ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

生命力: Killifish growing up

2008年06月29日 | Japan
数週間程前だろうか、家内が近所の花屋さんで、何気なくカップ入りのメダカ3匹を買ってきた。向かいにある100円ショップで金魚鉢を購入しそれで飼育するのだと言う。

知識のなさに唖然としながら、「飼育するのは酸素を供給する器具や水替えなどの世話が必要だし、こんな小さな鉢ではすぐに死んでしまうよ」と教えると、後は任されてしまった。


(I think this bowl is too small to keep three Japanese killifishes in it)

水草は必要だろうと思い、ネットで検索。適当な水草がないときはスーパーで入手できるセリで代用可能らしい。セリを金魚鉢にいれベランダ飼育が始まった。


しかしセリは1週間もすれば腐ってしまう。水は汚れるし、ベランダに置いた小さい鉢は水温の変化が激しい。息子もあまり興味を持ってくれずしばらく放置されていたメダカだが、元気に生きていた。

そこでちゃんとした浄水器付きの水槽と産卵用の水草を用意することにした。セットしてみると、なかなかの出来ではないか。息子を誘うが、ほとんど興味がないらしい。説得してエサやりだけは彼の仕事にしてもらう。


(It is a pretty cool system to keep small fishes with filtration)

最近の水槽は良くできている。濾過器はモーターの音がせず室内でも気にならない。フィルターも使い捨てで手間もかからない。コンパクトでデザインもスッキリしている。

メダカも嬉しかっただろう。良好な水質に水温も安定し、なにより広くなった。息子はどんどんエサをあげるからあっという間に太ってしまった。

良い環境が功を奏したのか、水槽に移して1週間程で水草に付いた卵を発見。その後数日間で20個以上産卵した。


(You can find several eggs on waterweeds)

最初の1匹が羽化した。稚魚が泳いでいる姿に喜んでいると、次の瞬間、親メダカに食べられてしまった。たった数分の命だった。調べるとメダカの稚魚が親に食べられることは常識らしい。これはまずい。

翌日、少し大きな水槽を購入。卵の付いた水草を移し、親メダカと分離した。


(I had to buy additional water tank to save fry from their parents eating ;cannibalism)

たった3匹のカップメダカから始まり、わが家には水槽が2台設置されるとこになった。仕事は増えるばかりだが、何匹が育つのか、楽しみである。
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梅雨の中休み

2008年06月15日 | Japan
梅雨もどこへやら、朝から晴れあがった日曜日。
仕事も早々に切り上げ家族で過ごした。

昨日から息子と市ヶ谷の釣り堀に行く約束をしていたが、先ずは同僚に勧められた神宮外苑の児童遊園に向かう。

子どもがいない頃はただ通り過ぎていた場所だったが、今はその良さがよく分かる。


息子は入園するなり大はしゃぎ。他の子ども達と一緒に園内を休まず走り続けた。トンネル型の滑り台は大のお気に入りで、並んでは滑るを何十回と繰り返した。

もっともっとと遊びたがる彼に、滑り台は順番で並ばなければならないことを何度も教える。時に拗ねたりもするが、本当に他の子ども達と一緒に遊ぶのが大好きだ。

4時間近く児童遊園で遊んだだろうか。本来は昼寝の時間だが、釣り堀にも行きたいと言う。

JR市ヶ谷駅線路沿いの釣り堀へ移動。



総武線ホームから見えるあの釣り堀には以前から惹かれていた。2歳の息子にはまだ早いかと思っていたのだが、その隣に子ども向けのミニ釣り堀があることをつきとめたのだ。


(手前が金魚と小鯉のミニ釣り堀)

仕掛けには錘がなく、エサが錘を兼ねる感じ。金魚や鯉はエサを飲み込まず突っつく感じなので、なかなか合わせが難しい。なかなか釣れないので息子は興味を失いぐずり気味だ。

難渋していると横にいた小学生が白い鯉を釣り上げた。彼はこの仕掛けの欠点を補充すべく浮きを使わずに合わせていた。それを見習い、竿は使わず直接糸を持つ釣り方に変えると、まず金魚が釣れた。続いて白い鯉が釣れた。魚は元気で良く引く。ちょっとした釣りの醍醐味が味わえる。





息子も喜んでくれた様子だが、結局自分が一番熱中していた。コツを掴んだ後は30分ほどで3匹の鯉を釣り上げた。


竿や針を扱う魚釣りは年少前の子どもには難しいと思うが、来年は一緒に大きな池で鮒を釣りたい。
遊び疲れた彼は帰路ですぐに眠ってしまった。
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ベランダ栽培

2008年06月13日 | Japan
前橋から戻った翌週末、茶豆の栽培を始めた。

わが家のベランダ栽培はこれが初めてではない。
4月からミニトマトの栽培を始めている。缶ジュースのほど容器に種をまいたら1週間ほどで芽が出て、食卓の上で数cmまで成長した。卓上での栽培は限界となり、慌てて息子と近所の花屋さんに行き、植木鉢と土を購入。植え替えをしたのだ。

植え替え時に小さな根がバラバラになってしまったため、枯れてしまうかもと心配したがミニトマトの苗は日に日に生長した。今では毎日の水まきは息子の日課になっている。




すくすく成長するトマトに気をよくし、今回は茶豆栽培にチャレンジだ。

100円ショップで植木鉢と大粒の敷石を購入し、その上にミニトマト栽培時に購入した余っている土を使うことにする。早速植木鉢を作り、水をあげてみた。まいた水はどんどん底から漏れてくる。ミニトマト用の植木鉢は、花屋さんで奨められた良質な敷石を敷いたためか、一度に多くの水をあげてもほとんど底から漏れてこない。今回の茶豆用植木鉢セットはミニトマト用と比べると保水性はかなり劣るようだ。



翌日、植木鉢をチェックしてみる。昨日大量に水をまいたにもかかわらず、やはり土は乾いていた。この土壌で茶豆が育つのか不安はあるが、息子と豆まきをした。
植木鉢は大きくないが、どれほど発芽するのか分からないので、1カ所に3から4つの種を4カ所にまいた。



3日後、なんと芽が出てきた。2つだけだがしっかり生きている。息子は触りたがっているが、「小さいから大事にしよう」と言い聞かせる。



5日後、数個の種から発芽してきた。最初の芽も順調に育っている。



その横では茶豆と同時に栽培を始めたミニひまわりも発芽してきた。



ひまわりは、通販の栽培セットだ。容量は少ないが保湿性が高く養分に富んだ上質な土壌を2層に用いて作った。過度に放置しなければ順調に育ちそうだ。

それに比べ、乾燥がちな土壌の茶豆は何処まで育つのか。彼の水まきにかかっているかもしれない。
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梅雨前の前橋で

2008年06月12日 | Japan
好天に恵まれた週末、家族は前橋で楽しく過ごしていた。

日本一低料金とされる子ども向け遊園地があり、そこで息子は熱中したようだ。
1回50円の子ども向けジェットコースターに彼は8回も乗った。それでも足りず次から次へと1日中遊んだと。


日曜、自分も前橋で合流した。赤城山を見渡せる郊外の幹線道路に地元で有名なそば屋が軒を連ねている。そのなかの人気店で皆さんと一緒にそばを楽しんだ。


太くコシのある蕎麦は絶品だった。天ぷらはむしろない方が純粋に蕎麦を楽しめるかもしれない。


その帰り道、日帰り温泉に立ち寄る。久しぶりの温泉。晴天のもと、のんびり露天に浸かり、安らかな気持ちになれる。近所の野菜直販店で茶豆の種を買った。自宅のベランダで栽培してみる。
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