闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3431~35
1)リューベン・オストルンド監督の「ザ・スクエア」
2017年のスエーデン映画で、美術館のチーフ・キューレーターの上に降りかかる椿事の数々。
2)ルル・ワン監督の「フェアウエル」
2019年の中国人一家の悲喜劇ドラマ。中国では癌の本人告知を行わないそうだ。ヒロイの猫背が気になるずら。
3)ピョートル・アダムスキー監督の「無情」
2019年のポーランド映画。血を血で洗う殺戮を繰り返す怨念の復讐家族。これが古くて新しい戦争の原点なり。
4)クリスティアン=ジャック監督の「パルムの僧院」
スタンダールの原作をジェラール・フィリップ主演で1948年に映画化。ラストで3本道が現れ、3人の運命が暗示されるが、血の気の多いファブリスがそのまま僧院に閉じこもるとは思えないな。ここでのアリア・カザレスの衣裳、ヘエアメイクはてんでイケてない。
5)クロード・オータン=ララ監督の「赤と黒」
スタンダールの原作をジェラール・フィリップ主演で1954年に映画化。レナール夫人のダニエル・ダリューなど美女を次々にモノにする絶好調のフィリップを「パルムの僧院」同様最新版のデジタルマスター版で楽しむ快楽!
殺しても殺してもなおあきたらずついにはてめえも殺しちまうのよ 蝶人