こんにちは。19期生の遠藤孔仁です。
2020年オリンピックイヤーとなるこの夏、規制によりどのような影響がでるのか、心配な面もありますね。
規制を避けるためのテレワークや時差出勤、7時始業という会社もあるようです。
このような話題から入ったのは、数日前に読んだある記事がきっかけです。
なぜ「働かない大国」ドイツの社会はまわるのか 住んで分かった日本との大きな違い
ここでは、統計は平均なので、残業しない人もいれば、残業する人もいるということ。
また、「労働時間口座(Arbeitszeitkonto)」というユニークな制度もあれば、サービス残業もあったりもするということです。
一方で、労働時間を増やす要因であるサービスレベルについては、日本との違いが際立っています。
ベランダに放り込まれていた宅配便など、日本であればSNSで炎上するであろうことも、ドイツでは許容されています。
休暇を取得するにしても、客先に迷惑をかけない体制を整えて休むということはなく、実際に実害が発生している。
そこには、休暇をとることでお互いに迷惑を掛け合い、不便を思いをしあうことを許容する土壌が必要ということです。
働き方改革を考えるときに、もう一つ印象的なメッセージとして、サイボウズの意見広告があります。
ここでは、残業編、女性活躍編、イクメン編、複(副)業編の4つのストーリーがあり、
それぞれ、形式論に終始した日本企業の働き方改革を風刺した内容となっています。
ここで考えるのは、日本は生産性が低いとか、残業時間が多いとか、だから、働き方改革が必要だという。
そこには、できていないのは悪だ、是正が必要だという論調に支配され、意思を感じられないのです。
一方で、アリババ集団創業者のジャック・マーは、996(午前9時~午後9時まで、週6日労働)の
労働慣行をを支持する見解を示している。そこで、「自分の好きなことが見つかれば、996は問題ではない」
と述べ、逆に「(自分の仕事が)好きでなければ全ての時間が拷問だ」とも付け加えている。
参考:CNN(https://www.cnn.co.jp/business/35135816.html)
この発言をすべて肯定するつもりはないが、中国のハイテク企業や新興企業が乱立し、その中の競争を勝ち抜き、
ポジションを獲得するためには、そのような情熱をもって働く必要があることは理解できますし、
この言葉をみて、小野田さんのメッセージを思い出す自分がいました。
そのような視点で日本の企業の働き方改革をみると、その先には、どのような社会や生活が待っているのでしょうか。
働き方改革のトピックスとして、マイクロソフトで興味深い実証実験結果を公表しています。
日本マイクロソフト、週休3日で「生産性向上」 試験結果を発表
この記事では、週休3日としたにもかかわらず、生産性が40%改善したと報じています。
これに対して、マイクロソフトは、試験結果だけの成果ではなく、様々な要因から実現した成果としております。
2000年ころから、先進的な働き方への取り組みを行っており、その結果実現した週休3日であり、生産性改善なのですが、
そこには、働き方に対するマイクロソフトのポリシーがあるのだと思います。
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