ダウとTOPIXで判る市場判断(600)
日銀金利(須田審議委員)
日銀の公定歩合はすえ置かれたが、須田審議委員が、「利上げの継続」と、言った講演をしたようだ。米国の金利が大きく下がる中で、日本の金利はやや上ったまま据え置かれている。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/133122/
経済の動きがもう一つで、金利の上昇を行えなかったので、日本の金利は安いままであるが、米国が下げていたので、金利差が縮まっている。金利差で日本の金が流れ出していたが、金利差が縮小して、円が戻りつつある。
これが円高の一つの理由であるが、今後も米国の相場が弱いようだと、米金利が下がり、ますます、円の値上がりに貢献する。日本の貿易収支が赤地の時は、円高は有利に働くが、黒字だと其の分損をすることになる。
チベットと中国
チベット、ラサに北京在住の外国人記者が入って、二日が経った。僧侶は外出が禁止されている。寺院を訪問した記者団に、外出禁止を訴えた。つまり、僧侶は寺院に14日から、今も監禁状態である。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/133121/
武力で抑える恐怖状態は、普通ではない。中国も早く学んで、世界の一員になって欲しいが、政治が反日教育で、民度も低いので、スポーツまで可笑しな応援があり、毒餃子が作られ、これを隠す共産政府がある。当分は無理であろう。
株式市況と予想
ニューヨークは、-109$で、やや円高で東京市場は、-88円で始まった。その後も売られて、前引けは、-225円と安値引けとなった。後場寄りの後、-230円があったが、これが安値となって、次第に戻す展開となった。
14:00頃に、-100まで戻すと、この辺は売り物があるようで、なかなか、前場の戻りを抜くことが出来ず、横ばいとなった。余り下げもせず、大引けは、-102円となったので、安値から、半分戻したところで終わったことになる。
昨日も今日も、前場に機関投資家の売りが出て、後場に戻しという展開が二日続いたが、明日は形が変ると思う。
ダウ -102.05 円 安 12,604.58
TOPIX -11.11 P 安 1,226.44
ダウとTOPIXを比較すると、TOPIXの方がやや下げが大きい。機関投資家の売りに対して、個人は余り買わなかったことを示している。下げると個人の買いが減るのは何時ものことだ。
サイコロは、ダウ、TOPIX共に、マイナスが外れてマイナスが入り、ダウは、6:6で、TOPIXは、7:5と、比率は変らずになった。今日でマイナスが外れるのは終わり、明日から二日はプラスが外れる。
どちらかは上ると見ている。昨日と今日の下げで、火曜日に上げた、265円のほぼ半分下げた。二日で半分となれば、普通は強い動きである。明日から反転に向かって欲しいものだ。
二日の下げで戻り高値の売りが無くなれば、明日は大きく上げれるのだが、200円以上げて、戻り高値を更新すれば、二段上げとなって、13,100円に向かうのだが、どうなるのか、明日の相場が楽しみである。
なお、13.100まで行かずに下げるようだと、下値をきる可能性が出てくるので、注目は怠れない。ただ、私はまだ、強い動きだと見ている。気迷いの相場である。これは3月決算の予想数字が出るまで続くかもしれない。
目先の相場はともかく、長期的には、投資業種は変らないと思っている。円高は売りの相場感が変るまでは、内需の業種も難しいようだ。しかし、底値はつけているように思われる。