中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

女子バレーボールに見た、日本の底力!

2012-08-08 00:27:36 | 私事
突然のオリンピックネタですが、ここ上海で何気にテレビをつけたら、日本と中国の女子バレーボール準々決勝が放映されていました。セットカウントは2対1で日本でしたが、第4セットは惜しくも落として、ファイナルセットに縺れ込みました。15点勝負の第5セットで2点差をつけられた時には、やはり勝てないかな~と弱気にもなりましたが、木村沙織のサーブで持ち直し、追いつき一度はマッチポイントになりましたが、逆に中国がマッチポイント。

そこから先は、意味もなく体が震えたりして、なぜだかテレビの前の自分が深呼吸をしていたり、息詰まる一戦とはまさにこのことです。何度か中国が優勢になりましたが、最後は中道選手ですか、ドロップ気味のサーブで連取して勝利の瞬間が訪れました。いや~、途中から見ておきながら何ですが、ほんと嬉しかったです。

後で調べると、オリンピックでは中国に初めて勝利したとのこと。ここ数年、男子はもちろんですが、女子バレーも強豪国と対戦する時は鼻から期待していないことも多く、今回もテレビをつけた瞬間は、セットポイントが逆なんじゃないかと思ったものです。セッターの竹下をもう長らく見ているような気がしますが、彼女の存在はやはり大きいんでしょうね。実際にこの試合は、どのセットも僅差で、ちょっとしたサーブミスや運不運が流れを左右します。剣道部だった中学時代、冬場のアップでよくバレーボールをしたものですが、一点一点、非常に緊張感が高まるスポーツだと思います。見てるだけで胃が痛くなる・・・オリンピックのコートでの緊張感はきっと尋常ではないでしょう。

同じアジアの中国選手と比べても、体格的には決して恵まれているわけではありませんが、昔ながらの粘りのレシーブはもちろん、変化するサーブや、荒木のブロード攻撃など、とにかく工夫をしないと勝てません。中国の王選手でしょうか、彼女がドーンとスパイクを打つと必ず決まるみたいな大砲もいません。それでも勝利に結びつけられたのは、月並みですが、緻密なプレーに猛練習、並外れた精神力の賜物ではないかと思います。日本が、日本企業が世界で認められてきたのも、当たり前のことを当たり前に、そして真剣に取り組んできたからかも知れません。世界のマネーゲームに巻き込まれ、規模や効率勝負になってしまっては本来勝ち目がないわけで、あらためて基本に立ち返るだけで、日本は返り咲けるはずです。

バレーボールとビジネスを無理やり結びつけてしまいましたが、久々の緊張感!ジャニーズや黄色い声の応援がなかったことも、画面に釘付けになり集中できた原因かも知れません。スポーツっていいものですね。メダルの色や数が大事ではないと言うと嘘になりますが、今日の試合だけで十分感動しました。

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