岡野玲子著「陰陽師11白虎」を読んで 2020-01-09 11:54:24 | Weblog 照る日曇る日 第1335回 安倍晴明は師匠である保憲と共に温明殿の霊剣を修理することになるのだが、本巻にはその周到なる準備と、双方のヘゲモニー争いがいと物々しく描かれる。下位にあったはずの晴明は、いつのまにか上位者の保憲を上回る実力と声望を手に入れていくようになるのである。 いざ行かむ死地に向かうは我ら1億2000万人 蝶人