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秦氏の正体と能楽のひみつ?(^_-)-☆

2023-07-23 13:06:48 | 古代史
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渡来系氏族と言われる秦氏については、「日本書紀」では応神天皇紀に百済から弓月の君が百二十県の民を引き連れて帰化した話があり、平安時代初期に編纂された「新撰姓氏録」にも応神天皇十四年融通王(弓月王)が百二十九県の百姓を連れて帰化してきたとあります。そこに「秦氏は、秦の始皇帝の末裔」という意味の内容があるのですが、「その出自は明らかではなく、これは秦氏自らが、権威を高めるために、王朝の名を借りたというのが定説になっている」とwiki「秦氏」にあります。実は「日本書紀」で隠された日本建国の真相を伝えたくてムズムズしている一族なのです。同様に「古事記」を創作した九世紀の学者多人長(オオノヒトナガ)は秦氏と関係があったようなので、建国の史実を共有していた模様です。

一方、「日本書紀」は藤原不比等により創作されましたが、関裕二氏は藤原鎌足の正体が百済王子豊璋と見ています(詳細は「藤原鎌足は日本人じゃない?ブッブー!( ^)o(^ )」参照)。「日本書紀」では弓月君が帰化に当たり新羅に邪魔されて民を加羅に留め置かれていると訴えています。不比等は新羅を敵視して秦氏の出自を誤魔化していたようです。というのも、秦氏は根拠地とした京都市右京区太秦の広隆寺を氏寺としており、聖徳太子像と共に有名な弥勒菩薩半跏像を祀っています。つまり、半島南部から山陰・越を根拠地とする縄文海人ムナカタ族を束ねた大国主久々遅彦の本地仏なのです(詳細は「【刮目天の古代史】宇佐八幡のなぞが真相へ導く!(^_-)-☆」参照)。秦氏は養蚕や織物の技術を持つ加羅や新羅と関わりの深い氏族なのです。

秦氏とゆかりのある松尾大社では大山咋神(おおやまぐいのかみ)と中津島姫命(なかつしまひめのみこと)の二柱を祭神としています。大山咋神は大国主の分身です。そして中津島姫尊は宗像女神イチキシマヒメ卑弥呼のことです。四世紀の豊前地方で八幡比売神卑弥呼を祀っていた辛嶋氏は秦氏の支族なのです(詳細は「神仏習合の発祥地と言われる宇佐のなぞ?」参照)。

「秦氏本系帳」にも秦氏の最初の娘が大山咋神の子を産んだとあり、秦氏は大国主久々遅彦の子孫という伝承なのです。そして、秦河勝は聖徳太子に仕え、四天王寺の建立にも携わったとされています。聖徳太子は用明天皇(蘇我馬子)の皇太子で豊浦天皇として即位した、蘇我蝦夷のことだと万葉史観から分かっています(渡辺康則「聖徳太子は天皇だった」大空出版参照、関裕二氏は聖徳太子が蘇我入鹿としていますが、どちらも架空の人物と見ています)。



ですから不比等は新羅・加羅に関係する日本建国の歴史を誤魔化すために「日本書紀」を完成させたので、新羅寄りの「古事記」と百済寄りの「日本書紀」が共に天武天皇のご遺志で作られたというのは誤魔化しだということが分かるのです(^_-)-☆。

江戸時代まで猿楽と呼ばれて人々に親しまれていた現在の能を大成した室町時代初期の観阿弥・世阿弥親子ですが、伝承では、聖徳太子に仕えた秦河勝の子孫です。ユダヤ人と言いう説が流布されていますが、残念ながら違うと思いますよ(;´Д`)

すでに秦氏に関して記事にしていますので、お付き合いください(#^.^#)

正史のウソを朝廷が告白?(^_-)-☆
東大寺の僧奝然(ちょうねん)が宋の太宗に見せた日本の王年代紀によって、「日本が古の倭の奴国」だったということを告白したので、以後の中国の正史に倭国ではなく日本として記述されるようになった。

渡来人秦氏はどこからきた?
当時の半島南部には江南出身や縄文人と混血した倭人が活動していました。

武内宿禰はユダヤ人なのか?
秦氏も同様に、卑弥呼と関わりのある倭人なのです。秦氏の祖は武内宿禰とされた大国主久々遅彦の子孫波多氏がその正体だと思います。

箸墓が「鶴は千年、亀は万年」の由来だった?(*^^)v
箸墓の被葬者ヤマトトトビモモソヒメはヤマト政権とトビ(へび=大国主)を怨んでいたはずとみんな思っていた!

能楽が建国の真相を伝える?(^_-)-☆
江戸時代まで猿楽と呼ばれた能楽を大成した観阿弥・世阿弥は秦氏だった。そう言えば奝然上人も秦氏だった。どうも秦氏は歴史の真相を暴露したくて仕方がない氏族だったようです(^_-)-☆

能楽「翁」は大国主のサンバだった?(*^。^*)

能「弓八幡」は何を伝えたかったのか?


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