goo blog サービス終了のお知らせ 

ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

江戸川放水路のハゼ釣り

2015年06月30日 | ウィーン
6月下旬、雨上がりの週末にハゼ釣りに出かけました。最近、釣りに興味を持ち始めたばかりの小学生を何処に連れて行こうかと考えた末、都内屈指のハゼ釣り場とされる江戸川放水路にしました。



まだ6月です。最盛期とはほど遠く、釣れるハゼも数センチかそれ以下の小ハゼのみ。

桟橋から浮きでも釣れるので非常に易しい環境です。昨日から雨の天候でもあり、週末でも混雑していませんでした。



初心者の彼は当たりに合わせることが出来ませんでしたが、それでも向こう合わせで数匹ほど釣りました。

ハゼが成長した秋口にまた行きたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5年ぶりにウィーンへ (EACTSに参加)

2013年10月27日 | ウィーン
留学から帰国して早5年です。
今年のヨーロッパ心臓胸部外科学会がウィーンで開催されるのを機に久しぶりの訪問になりました。



ウィーン行きの機内から、片言しか話せないのに何故かドイツ語になっていました。




最終日はウィーン医科大学の朝カンファレンスにも出席しました。この日の手術予定は4件程度。まだ日本には導入されていないsuture-less AVRもあり少し見学しようかと思っていると、別の手術が大変だから手伝って欲しいということになってしまいました。


そんなわけで想定外に指導教授と5年ぶりの手術です。

症例は開存しているバイパスグラフトがあるredoです。AVR+MVR+TAPをしました。LITA-LADクラフトは剥離せず、逆行性心筋保護を持続的に投与しながらの手術にしました。
難しい症例でしたが幸い無事に終了しました。


懐かしい教授陣にも再会できましたし、ウィーンで日本の他施設の先生方とも交流を深められたことが嬉しいです。
ヨーロッパの古都の居心地に慣れると、また訪問したくなります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの頃チャンネル(2007年12月23日~2007年12月29日): ウィーンのクリスマス

2011年12月26日 | ウィーン
あの頃チャンネル(2007年12月23日~2007年12月29日): ウィーンのクリスマス

日没が16時のウィーンの冬、夕刻にはネオンが輝きます。
厚着して市内のクリスマスマルクトを散策しました。
2歳の息子はポニー乗りに真剣でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幼稚園児の富士山登山 --何合目まで登れるか?--

2011年07月12日 | ウィーン
園児教室の富士山登山に参加しました。

夏休み前の週末ですが、早く梅雨が明けたため、もう真夏のような天気でした。
朝4時半に都心を出発し、6時すぎには富士スバルラインに入りましたが、5合目終点の駐車場は既に満車でした。誘導され1500m手前の路肩駐車スペースに。


ドアを開ければ、さわやかな山風と雲を見下ろすパノラマ。寝ていた息子も気分高揚。標高2300m、気温15度、快晴。

車道上を歩き、7時40分に5合目レストハウスに到着。参加ゼッケンを着けて、これからが本番です。

吉田口(河口湖口)登山道 5合目から6合目(目標地点):初めは緩い下り、やがて六合目に向かって登って行きます。距離はあるが険しくなく、山中湖を眺めながらハイキングといった感じのスタート。


下山の方とすれ違う時、「おはようございます」と挨拶を交わすのが心地いいです。気分も爽快!


登山開始から30分、運動不足の大人は息が切れるころ。暑く息子も疲れからダレてきました。ここで効果を発揮したのは、教室が用意したスタンプラリー。スタンプをもらう目標があるから頑張れます。

45分ほどで6合目(ゴール)に到着。ここが待望の目標地点でしたが、「隠れゴール」が用意されていました。さらに頑張ると追加スタンプが貰えるという心憎い演出により、子供たちの目標は上方修正されます。さすが園児教室。


6合目から7合目:ここから傾斜が強くなり、本格的な登山道に。すれ違う方に元気よく挨拶していた彼も、余裕がなくなりました。新設されたゴールは6.5合目にスタンプ欲しさに到着します。


(6.5合目、標高2600mの景色)

ここで休憩し下山しました。園児が最後まで、大人の手を借りず下山するには余裕のある登頂計画が必要ですよね。7合目やそれ以上の登頂も無理ではないと思いますが、6.5合目の目標は達成感があり丁度いいかもしれません。山頂付近の天候は変わりやすく、この日も登山時は快晴でしたが、下山時は雨でした。6.5合目程度でしたら急な天候不良にも心配は少ないかなと。

ゆっくり下山しても10時半には5合目にレストハウスに到着。車でスバルラインを下り20分後は河口湖に着きます。


せっかく来たので、岩魚(イワナ)の炭焼きを楽しみました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウィーンからの再来日

2011年02月27日 | ウィーン
留学中にお世話になったウィーン医科大学の先生が招請講演のため再来日されました。

  ウィーン医科大学(旧ウィーン大学医学部)のHP:http://www.meduniwien.ac.at/homepage/index.php?id=495

自分とも年齢が近く、いわば良き兄の様な存在の若手教授、M.E.先生です。
昨年も関西で開催された学会での招請講演のため、来日されました。

今回は13時間のフライトで来日し、滞在期間は学会開催中のみの2泊3日と、時差ぼけからも解放されない強硬スケジュールでした。講演内容は、専門の脳保護法理論と最近のTEVER、debranch、arch transposition(デブランチ、ステントグラフト手術)などを用いた低侵襲胸部大動脈瘤手術で、相変わらずの流暢な英語でした。
(胸部大動脈瘤の低侵襲ステントグラフト治療の詳細は留学中の記事へ)
http://blog.goo.ne.jp/kasasasahi/e/fe50d1d834ec83dbc1040f506cefd18b

ウィーンで開催される大動脈シンポジウムの宣伝まで、しっかりされていました。
http://www.visar.at/

自分の留学中にはありませんでしたが、胸骨部分切開による小切開の弁膜症手術もAKHで始めたとこのとでした。
我々は日常的に小切開(低侵襲)手術をしています。
日本では施設間競争の激しい背景が困難な手術を後押ししますが、合理的なヨーロッパでの小切開手術の広がりには驚きました。

またの再会を楽しみに、自己鍛錬をしようと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お正月 -たこあげ-

2011年01月15日 | ウィーン
短いお正月休み。
張り切って家族で外泊しようとも思いましたが、0歳児を連れて遠出すると、逆に疲れるだけかもしれません。

そんな訳で自宅でのんびりです。一日中家に居るわけにもいかず、凧揚げへ。
選んだ場所は、品川区「ふくさとの浜辺公園」。
本格的な凧揚げには向きませんが、子どもが走り回れる人工海浜があります。


この日は風が弱く、凧は走らないと揚がりませんでした。

寒くて、大人は砂を触る気にはなりませんが、子どもたちは砂遊びのが楽しかったようです。


(寒くない12月には兄弟で砂遊びをしました)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハロウィン 2010

2010年11月07日 | ウィーン
恒例となったハロウィンの日
息子が選んだ今年の衣装は、「オバケ」。お面が気に入ったようですが、お面を着けると誰だか全く分かりません。

クラスメイトのお友達も個性豊かな衣装で、皆可愛く変装しました。


(記念撮影で嫌々お面を外しました)


生後10カ月の娘はドナルドダックに。ディズニーランドもハロウィン一色でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

運動会 (年中)

2010年11月01日 | ウィーン
あっという間に今年も運動会の日になりました。
3回目の参加なので、勝手がわかりやすいです。クラスのご父兄さんも今では親友達になっています。

年中クラスとなると、プログラムの内容も濃くなっていました。

みんなでリズムを合わせて統制のとれた演技が出来ました。


好天にも恵まれて、楽しい一日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

胸部大動脈のステントグラフト手術 -ウィーンから招請講演-

2010年10月01日 | ウィーン
留学中に一緒に体験して、これは低侵襲だと感動した手術【debranch and TEVAR:ステントグラフトを用いた弓部置換術】を担当していた若手教授(M.C.)が日本のサマーセミナーに講師として招聘され、来日されました。

留学中の記事http://blog.goo.ne.jp/kasasasahi/e/fe50d1d834ec83dbc1040f506cefd18b

日本で行われているデブランチ法は、非解剖学的なバイパス術が主流です。胸骨を全く切開しない点はメリットですが、人工血管を用いて鎖骨下などから頸部に吻合しなければなりません。ウィーンでの方法は、胸骨小切開での解剖学的な血行再建です。人工血管が不要な点が最大のメリットで、感染、血栓など人工血管関連の合併症頻度が理論的に低いことが有利です。

日本は何故か動脈瘤の患者さんが多いようです。
日本の手術成績は優れていますが、高齢の方には低侵襲のデブランチ+ステントグラフト手術(debranch and TEVAR)は良いオプションになると思います。
実際に経験を積まないと分からないピットホール(合併症を防ぐ手立て)を伝授して頂きました。
「困ったらいつでも電話して」と親切ではありますが、彼の早口を電話で聞き取れるのか?
たぶん無理だと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウィーンから日本へ  --再会ーー

2009年06月03日 | ウィーン
ウィーン医科大学心臓胸部外科の教授が日本で開催される学会に招聘された。
なんと自分がお世話になった若手教授M.E.だった。

本人から「日本に行くぞ」と連絡があったのだ。
またとない機会だ。学会関係者と自分のボスの粋な計らいで、医局で特別講演をしてもらうことなった。



前日、成田についたばかりのE教授と新宿で落ち会う。1年半ぶりの再会だった。
翌日は医局で講演して頂き、時間が許す限り我々の手術も見学してもらった。

そして午後には招請講演に向けて学会開催地へ彼のお気に入りの新幹線で移動された。



短い滞在ではあったが、本来の日程になかった大学病院へ立ち寄り、講演、教授との意見交換と内容も有意義であった。何よりも再会出来たことが個人的には本当に嬉しかった。

またどこかの国際学会で再会したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医学生Maxとの再会

2008年03月09日 | ウィーン
もう1か月程前になるが、ウィーン医科大学の医学生Maxと再会した。

彼の卒業論文指導者が自分の指導教授であったことと、その教授の動物実験(つまり僕の実験)を手伝ってくれていたことで仲良くなった。Native English speakerと遜色ない英語力があり、フランス語、スペイン語も話せる。もちろん母国語のドイツ語も。しかも心配りが出来る優秀な人物だ。指導教授には30人程の学生がついていたが、「一番優秀な者だけが日本に行く」とよく言っていた。まさにその通り。

自分が語学的に困ったときなどは何度も助けてもらったし、拙い英語会話につき合ってもらった。その彼が昨年末から交換留学で東京に来ていた。3ヶ月間の滞在期間が終わるこの時期に東京に戻った我が家族と再会を果たした。

家内も息子も彼の車に乗せてもらったこともあり、よく覚えている。
Maxと叙々苑で日本の味「焼き肉」を楽しみ、引っ越し直後で混沌としているわが家にも来てもらった。



彼の地方に行きたいとの要望で、岐阜の親父宅も紹介した。翌週はそこに滞在し、さらに京都、大阪に観光に行くとのことだった。その後のメールによると、大阪ではお好み焼きを楽しみ、四国では姫路城の美しさに感動し、福岡では豚骨ラーメンを楽しんだと。さらに広島、長崎の両市にも滞在し、歴史についても理解を深めたと。さらに別府温泉、宮島の鳥居まで観光したとのことだった。

なんと日本人の自分でも行ったことのないところまで、結局彼は、東京の医学部附属病院の臨床研修に留まらず、北海道から九州まで本当の日本を歩いて回ったことになる。

さらに感心するのは、僕が会ったときにはかなりの日本語を話していた。1年半ウィーンに住んだが片言のドイツ語しか話せない自分だが、彼は日本各地を一人旅行するのに必要な程度の日本語を身につけていた。

その彼はおいしく健康的な日本食、奇麗で優しい日本女性、清潔感のある日本の街並みが気に入ったと。また何かの機会に是非再会したい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウィーン医科大学心臓外科 留学終了

2008年01月14日 | ウィーン
あっという間に一年半の留学期間が終了した。
今週が最終週だった。病院での出来事など書きたいことが沢山あるが引っ越しの準備で時間が無いのが残念だ。どうしても書き留めておきたいことだけにする。

毎週水曜日に医局全体の朝カンファレンス勉強会がある。注目される教授が招聘され30分から1時間程の講演をすることが多い。EU各国から著名な教授を講演に招くこともあるし、国内他大学の有名教授が講演することもある重要なmeetingだ。

今週でウィーン医科大学心臓胸部外科での留学を終了する自分に、最後の水曜カンファレンスで一言挨拶したらと年末に言われた。貴重な時間を頂けることをありがたく思いYesと返事をした。そして前日、指導教授と医局幹事のW教授の計らいで一言挨拶のはずが、presentationすることに変わっていた。

当日は、肺移植や肺梗塞の治療で世界的に著名なKlepetko教授の講演とあって、普段より聴衆は多く、40人程のDrで満席となっていた。そんな中、教授に先立ち15分程のpresentationをした。

前日、手術終了後から深夜までその準備をしたが一晩でたいした内容も準備できず、また流暢な英語が話せるわけもない。いつもながらの吃り英語だった。なるべく大きな声で話すことだけを心がけたが。

内容は日本の心臓外科の特色と、成績を簡潔にまとめたもの、それに東京の紹介をほんの少し、最後に家族を紹介し、これまでのお礼を述べた。聴衆の反応を感じたのは最後に息子を写真で紹介した時だったので、全体的には教授陣には面白くない内容だったかと自分では思った。が、

辿々しい英語が何処か情緒を誘うのか、presentationが終わるとこれまでの朝カンファレンスで聞いたことのない程の大きな拍手が待っていた。
横で聞いていたKlepetko教授からは肩を叩かれた。相当力がはいっていたのか。


(左から Prof. Grimm M, 小生,Prof.Vögele-Kadletz M, Prof. Ehrlich M)

翌日もORで麻酔科Dr.や、廊下ですれ違う教授陣から「nice presentation!」 とお褒めの言葉を沢山頂いた。自分でそれほど良いとは思えないので、本当に皆さん優しいとしか言いようがない、ありがたい。
この機会を頂けたことにも感謝。


(これがAKHの全景:巨大な病院と医学研究施設。およそ20棟の建物からなる)


書き留めことは沢山あるが、なにせ引っ越し準備で忙しい。
息子もこの1週間あまり構ってあげられず、彼も楽しくないのかグズグズ駄々をこねる日が続いていた。日曜の今日、彼の気晴らしに最後の室内遊技場に連れて行った。

昨年から同じ場所で遊んでいるから、彼の成長が分かりやすい。
彼は先月から自分一人で大きな滑り台を登れるようになっていた。
自分の背丈の何倍もある滑り台を器用に登っている。それまではほぼ全介助して登っていたから、彼もやっと一人で登れるようになったかと思っていた。見ているだけでいいので、こっちはラクになったなあと。

背伸びしながら手を伸ばしてやっと届く吊革を掴み、足を大きく広げてやっと届く足台を頼りに登っていく姿に、感心していた。
登り切ると少し得意げにこちらを振り返る。



小学生低学年の子ども達も、2歳の彼が登るのに驚いているようだ。
大きな子どもが登るとエアー滑り台はかなり揺れる。面倒見の良い小学生は彼が落ちないように見てくれる。


(初対面のお兄さんが彼をかまってくれている)

彼は何回も登っては滑りを汗びっしょり元気に繰り返した。
背伸びしながらスイスイと登っていく姿に、オーストリア人のお父さから「息子さんは何歳なの?」と聞かれる。この日は3人の親からも聞かれた。周囲の親達も驚いていたようだ。

息子は自分より大きいお兄さんと遊ぶのが大好きだ。今日も相手をしてくれそうなお兄さんを自分から積極的に追いかけ、一緒に遊んでいる。負けずと登り、滑り、飛びはね。汗だくになり、本当に楽しいそうに遊んでいる。

去年はこの遊技場内の小さなジャングルジムの滑り台でさえ、一人では怖がっていた。一歩一歩手を取り、足を取りながら歩くのがやっとだったのに。
今は自分から体当たりして年上の子とたくましく遊ぶ姿をみていると、自然と熱いものがこみ上げてきた。


日本では何もしてやれなかった。
ここに来て彼と過ごす時間は圧倒的に増えたが、自分が何を教えかというと、何も教えていないような。しかし彼は確実に成長していた。

彼の目覚ましい成長と比べたら自分の心臓外科医としての成長は微々たるものではあるが、この留学は何らかのきっかけになっただろう。


明後日のフライトを前に明日、指導教授に家族全員でランチに招待されている。
家内のお陰で荷造りも何とか間に合いそうだ。

続きは帰国後に書き留めることにしよう。
忙しい日本でも家族と楽しみたいと思う。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

裏山が樹氷に: マイナス5度の世界

2007年12月25日 | ウィーン
12月下旬、雪が降ったわけではないのに裏山の木々が白く色づいていることに気づいた。


(路地の木々は青々としているが、山頂付近は白い)

息子を連れて散策に行ってみる。
平地の木々に変化は無いが、バスで1分、数十m斜面を上がり出すと木々が白くなっていた。さらに高度を上げると全ての木々が真っ白になっていた。


いつも散歩している山頂ホテル前の野原も幻想的な風景に変身していた。

(無風のためそれほど寒くはなく、犬を散歩に連れてきている人も多い)

興奮しながら近づいてみると氷の結晶が層状に付着していた。いわゆる樹氷だったのだ。


昨年は暖冬のため、この現状は見られなかった。樹氷は、濃霧が強風により樹木に衝突し、その衝撃で水滴が瞬時に凍結・付着した氷層だ。気温-5℃以下の環境で生じる現象とされる。


自宅近くで樹氷を観察できるのも今年が最後かもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の過ごし方: クリスマス・マルクト

2007年12月23日 | ウィーン
これほど冷えてくると家にこもりたくもなるのだが、
今年は自然とクリスマス・マルクトに足が向いてしまう。

記録的な暖冬の昨年でも、さすがに屋外で長時間過ごすのはこたえた。
プンシュやジャガイモ料理、飾り物などの屋台に格別欲しい商品は見当たらず、
正直それほど好きになれなかった。

ところが今年は違う。まもなくの帰国ということも勿論あるのだが、この氷点下の寒さの中、毎週末出かけている。これが、かなり楽しくなってきている。

ウィーンのクリスマス・マルクトといえば、市庁舎前広場、シェーンブルン宮殿前、マリア・テレジア公園、カールスプラッツ、ウィーン大学(AKH)内、フライユング、シュピッテルベルグ、ベルヴェデーレ宮殿前などだろう。今年は余裕の制覇だ。



赤や金色のマルクトの光と木々の間から、背の高い時計塔が顔を覗かせる市庁舎前。大きなアドベントカレンダーや人の流れが、絵本に出てきそうなクリスマスの風景を醸しだす。


2つの博物館に挟まれたマリア・テレジア公園も、夜間は荘厳な美しさ。


シェーンブルン宮殿前は広い。風が吹き抜けてより寒く感じるのは気のせいだろうか。



カールスプラッツのマルクトは、ちびっ子に人気。動物と触れあったり、ワラで遊んだり、両親はプンシュ片手に子供の世話を焼くことになる。



ウィーン大学(AKH)内は地元の若者で一杯だ。

(氷点下の寒さの中、プンシュを飲みながら雑談を楽しむ若者: 中には震えながら飲んでいる人も)

敷地内には素敵なカフェレストランもあり、寒さしのぎに使える。

(暖房の効いた週末の特設テント内、本店内もテントもほぼ満席)



フライユングは街の中心部にあり、周囲の洒落たお店を散策しながら立ち寄るのも楽しい。


ベルベデーレ宮殿前は小規模だが、美しい宮殿と庭を眺めながらプンシュを頂くのもいいだろう。


雨や雪が降る中で傘もささずにプンシュを飲む人達を、無茶するなあと思って眺めていた初めの頃。真夏のテラスならまだ分かるが、真冬でも本当に外が好きなんだなあと。


(オレンジプンシュ:マグカップは各マルクトのオリジナルデザインで気に入れば2ユーロでそのまま持ち帰れる)


今はその人達の気持ちがなんとなく分かる。これこそが冬なんだと、寒いのも楽しくなってくる。荒れた吹雪でなければ自分もやっていけそうだ。時間に制限はあるが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬は室内遊技場へ: 子供の旺盛な好奇心を満たせるか?

2007年12月03日 | ウィーン
外で遊べない冬季は室内遊技場が大活躍する。

土曜日の昨日、MQ(複合芸美術・博物館施設)内にあるKindermuseumを訪れた。ここでは6ヶ月から12歳までを対象に、年齢目的別に4つのプログラムが用意されている。2歳児の息子が参加できるのは1つだけ。その”Dive into ZOOM’s miraculous underwater world!”に参加した。


皆座って先生の話を聞く。これから向かう海の世界について話しているのか。ブルーのカーテンに滑り込み、アンダーシー・ワールドへ。

 
船内を探検したり、海の動物と戯れたり。息子はいくつもある仕掛けに目移りしながら、一時も休まず遊び続けた。

参加時間60分は、彼にはあっという間に過ぎたのだろう。他の子ども達は誰一人泣かずあっさり帰って行くが、彼の場合そうはいかない。「もっとあそぶ~!」と30分以上も泣き叫び続けた。

この正面にあるcaféにも子どもの遊び場があり、観光客にも人気のMQは家族連れにも非常に優しい。

(子連れ家族で満員の店内。息子も楽しめるし、親もリラックス出来る)


そして日曜の今日は、通い慣れた近所の室内遊技場へ。月に1度の”BABY DISCO ”があるためだ。


受付ではウェルカムドリンクとして、大人にスパークリングワインが振る舞われる。子供達はいつものアスレチックやボールプールで遊んでいたが、会場内の音楽が一際大きくなるとステージの前に集合しダンスが始まった。

(説明は分からないが真剣な彼)

2~3曲程で多くの子ども達は飽きてくるようで人数が減ってくるが、どうやら息子は非常にダンス好きの類らしい。ステージ上の先生の動きに集中し、一生懸命踊り続けていた。終わってもまだ踊りたくてたまらない。場内に流れている曲に合わせて、その後も一人、彼なりに踊り続けていた。

ウィーン市が行うミュージッククラスで素晴らしい先生に出会ったことも影響したのかもしれない。1年前、このBABY DISCOに初めて参加した時は一番後ろで踊ろうともしなかったのだが、この日は家に帰ってからもこの自分のビデオを見て汗だくで踊り続けていた。

気温も10度前後と暖かいので、近くでランチをとった後、久しぶりに近所の山へ散歩に出かけた。風もない穏やかな日のためか、大勢の人が山に来ていた。
 

驚いたことに、ウィーン市内を一望できる山の上にスケートリンクが出来ていた。マイシューズを持参し皆家族で楽しんでいる。初めてスケートを見た息子だが、「スケートする、スケートする」とここでも好奇心全開であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする