中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

『いじめ』と言う日本語の軽さと、深い闇。

2012-07-27 13:17:34 | 私事
大津市の未成年による暴行傷害恐喝致死事件は、なぜか大津市長が遺族に謝罪に行ったり、筋違いな行動がなされていますが、当事者である犯人と親、犯人をかくまった罪の可能性がある担任の順で裁きを受けるべきで、校長や教育委員会なんかを毎度槍玉に上げるから、余計に揉み消したりしてしまいます。現場も見れない、見るつもりもないならば口出さなくていいから、下手な理想も語らないでいただきたいものです。そもそも、なぜ加害者が転校し、逮捕もされないのですか?団体からの圧力ですか?

そして、何より今般の事件は冒頭に罪名を書いたように、加害者が中学生であろうが、いじめなどと言う次元ではなく犯罪です。私が中学生だったのは、もう33年前になりますが、当時もいじめは存在していました。今は警察官になっている部活の先輩から毎朝部室で、耳吊りの刑と称して、両耳を持ったまま吊り上げられ、千切れそうな激痛の中、「富士山見えるか?」(ここは和歌山)と聞かれ、見えないと言うと更に吊り上げられ、見えますと言うと降ろすものの「嘘つけ!」と頭をどつかれたものです。母親が私の傷に気が付き、相手の家に怒鳴り込もうとしたようですが、そのうち、いじめは収まり有耶無耶になりました。 当時は、所属していた剣道部の顧問が、国士舘出身、鬼の○○先生と呼ばれ恐れられていたので、下手ないじめも長続きせず、やりすぎるとまずいと言う意識も加害者のほうにあったのかも知れません。

警察と学校が一番危ない・・・教科書で習う職業のイメージとは真逆な現実が起きていますが、それもそのはず。学校の教師は、教員免許をとっただけで、何の社会生活も経験せずに先生になり、子供を指導する立場になります。元リクルートの藤原和博氏が校長になったことが話題に上りましたが、実際、社会人出身の教員を増やさないと、まともな教育などできるわけがありません。世間知らずなだけならまだしも、なぜか反日思想の教師が日本人の子供を教える・・・寒気がします。

警察においても、、先の中学校の同級生ではないですが、一部キャリア組は別に、暴力団と警察官が同級生だったりもするわけで、さらに暴力団には、在日やが深く関係している・・・日本の闇の深さはそこからきています。下手に日本の自主独立など語れば、私の家族にも危害が及ぶ可能性があり、もちろん、私が小物だから相手にされませんが、それなりの立場で、いくら志を持ってる人物でも、闇の力には屈するしかないのかも知れません。それでも、日本人であることを誇りに思える日本人は少数派ではないはずです。満州族やモンゴルに、大多数の漢民族が支配された中国のような歴史にならないように、まだ一般選挙があるうちに、多くの日本人が日本のおかれた現状に危機感を持つべきです。尖閣問題で誤魔化されているうちに、別の脅威が迫っています。アメリカに管理され、中国に圧倒され、南北朝鮮に寝取られる・・・それが今の日本の置かれた現実です。

英語の企業研修こそ指導力と感性が必要!

2012-07-25 23:30:56 | 国際
漢和塾は中国語の企業研修専門の会社ですが、担当している大手企業の人材育成を考えた場合、英語も含めた語学教育、さらには異文化理解の全体構成が必要になってきます。もちろんそれ以前に企業側の人選、中長期的な人材育成計画があってのことで、平等や公平性などを気にして、すべての社員に闇雲に語学のハードルを設けることはナンセンスだとは思います。

私も久々にチャレンジを再開した英語学習(と言ってもテスト受けるだけ)ですが、確かに日本人は中高で六年、さらには外来語にも囲まれて英語と接してはきました。使う使わないは別に大学受験の重要なファクターですから、上場、大手企業の社員の多くは、最低限の英語力、仮にTOEICで表すならば、少なくとも400~500点は普通に狙える地力はあるでしょう。若い方はもっと点数を用意していますし。


が、問題は、海外での仕事を任されるとして何をどこまで準備するかです。400点そこそこの人は実は英語ができないのではなく、嫌いだっりするだけではないでしょうか?このような方々を600点くらいまで引き上げるのに最も大事なのはモチベーションです。興味を持ち、英語を使う喜びを見出す、これはかなり高度な指導力が必要なります。欧米人の先生で、ユーモアで引っ張っていくタイプはいても、大人に対して興味を引き出す能力のある人はさてどれくらいるでしょう?

さらに、600点ぐらいのレベルから上位を目指す段階になると、今度は個々の得手不得手や、学習アプローチの違いを感じ取る必要があります。私のことを見て欲しい!子供じゃないですが、学歴の高い大人ほどわがままで繊細なものですし、的確なアドバイスができれば自分で工夫する能力もあるわけです。この粋になると担当講師だけで解決できるものではなく、クラス全体や、受講生個々の課題を把握する研修責任者の存在が重要になります。

漢和塾の中国語研修は古くから責任講師制度として、講師やクラスを束ねる責任者をおいています。たかが一人でも、熱意と感性溢れ責任者が1人いれば、100人だってお世話させていただくことができます。もちろん、たった一人の受講生の進捗のことで夜も眠れないほど悩むこともあります。ネクタイをつけた白人にまかせるだけの英語の研修会社をよく見かけますが、本来は基礎があり楽しいはずの英語学習、いかにモチベーションを保つかは研修会社のスタッフの熱意と感性だと思います。漢和塾では、中国人で英語教師の資格を持った人もいますし、国際感覚を身に着ける研修もかねてシンガポールでの英語漬け研修なども一部実施はしていますが、言語が違えど課題は同じ!結局は誰が研修デザインを引き、まとめあげることができるかですね。

尖閣問題が米朝の思うツボにならぬよう!

2012-07-21 10:58:17 | 政治
嘘八百の見出しが飛び交うと言えば、某スポーツ新聞が有名でしたが、ネットのトップ記事や、今や大新聞も事実でもないことを平気で書くことが広く知られるところとなりました。 そんなネットの記事に、「いよいよ日中開戦か?」と言う見出しが躍りました。何のことはない、中国やアメリカの一部メディアが煽っているだけのことで、意外だったのは、ロシアメディアには、「尖閣問題は、消費税増税や原発問題から政府が目をそそらすためにやっている」との記事があり、それが一番腑に落ちました。

このような日中の分断、アジアでの孤立戦略は、アメリカの常套手段であり、日本側には中国は危険だ!と日米同盟(実質は米国主導)の重要性を強調する一方で、米中関係は、軍事面、金融面では熾烈な争いを水面下で行いながら、肝心のビジネスに関しては、ちゃっかりと中国市場でのシェアを奪い取っています。自動車に関して言えば、米国のポンコツが日本車に歯が立たなかったにも関わらず、ねつ造のトヨタいじめや、日中関係に常に火種を仕掛ることで、13億の中国市場での日本のプレゼンスを下げています。

私がこのような論調をすると、中国贔屓ではと批判する人もいるようですが、そんな簡単な問題ではありません。22世紀が来るかどうかはわかりませんが、すでに今の世界情勢は、米中が覇権争いでしのぎを削り、市場としてはインド、ブラジル、ロシア、アフリカなどが台頭する時代になっています。過去の日本は、製品の品質を武器に、世界市場でも市民権を得てきたのですが、金融やITの寡占化も含めて、一部の人間が世界を動かす時代になると、米国、そして中国との対等な関係づくりなしには、世界の表舞台に立つことも許されません。衰退前の横暴が目立つようになった米国にくみするよりは、中国も含めたアジア、ユーラシアの枠組みの中に将来性を見出すのが日本の進むべき道だと思いますが、残念ながら独立国家でもなく、米国の属国である限り、その道は開けないようです。

韓国も米国に属された国家であるjことはご存じかも知れませんが、一見、対立してるように見える北朝鮮とアメリカの関係も裏では確実につながっています。「テポドン発射宣言」⇒「日本にパトリオットを営業」⇒「日本には発射の情報入らず」・・・みたいなことが毎度繰り返されていることを見ればわかるでしょう。尖閣問題は、単純な日中の課題ではなく、アメリカにとっては東アジアの団結を阻止する重要なカードですし、さらに北朝鮮の核やミサイルはワイルドカードです。丹羽大使を批判する論調がありますが、別に目先の金儲けの話を度外視したとしても、中国、インド、ロシアを軸に、英国以外の欧州が加わるユーラシア経済圏を重視するのは当然のことであり、長い歴史から見ても米英の覇権などはごく最近の出来事です。米英だけが世界を混乱させている・・・産業革命以降、近代史はずっとそんな感じではないでしょうか?ま、歴史や経済の専門家でもないですが、歴史の流れを意識するだけで、本質が見えることもあると思います。

漢和塾、目指すべきは《中強企業≫

2012-07-20 09:42:57 | ビジネス
2005年に産声をあげた漢和塾も、この8月末でまる7年を終えようとしています。振り返ることより、目先の難題、将来の展望が気になる毎日ですが、理解ある大企業の人事、教育担当者のおかげで、毎年、中国の経済成長率程度は成長してきました。足りないものを数えると眠れなくなりますが、やるべきことが山のようにあるからこそ頑張りたくなるのかも知れません。

正社員は日中合わせて6名、委託講師は50名以上いますが、世間一般では中小企業、ベンチャー企業の端くれです。そもそもベンチャーなどと呼ばれたくないとは常々言ってますが、別に冒険やチャレンジばかりしているのではなく、目の前に空いたニーズと言う名の穴をひたすら埋めるために考え動いているだけです。中国ビジネスであれば、市場や文化の予備知識が足りない、語学などのコミュニケーションスキルが足りない、人材が足りない、社員教育が足りないと言った穴があるわけで、それを埋める専門家であることが使命です。

中小企業と言う括りにも当然入りますが、個人的には、大小で言えば小から中は目指しますが、現在の業態や理念、つまり、きめ細かな教育を施そうとすると大企業には絶対なれません。実際に、優秀な講師は大量生産できませんし、大手語学学校は、その経営の大きさや安定感は売りになりますが、学ぶ方は一派一絡げではなく、自分のことを見て欲しいわけで、規模を追いかけるには限界があります。

一方、少人数の会社のくせに早々と上海に現地法人を出したり、シンガポールに先鞭をつけていますが、これは規模ではなく、情報強度の問題です。赴任者はもとより、すでに中国の現場で活躍する方々に、さらに役立つ情報や教育を提供するには、現場を理解することは当然です。実際、グループ会社が中国にもある教育機関は存在しますが、同じ経営者、担当者が日中を管轄する語学関係の会社は稀少です。個が際立つと、どうしても個人商店の域を出なくなります。が、有能な人物が三人よれば、家業ではなく企業にすることができますし、漢和塾について言えば、今回、新たな若き起業家精神溢れる社員が参加したことで、トロイカ体制が整いました。二人三脚の段階から、三人寄れば文殊の知恵と言ったところです。

表題の《中強企業≫とは、規模は中庸、されど提案力や情報量、さらに講師も含めた人材力が強い会社を目指すことです。後付けで考えてみたら、中国にも強い会社とも理解いただけるかも。大手企業には大手の体力で世界戦にチャレンジいただき、私どもは彼らが活躍できるような環境を整えたい!そのような連携で、最終的には、日本企業の、そして日本の世界の中でのプレゼンスを高めていきたいですね。

「いじめ」ではなく「殺人」です!

2012-07-15 23:13:30 | 私事
日曜日に何気なく流れていたテレビから、16歳が14歳を川で溺れさせて意識不明の重体になっているニュースが耳に入りました。気になって見入ってみると、どうやら回りの同級生に携帯でその様子を撮影させていたとのこと。16歳の少年?とやらのコメントまで流れていましたが、少年法とやらでそいつを処罰しないのであれば、その親が顔を晒して謝罪し、天罰を受けるべきです。よく後で、死ぬとは思わなかったとか、じゃれていたらエスカレートしたなどと言い訳が並びますが、足を持って川に顔をつけたら窒息死しますよね。16歳と言えば高校生。それさえわからなかったと言うのでしょうか?

さらに浜松での転落死(自殺)のニュースでは、なぜか中学校の校長が出てきて、私どもにも限界があるとコメントしてましたが、個人的には、教師が加勢したり、見て見ぬふりをしたというのでなければ、何でもかんでも学校側の問題にすることは筋が違うと思います。いじめをした生徒、それが何歳であろうが、その子供と親権のある親の責任です。いじめられた方の本人の素行や、その両親の涙交じりのコメントは世間に晒されますが、肝心の加害者のほうこそ、たとえ子供であれ、その親と一緒に実名で、反論することがあるならすればいいわけで、メディアが隠すのはおかしいと思います。

日本の事件では、加害者の人権などと言って、被害者ばかりが苦悩することは多々あります。光市母子殺人事件もそう!常識がないのか、ある団体から金もらってるとしか思えない人権派弁護団が少年の更生などと嘯いていますが、死刑廃止論者も同様ですが、被害者の立場でものを考えるのが先です。もちろん、一つの罪には、それに応じた罰があるわけで、必要以上にメディアで叩かれたり、刑を終えても誹謗中傷される必要はないと思いますが、過失でもない殺人、つまり意志があったり、自分の欲望だけで人を殺した場合、それに応じた罰は死刑で釣り合いがとれます。百歩譲って江戸時代の元服でもないですが、15歳未満は、更生の可能性や酌量の余地があってもいいとは思いますが、その場合も責任能力が足りないと言うなら親にそれ相応の罪を償わせるべきです。

ま、私の子供の頃からいじめはありました。私もいじめる集団に属していたことも、いじめを受けたことも、いじめを見て見ぬふりをしたこともあります。その中で人は育つとも言えますが、「死」と言うものの重大さを、その罪の制裁としての「死刑」と言う罰の重みをもって教育していかないと、被害者ばかりが泣きを見る事件は後を絶ちません。

ふと、命の尊さを語ろうとしましたが、戦争になれば勝てば何人殺しても罪にならなりない・・そんな大人の世界を見せつけてしまっているわけですから、命を語る資格など誰にもないのかも知れませんか・・・