ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

スイス旅行:最終日

2007年08月16日 | 旅行
8日目。今回の旅行の最終日だ。今日も晴天。朝5時半に起床し、朝日を観にホテル裏の展望台へ。まだ寒く、息子と部屋で留守番をしようかと思ったが、彼も起きてしまったので、家族皆で出かけた。展望台では宿泊客だけでなく、朝日を観に始発列車で来た登山客が三脚を立てて陣取っていた。

                     

快晴で素晴らしい景色が広がるが、さすがに寒い。最高に景色に加え、早朝のため普段は観光客で混雑している駅前も人がいなく、写真を撮るには好条件だ。低酸素の中、息を切らしながらスポットを求めて歩いた。

7時になるとレストランがオープンする。開店と同時に皆、なだれ込んでいった。やはり寒かったのだろう。コーヒーメーカーの前では長蛇の列となる。

               

               
               (グレンツ氷河)


10時を過ぎ我々もチェックアウトした。下山時のゴルナグラード鉄道の景色も最高であったことも記したい。空港へ向かう途中、ベルンで途中下車。街は綺麗で店が多いのに緑も多く、センスがよく活気に満ちあふれている印象だった。

今回のスイス旅行の感想を総括してみよう。やはり山の天気はその日にならないと分からない。晴天に恵まれれば感動的な絶景に巡り会える。我々は3日間雨で観光が出来なかったが、5日間の晴天はそれを補って有り余るほどの感動を与えてくれた。

どこに行っても日本人観光客の多さには驚いた。あまりの多さに国内から来ているスイス人観光客からも質問された。何故、日本から遙々来るのかと?日本にも山は沢山あるでしょうって。

とっさに日本人は自然が好きだからと答えた。個人的には、日本の上高地も素敵だと思ったが、姉妹都市のグリデルワルトとはどこか異なる気がする。何かスケール感が。富士山は非常にハンサムで象徴的な山だと思うが、それに対しマッターホルンの垂直に尖った岩はより個性的で神秘的だと思う。日本の自然も素晴らしいが、スイスを訪れる価値はあると思う。同じ山岳観光地でも魅力のベクトルが異なると思う。


スイス旅行の目的はいろいろあると思うが、もし時間や体力などにゆとりがあれば、個人的にはゆっくりハイキングで自然を楽しむのが最高の贅沢ではないかと思った。
コメント
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