最近は月に一週間から十日ほどの出張がほとんどになりましたが、運よく、強力なスタッフが加入したこともあり、今年はアルマジロ戦略などと言って、消極的になっていた上海のビジネスは、一転して攻めに転じることとなりました。この4年間、結局は出張族から脱皮できずに、経営者不在の状態で現地スタッフにも迷惑をかけてきましたが、再起業さながら、再投資をして、上海での受け入れ態勢をさらに充実させる方向に舵を切りました。
正直に申し上げますと、私のビジネスはまだ、日本の延長線上にしかなく、上海、中国に進出したと言えるものではありませんでしたが、それでも自分で体験した採用の難しさ、終わりの見えない教育、上がるばかりの税金や経費、私の会社の規模でさえ立ちはだかる壁は大きく、大手企業の方のお話をきくにつけても、ビジネスで成功する、利益を上げることの難しさをひしひしと感じました。
大手食品メーカーや化粧品会社ですら、外資系のあまりにも巨大な図体、さらには中国国内企業の熾烈な競争の前では、一進一退どころか、鼻からアゲインストな戦いを強いられるケースがほとんどです。一昨日お会いした中国十数年の先輩の口からは、「今更、中国進出なんて十年遅い!」との厳しい意見もいただきましたが、確かに、これからは中国!なる合言葉は、敗戦前の日本の戦勝報告にしか聞こえません。が、実際には、その市場の中で、軸がぶれず、ち密な計画を立て、中国人のネットワークを活かし、何より積極的にアプローチする・・・そのような企業だけが生き残っているようにも思います。進出に早いも遅いもなく、現状をいかに冷静に分析して、その上でベンチャー精神を持って果敢に攻めるか・・・ふと、新入社員の頃の先輩の口癖を思い出しました。~大胆かつ冷静であれ!~
中国と一口に言っても、一つの省で日本に匹敵する、あるいは韓国の倍くらいある省が存在するわけで、まずは、全体を見たうえで細かく分析し、わが身の置き場を決めなければなりません。さらに、富裕層を狙え!などとアバウトなことを言う前に、どのエリアのどの世代のどの階層の人を狙うのかをとことん追求して仮説を立てなければなりません。その仮説も外れた場合を想定して、何重にも対策を考えなければなりません。どれも言葉にすると当たり前のことですが、大手企業ですら、その感覚を本社の経営ボードがわからないまま、現場まかせにしていることも多く、たとえ日本の大手企業でも、ここ中国では、ベンチャー企業の戦略をとって丁度いいくらいに、欧米外資、中国大手の壁は厚いものがあります。
あとしばらくは加熱する中国の空気とは関係なく、冷静かつ大胆な経営者を送りこまないことには、とても太刀打ちのできない市場、それが中国ビジネスと言えるでしょう。抽象的なブログになりましたが、わが身も振り返って、明日からの一日一日を精一杯生きてみたいと思います。
正直に申し上げますと、私のビジネスはまだ、日本の延長線上にしかなく、上海、中国に進出したと言えるものではありませんでしたが、それでも自分で体験した採用の難しさ、終わりの見えない教育、上がるばかりの税金や経費、私の会社の規模でさえ立ちはだかる壁は大きく、大手企業の方のお話をきくにつけても、ビジネスで成功する、利益を上げることの難しさをひしひしと感じました。
大手食品メーカーや化粧品会社ですら、外資系のあまりにも巨大な図体、さらには中国国内企業の熾烈な競争の前では、一進一退どころか、鼻からアゲインストな戦いを強いられるケースがほとんどです。一昨日お会いした中国十数年の先輩の口からは、「今更、中国進出なんて十年遅い!」との厳しい意見もいただきましたが、確かに、これからは中国!なる合言葉は、敗戦前の日本の戦勝報告にしか聞こえません。が、実際には、その市場の中で、軸がぶれず、ち密な計画を立て、中国人のネットワークを活かし、何より積極的にアプローチする・・・そのような企業だけが生き残っているようにも思います。進出に早いも遅いもなく、現状をいかに冷静に分析して、その上でベンチャー精神を持って果敢に攻めるか・・・ふと、新入社員の頃の先輩の口癖を思い出しました。~大胆かつ冷静であれ!~
中国と一口に言っても、一つの省で日本に匹敵する、あるいは韓国の倍くらいある省が存在するわけで、まずは、全体を見たうえで細かく分析し、わが身の置き場を決めなければなりません。さらに、富裕層を狙え!などとアバウトなことを言う前に、どのエリアのどの世代のどの階層の人を狙うのかをとことん追求して仮説を立てなければなりません。その仮説も外れた場合を想定して、何重にも対策を考えなければなりません。どれも言葉にすると当たり前のことですが、大手企業ですら、その感覚を本社の経営ボードがわからないまま、現場まかせにしていることも多く、たとえ日本の大手企業でも、ここ中国では、ベンチャー企業の戦略をとって丁度いいくらいに、欧米外資、中国大手の壁は厚いものがあります。
あとしばらくは加熱する中国の空気とは関係なく、冷静かつ大胆な経営者を送りこまないことには、とても太刀打ちのできない市場、それが中国ビジネスと言えるでしょう。抽象的なブログになりましたが、わが身も振り返って、明日からの一日一日を精一杯生きてみたいと思います。