事務局の佐々木晋です。新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。年末年始は何かと外出する機会が多いですが、例年との違いは暖かいことです。この冬は昼間の外出でマフラーを着けることが殆どありません。ジョギングの際も手袋やニット帽は邪魔です。気象庁の発表によると2019年の日本の平均気温は1898年の統計開始以来もっとも高くなる見込みだとか。短絡的ですが地球温暖化に対する危機意識が高まります。
昨年はグレタ・トゥーンベリさんの環境問題に対する行動がとても注目されました。私の稼プロ!18期の卒業文集でも触れましたがミレニアル世代やジェネレーションZと言われる世代は、社会問題に対する意識が我々の想像以上に高いです。最近中学一年生の息子とコンビニに行くと、彼は必ずレジ袋を辞退します。反抗期真っ盛りで先生や親の言うことを全く聞きませんが、学校で学ぶ環境問題には関心が高いようです。日本でも今年の7月からレジ袋有料化の検討が進んでいますので、私も携帯用レジ袋を買おうかと思っています。
環境とは直接関係ありませんが、昨年8月に米国のビジネスラウンドテーブルが株主第一主義を改め、顧客や従業員、サプライヤーや地域社会を含めた全てのステークホルダーを重視する方針を表明しました。ビジネスラウンドテーブルは、経団連のような米国主要企業の経済団体です。この方針見直しもミレニアル世代の6割が「会社の主な目的を利益追及より社会貢献と考えている」ことがきっかけであったと報道されました。1/3の日本経済新聞には「環境重視、長期的に業績押し上げ」と題して、Bコープ認証を目指している仏食品会社ダノンのインタビューが掲載されています。Bコープは米国の非営利団体が運営している認証制度です。環境や社会に対するアカウンタビリティなどが団体が定める基準を満たしていると民間認証が与えられます。ダノンの担当者は「四半期ごとの利益を追求するのではなく、環境と社会に配慮しながら持続的な利益成長を掲げる」と強調しています。
企業内にいると短期的な利益追求がすぐに変わると想像できませんが、今後は少しずつ「いい会社のあり方」が変化していくのではないでしょうか。Bコープの約3千社の認定企業のうち大半が未上場の中小企業だそうです。「いい会社」のあり方は、中小企業から変わっていくのかもしれません。先日読み終えた「ファクトフルネス」には、変化がゆっくりと少しずつ起きていることに気づくことが重要だと書いてありました。今後も継続的にこのような動きに注目していこうと思います。
★お知らせ★
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場所:京橋区民館
・ 診断士を受験中の方
・ 診断士に合格したばかりの方
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