「死につつあるきみが最後に思いうかべるのが溶けたアイスクリームだとしたら」
 そうだな。
 そういうのが人生かもな。
こおいうやつもある。
「はじまりは色」
愛がなんだ
わたしは死にたい
きみのあの黄色い
髪にくるまれて
「批評的な缶切り」
この詩には一箇所間違いがある
探しなさい
これも。
「1969年、4月7日」
今日はなんだか気分が悪いので
ひとつ詩でも書きたくなった
どんな詩でもいいんだ
この詩でもさ
詩句がなくて、タイトルだけの詩!?も4つあるぞ。
「サン・デイエゴから来た48歳のこそ泥」
「8ミリメーター」
「88個の詩」
「1891-1944」


 何ひとつ悪いことなどしないのに殺されてゆく百万のニワトリ 蝶人

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 主婦の友社版「誰もが泣いて... | トップ | 主婦の友社版「誰もが泣いて... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事