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あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2023年睦月蝶人映画劇場その5

2023-01-21 11:53:13 | Weblog

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3188~97

 

1)フェデ・アルバレス監督の「蜘蛛の巣を払う女」

小説「ミレニアム」シリーズの第4作の2018年の映画化だが、まあ詰まらないね。

 

2)マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督の「狂った血の女」

ムッソリーニ政権化のイタリアで行き死にした実在の女優ルイザ・フェリーザの悲劇を描いた2008年の政治と愛恋の物語だが、別に「狂った血の女」と思えないずら。

 

ブライアン・デ・パルマ監督の「パッション」

まだ健在のうさんくさい監督に拠る2012年のうさんくさい犯罪映画ずら。

 

3)ジェシー・バジェット監督の「ライアー・ハウス」

ゴダールの「息も絶え絶え」と同じ題名を据えた2016年のホラー・コメデイ・サスペンス殺人映画ずら。芸達者を揃えたごきげんな演出が冒頭から続くが、だんだんだれてきて、最後はうんざりというパターンなり。

 

4)ジョン・マッデン監督の「女神の見えざる手」

アメリカ議会でときどき出て来るロビイストなる存在についてその活動の一端を垣間見せてくれる興味深い2016年のセイジサスペンス物。しかしこんな奴らの暗躍を許している民主主義とはそもなんぞや?

 

5)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「プリスナーズ」

娘を誘拐されたために起るどさくさを描くアホ臭い2014年の犯罪映画。

 

6)ダビ・トルエバ監督の「バスルーム裸の2日間」

偶然浴室に閉じ込められた爺と娘の関係を描いた2011年のスペインのエロチックサスペンス人世哲学映画でとても面白い。セクスするかのしれないと思って見ていたら、やっぱるするので60爺やるじゃんかと思った次第。でもあの可愛いマリア・バルベルデちゃんが阿呆莫迦指揮者のドダメルの妻とは、どたまに来るなあ。

 

7)平柳敦子監督の「オー・ルーシー」

寺島しのぶ主演の2017年の日米合作の秀作映画。南果歩、役所広司が脇を固めるが、平柳敦子選手の演出が冴えわたり、フレッシュな忽那汐里最高!

 

8)アラステア・フォザーギル監督の「アース」

地球環境に焦点を合わせ、BBCが5年かけて製作した2007年のドキュメンタリー映画だが、温暖化で北極梅に沈むホッキョクグマの孤影が癌細胞のレントゲン写真のようにいまも残像している。

 

9)ジャック・ペラン監督の「オーシャンズ」

2009年に製作された仏蘭西の海洋ドキュメンター映画であるが、なんと詰まらない仕上がりだろう。

 

10)ジョン=スチュワート・ミラー監督の「セレブリティ」

政治家の妻が浮気して後始末に往生する2016年のエロチック・イステリー映画。

 

   半世紀花も嵐も踏み越えて君と迎えし金婚の日 蝶人