日本のメディアには、中国批判的な論調があふれ出しました。昨晩のニュースバラエティ?では、関西系の司会者が、「釈放していいんですか?許せないですよ~」的な発言で、怒りを露にし、素人視聴者に訴えていましたが、年輩のゲストコメンテーターが、彼を落ち着かせるように冷静な分析をする始末・・・ニュースなのかバラエティなのか?まあ、大新聞もテレビ局も、所詮はビジネス。スポンサーもついています。新聞が正しい!テレビに出たら偉い!的な発想はいい加減にやめないと、日本の将来はさらに暗いものになります。
チャンネルをNHKに変えると、今度は、大阪地検の不祥事について、逮捕された検事を非難するコメンテーター(江川紹子氏)に対して、元検察の人が言い訳ともつかない独り言を放ち、かみ合わない番組になっていました。江川氏の論点は、そもそも「シナリオを作ってから捜査をする検察の体質は、今に始まったことではない!」と言う至極まっとうな指摘ですが、元検察は、今回逮捕された検事だけに罪を被せて闇に葬ろうとしているように映りました。古くはロッキード、新しいところでは陸山会、政治家が誰も清廉潔白だなんて、口が裂けても言えませんが、不思議なことにアメリカの意向に逆らった政治家には、必ずや「事件」が起きます。要は「誰を挙げるか?」を決めて捜査する・・・・制限速度で走っている車はめったに見かけませんが、捕まればもちろん犯罪ですね。
すっかり政治関連に偏った最近のブログですが、たかが10数年前から関わったばかりとは言え、中国の存在は、日中関係だけではなく、世界に良くも悪くも大きな影響を及ぼしているわけで、グローバル人材を語る前に、世界の経済、政治で起きていることに興味を持ち、ほんの一部でも理解することが重要な時代だと思います。
私のように、月1回程度で日中を往来している出張者の方なら、それぞれの国で、同じ事件、あるいは取り上げる事件の趣旨や中身が、こうも違うものかと実感しているはずです。今回の漁船事故も、中国政府の判断としては、政治的には強行策を取ることは間違いありませんが、国民市民レベルで、感情を煽るようなことはなく、むしろ抑制しています。日本の政治家も建前と感情論で非難していても埒があきません。国家と国家のホットラインもないような間柄では、国交のない国と一緒で、経済界がこれまでにしてきた努力も吹っ飛びます。中国のカントリーリスクを嘆く評論家は多いですが、嘆くべきは、日本政府の政治力、交渉力のなさだと思います。
冷静に考えると、日本人は中国を再度見つめ直す良い機会かも知れません。この半年ぐらいで、観光客だ!市場だ!と急に中国になびいたかのように、猫も杓子も中国進出、これからは中国語と盛り上がっていることは、以前のブログでも指摘しました。が、中国、中国ビジネスに対して、一体どこまでの知識と備えをしているでしょうか?備えあれば憂いなし・・・憂うことばかりが多い最近の私は、備えができていないと言うことです!はい!
チャンネルをNHKに変えると、今度は、大阪地検の不祥事について、逮捕された検事を非難するコメンテーター(江川紹子氏)に対して、元検察の人が言い訳ともつかない独り言を放ち、かみ合わない番組になっていました。江川氏の論点は、そもそも「シナリオを作ってから捜査をする検察の体質は、今に始まったことではない!」と言う至極まっとうな指摘ですが、元検察は、今回逮捕された検事だけに罪を被せて闇に葬ろうとしているように映りました。古くはロッキード、新しいところでは陸山会、政治家が誰も清廉潔白だなんて、口が裂けても言えませんが、不思議なことにアメリカの意向に逆らった政治家には、必ずや「事件」が起きます。要は「誰を挙げるか?」を決めて捜査する・・・・制限速度で走っている車はめったに見かけませんが、捕まればもちろん犯罪ですね。
すっかり政治関連に偏った最近のブログですが、たかが10数年前から関わったばかりとは言え、中国の存在は、日中関係だけではなく、世界に良くも悪くも大きな影響を及ぼしているわけで、グローバル人材を語る前に、世界の経済、政治で起きていることに興味を持ち、ほんの一部でも理解することが重要な時代だと思います。
私のように、月1回程度で日中を往来している出張者の方なら、それぞれの国で、同じ事件、あるいは取り上げる事件の趣旨や中身が、こうも違うものかと実感しているはずです。今回の漁船事故も、中国政府の判断としては、政治的には強行策を取ることは間違いありませんが、国民市民レベルで、感情を煽るようなことはなく、むしろ抑制しています。日本の政治家も建前と感情論で非難していても埒があきません。国家と国家のホットラインもないような間柄では、国交のない国と一緒で、経済界がこれまでにしてきた努力も吹っ飛びます。中国のカントリーリスクを嘆く評論家は多いですが、嘆くべきは、日本政府の政治力、交渉力のなさだと思います。
冷静に考えると、日本人は中国を再度見つめ直す良い機会かも知れません。この半年ぐらいで、観光客だ!市場だ!と急に中国になびいたかのように、猫も杓子も中国進出、これからは中国語と盛り上がっていることは、以前のブログでも指摘しました。が、中国、中国ビジネスに対して、一体どこまでの知識と備えをしているでしょうか?備えあれば憂いなし・・・憂うことばかりが多い最近の私は、備えができていないと言うことです!はい!