ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

A Medical Student

2007年01月31日 | ウィーン
When I checked the operation program yesterday, my professor didn’t have own operation today, so I had decided to join other professor’s operation today.

Coming to the operation desk to confirm the program this morning, to my surprised, my professor had own operation from morning. Moreover it was coming to start soon.

I was in hurry to enter the operation room and washed the patient who were underwent mitral valve repair. Before I opened the sternum, professor came in.

I always feel, by the way, that the electrically powered cutter is not so strong compared what I used to use in Japan. I often don’t cut the strum smoothly or I need more power. I hate this.

Anyhow after confirm hemostasis, operator schoud be changed to him.
Today he called a medical student in the station. He always calls someone. A medical student, she seemed to join cardiac operation for her first time, and be good character.

After finished the repair, he backed to his room as routine. I had to perfrom everything with the medical student. Perhaps because of my poor English, she did not make out what I tried to say. I repeated to tell her what I should do and what she should do before putting the arterial cannula out. I think that it is one of critical point.

Operation was over without any complications. Some students have opportunity to join our surgeon as above. I felt something different from Japanese system. And it must be good opportunity for them, as well as me.
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人工心臓

2007年01月30日 | ウィーン
と言うと、少し大げさかもしれませが、左室補助装置(LVAD)装着の緊急手術がありました。日曜日でしたが、慕っている教授が当直でもあり、手術を教えてくれました。

症例は子供のため、普段とは異なる装置が選択されました。Berlin HeartのEXCORと言う装置です。http://www.mirm.pitt.edu/news/article.asp?qempid=357
この機種は人工心臓の大きさが10mlから85mlの幅で選択できることと、駆動系の仕組みがシンプルなのことが特徴です。

症例はすでにECMOと言われる補助循環装置(簡単な人工心肺装置)を長く必要としており、それにかわり今回のEXCORの装着となりました。
なかなか危険な状態でもあり、日曜日にもかかわらず心臓外科の教授が3人参加しておりました。さらに心臓麻酔科医も3人、技師や機械業者の方など多くが手術室にいたので、平日よりもむしろ厚い人員配置でした。

この手術を決定するに当たり教授方で意見の相違があったようで、それも相まって緊迫した空気の中、一人の小児心臓外科医が手を下ろし、続いて別の用事でほかの教授も降りたため、自分が手伝うことになりました。

小さい体に人工心臓、心外式ペースメーカー、一時ペースメーカー、ドレーンなど沢山の人工物が埋め込まれているので閉胸も神経を使います。将来の心臓移植に備え、各所に人工心膜を置きながら閉胸しました。

非常にお金のかかる治療法でもあり、日本ではまだごく一部の病院でしか認められていないもので、貴重な経験となりました。若い生命力で、きっと回復してくれることでしょう。
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何故だろう?

2007年01月27日 | ウィーン
今日は午後の手術に入った。専属の教授の手術なので、それには毎回必ず入っている。手術予定表には知らないDrの名前も助手の欄にあった。誰だろうと思いながら手術室に入って行ったが、実際には心臓外科医は自分しかいないではないか。

いつも通り消毒をしてグラフト(バイパス手術で使う血管)を取っていると、やや早めに教授が登場。すると教授はナースに誰か医師を呼べと言っている。

しばらくしてその医師が登場した。よく病棟で見かける彼であったが、手術室では初めてだ。結局彼が第一助手をしたのだが、やはり普段手術に参加してないので、この教授の手順や、やり方は全く熟知していないようだ。さらに状態の悪い症例でもあり、スムーズに進まない手術に教授がややイライラしている様子も分かる。

第二助手の位置(術野から遠い)からほとんどの助手の操作をしなければならなかった。腰も痛い。助手をしながら何故彼に助手をさせているのだろうとも思いつつも吻合は終了した。

たまにこの手の思いをすることはある。時には卒後間もない医師に自分がやり方を教えている。それだけは勘弁して欲しいと思うが、今日はそれに比べればかなりましだ。

教授はいつも通り、吻合が終了した時点で握手をして帰っていった。普通まず第一助手、次に第二助手と握手する。今日は第二助手をした自分とまず握手した。教授も彼を助手にして手術するしかなったのだろうことが分かった。

その後、まだ出血は多いが、彼はナースと雑談して手が進まない、というか判断ができないのか。ドイツ語は今だに分からない自分は雑談には参加せず、一人で止血操作をし、かなり状態がよくなったところで降りた。なんだかいまひとつ達成感のない気がする一日だった。
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想像以上に安い

2007年01月26日 | ウィーン
先週、洋服の量販店H and Mでコートを買ってしまいました。

それほど寒くないので、日本から持参したものでも十分かなと思っていました。が、「SALE」の文字に思わず店に入ってしまったら、それが最後でした。物によっては70%オフとなっていたり、元々定価でも安いのですが、それがさらに安いのです。但し、色、サイズは限られていますが。

そんな中で、自分に合ったものが見つかったので思わず買ってしまいました。それがダウン。まるで登山でもするかのようなデザインで、暖かい国では絶対に着られないでしょうが、ここでは皆普通に着ています。

運がいいというか、今週から急に寒くなりました。とうとう昼でも氷点下です。早速毎日それを着ています。部屋で着たら汗をかいてしまいますが、真冬日には丁度いいようです。

「衣食住はその地の物がよい」言われますが、やはり冬服は現地の物の方が気候に合っているのでしょう。激安でしたが重宝しています。
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Experimental study

2007年01月26日 | ウィーン
I have been working in experimental study twice a week since this month.

The laboratory in AKH is quite excellent. I think that it seems to be possible that we can perform considerable operation in human under general anesthesia, although we deal with swine weight 30-35 kg.

To my surprised, many staffs work in the laboratory; a few men prepare our animals including anesthesia, intubation, and setting. A nurse manages the animal in hemodynamic and record the study in the whole. A radiological technician and several operative nurses also assist us, and other many coworkers are there.

Moreover many medical students help our study as their medical practice. I am supposed to make over 100 samples from one animal per day, so if I were alone it would be impossible to manage such a biological sample.
All samples are put appropriately into some special liquid or deep freezer and so on after being named as soon as possible by medical students. I have only to cut necessary tissue and hand in them.

I remind of my post graduate course in which I used to do most of subjects and evaluation without assistant.

I am not sure that I get fantastic results, but it must be opportunity to consider certain phenomenon with scientific thought and compose medical paper logically in English.
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心臓外科医 留学

2007年01月23日 | ウィーン
今日も何故かこの話題だ。

毎日7時半から心臓外科、胸部外科医が全員参加するミーティングがある。今朝は普段より人数が多かった。はじめて見るDr(?)が何人かいる。彼らはキョロキョロしながら一番角の席に着いた。特に彼らに関する紹介はなかったので何者なのか不明のまま終わってしまったが、おそらく短期間の見学に来たEU諸国内の医師のようだ。

そんなことがあった後、東欧から来ている若い胸部外科医とたまたま雑談した。彼の英語は流暢なのでコミュニケーションに問題はないが、ドイツ語は話せない。彼曰く、自国に良い研修病院がないのでここAKHに1年滞在したいのだが、それはビザ次第という。やはりEU圏外から来る場合はビザが難関らしい。

若手心臓外科医のポジション獲得が困難であるのは、万国共通なのだろうか。

午後、明日の手術予定を確認しに行くと、最近ドイツから研修に来ている若手心臓外科医が手術予定表を前に教授秘書と親しく雑談している。ドイツ語ができるとこの辺が違う。ボーとしていると自分の手術分まで取られてしまう気がする。言葉が分からないための妄想かもしれないが。。。

若手外人も多くなる。その中で留学を成功させるには、安定した技術を認めてもらうしかない。

幸い若手教授の3人から好意的に声をかけてもらっている。ちょっとした会話なら何とかなるが、2人きりでのレストランでの会話には、語学力が。。。
文意がつかめないと答えようもない。ニコニコしていても会話にならないから、とことん聞き返すしかない。
心優しいM.E.はこちらの語学力に会わせて、幼児並みの易しい英語で話しくれる。専門的な内容ではあるが。。。

手術室以外でも、当たって砕けろーって感じだ。

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心臓外科医 留学(EU) --チャンスと語学力は比例関係?--

2007年01月19日 | ウィーン
日本の外科系専門医、ことに若手心臓外科医は困難な立場にあると思う。

一般に、日本の心臓外科は諸外国に比べ病院数が多いため、症例が分散し、医師一人あたりの手術数が少ない傾向がある。

さらに合併症を有する困難な症例の割合が多く、若手外科医の研修は困難になりやすい。若い心臓外科医が執刀するのに適した症例数は多くないのである。手術機会に恵まれた研修施設は良いが、熱意はあるのに手術機会に恵まれない医師は国外にそれを求めることになることは容易に想像できよう。

他の臨床科の医師の留学は研究目的も多いが、心臓外科はそのような状況から研究だけでなく臨床目的で米国、ドイツ、オーストラリア、シンガポールなどの基幹施設への留学希望が多いようである。

現地の国家資格を必要とする米国で正規職員として採用されるには幾多の困難がある反目、地位が確立され多くの手術を担当できる。一方、現地での試験なしで臨床参加が可能な欧州諸国は指導教授との関係や運頼みの要素が非常に強いのは否めないだろう。

ここウィーンにもかつて何人かの日本人心臓外科医が来ていたが、制度が変わった近年は招聘教授しかいなかったようだ。

ここでは、高度な研究施設を有する大学病院という特徴からなのか、いわゆる手術助手専属となるような外人フェローはいない。第一に自国の若手医師が十分に在籍している。

ウィーンでは自国の医学部を卒業し、医師になっても職に就くのはかなり困難な状況である。毎年3000人程が医学部に入学し、600―800人くらいが卒業できるらしい。かなり淘汰されるが、さらに卒業しても職がなくいわゆる「就職浪人」となる者が大半である。彼らは競争の低い郡部に行くか、免許がそのまま有効なEU諸国、医師不足の東欧諸国などで職を求めることになる。聞くところによると、この背景も近年の第三国からの医師流入を妨げる一因らしい。

現在は最近来た東ヨーロッパ諸国から医師とドイツからのローテート医師が合流しているが、彼らも短期間の滞在ようだ。つまりここでのポジションは得られない。そんな環境で留学しているが、幸いにも自分に大きな影響はないようだ。


しかしながら、運頼みでない有意義な外科医の臨床留学にするには、事前準備が大切だと思う。
後から考えると、語学、医学ともに実力があるなら米国で正規研修がベストではなかろうか。そこまで力がなくてとも語学試験を通るならばオーストラリアもいいのでは(又聞きなので試験の詳細は知らないが...)。
ドイツ語ができれば試験なし(面接のみ)でドイツ国内での正規もあり得るかもしれない。ドイツのある教授に「スタッフとして仕事をこなせる語学力があれば採用出来るよ」と個人的には言われた。
試験なしの東南アジアは、施設によるだろうが、運頼みかもしれない。

やはり、入念な事前準備が大切。
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暖冬

2007年01月11日 | ウィーン
ウィーンも異常気象のようだ。はじめての冬だから分からなかったが、例年は-20℃位まで冷える日もあるようだ。聞いただけでもぞっとする。

昨年末あたりは昼でも2,3℃の日も多く寒く感じたが、まだ本格的な真冬ではなかった。ところが、今日は10℃を越えている。何年か前に東京で買ったコートを着ているが、それでも暑いくらいだ。

130年ぶりの異常な暖冬らしい。この調子だと寒冷地用のコートを買わずに済みそうだ。これだけ暖かいと逆にもっと寒いところへ行ってみたくもなるから不思議だ。先日日光を浴びにスペインへ行った。見所が多く十分に楽しんだが、ウィーンでも十分暖かかったようだ。
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Barcelona... 意外と安全?

2007年01月10日 | 旅行
***1歳半の息子を連れて年末年始にバルセロナに数日滞在したときの記録***
意外と安全でした。

I have been to Barcelona to get sunshine with my family during this winter off, because there was little sunshine in winter in Vienna.


As soon as we got to the Barcelona international airport, in spite of night we felt pretty warm so we didn’t need coats anymore.

As a lot of information via internet and guide books alarm you to have to much pay attention to go there due to a lot of clime targeting for tourists, especially Japanese, we were wondering we should be put it off so as to prevent out baby from feeling danger.

Such information let us be nervures too much. We acted as if we were in war, searching around, faster walking, and so on. Anyway we managed to get to our hotel safety. After arriving at the hotel we were relax, because we no longer take pass or big baggage.

Since we have a baby, considering a trip plan in advance made us to choice a hotel including dinner as well as breakfast. I think it was key decision to enjoy this trip. Otherwise, we would have to walk around to find restaurants every night with something difficult to choice them in order to think whether we have dinner with a baby without disturb other gust when he cry or makes noise during it. He is likely to shut and make noise every time on his seat.



A few days later we realized the security problem in Barcelona, at least for tourists, became getting better. Although there were some strange people who seem to want or try to rob some viable stuff of tourists, we have never felt danger.



We have been to several famous site, beach, and night festival, also dance show. Especially he enjoyed to see wave in beach and to see dance. We also had Spanish food and they were basically good, although they contained a lot of oil. Depending on this, my wife got her weight.


(It was not cold at all inspite of mid winter, and he enjoyed plaing)

Anyhow we went back Vienna with satisfactory and safety.
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