中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

中国ブログ、引越ししました!

2013-12-22 20:31:43 | 中国語
  このサイトを覗きにきていただいている方には申し訳ないでのです、随分前から更新していません。が、別にサイトではずっと書き綴っております。もしよろしければ覗きにきてやってください。http://ameblo.jp/kanwajuku-zenkyu/

原発と放射能汚染!これこそ世界で管理すべき脅威。

2013-04-08 11:32:13 | 政治
中国にいる間も、福島第一原発の3号機が冷温停止。ついこの前は最も危険な4号機も含めて電源喪失が起きたばかりです。汚染水が漏れましたと深夜にさらっと報告していますが、3.11から2年以上経過して、工事関係者で潤う仙台の宿泊施設のニュースのように、復興への道のりは震災・津波だけなら、険しいながらも前途はあります。が、誰にも手に負えないモンスター、原発の放射能汚染については、事故当時の民主党、それ以前と現在の自民党、東電、アメリカのGEも含めて、誰も責任も取らず、先も描けていません。現場ではありえない量の放射線を浴びる可能性のある作業員だけが奮闘している・・・

  奮闘と言っても、人間が近づけない場所で起きている事態は想像を超えていて、天文学的な数字で計測をやめますと開き直った海洋への汚染水、さらに日本の地表への汚染水も地下水となってすでに拡散していると見るべきです。もちろん、私ごときの情報は、所詮、様々な専門家が嘘八百も含めて色々説明している中から、真実味がありそうなことを拾い集めたものですが、隠匿する政府、マスコミも限界があり、危機感のある一般人ならある程度同じことが共有できているはずです。

  ちなみに私は、一概に原発全廃!再開反対!などと主張はしません。なぜならば、原発を止めて廃炉にすると言っても使用前、使用済みに関わらず、掘り出してしまった核燃料はもう元に戻せません。停止中でも大津波、大地震、さらには隕石でも落ちてきたらそれまでですし、処理と言っても緑豊かな日本の国土に埋めるだけのことです。新規建設はあり得ないですし、立地や年数で廃炉にすべきものを決める必要はあります。が、稼働できるものは稼働し、政府、電力関係者は、製造者責任とも言えるこの建造物に対して、技術の粋を集め、国民総監視のもと安全管理に没頭すべきです。やみくもに停止だけしても責任者不在状態が加速するだけ。中国も含めて、この先も世界では原発建設は後を絶たないわけですから、その安全管理に日本の技術者が貢献するぐらい知恵を絞りだすことが、安全をうそぶいて50基も作った政府、東電の責任と罪滅ぼしです。ソニーとは例は違いますが、ここでも日本の技術者の海外流出は防がなければなりません。人材なくして廃炉どころではありませんから・・・

  海は広いですが、世界の海はつながっています。アメリカは原爆投下の時と同じように、日本周辺の被害状況を分析しているでしょうが、今回は日本の問題だけではないことにも気付いているはずです。海洋汚染の惨状が明るみに出るのも時間の問題だと思いますが、欧米や中国でも事故が起きない保証はないわけで、経済のグローバル化だ!TPPだ!と、日本に首を突っ込む暇があるのならば、それこそ聖域なき原発対策を世界管理で進めていきたいものです。ま、金になりませんから絵空事ですね。


英語ができればグローバル!の勘違い。

2013-04-05 23:10:55 | ビジネス
以前のブログで、「英語と言う保険ありきの中国語の必要性」 と言う内容を書きました。中国語の必要性が世界を相手にする際に重要なカードになることも、「人脈構築言語としての中国語の必要性」 などと形を変えて説明をしてきました。が、実際に大手企業で海外戦略を考えているトップの方にお会いすると、意外にも英語万能主義の経営者が多いことにびっくりします。もちろん、日本人にとっては、英語は鬼門ですので、最低限の語学力、実践力がないと海外に打って出ることは難しいでしょう。

  繰り返しになりますが、英語ができれば中国でのビジネスがOKなわけではないですが、中国に来ると英語も必須になります。日本語ができる人材のレベルの低下もあり、採用においても英語人材の中から選ぶ必要性が増し、中国で英語を学ぶ赴任者もいますし、香港、シンガポールでは英語が軸になります。

  が、現実的には、シンガポールや中国が英語で乗り切れるからと言って、中国語の必要性に気付かない経営者は、この先、中国のパートナー、あるいは中華系のライバルに足元をすくわれることになるでしょう。これは一概に世界人口で中国人が多いとか、言語人口で中国語が一位とかの問題ではなく、世界経済の覇権が、欧米偏重からアジア、中国へと大きく変わってきたことにあります。6年ほど前に、CHINABAL=中国を軸にした世界経済なる造語を作り出し、一部の人から失笑を買いましたが、中国を贔屓目に見ているのではなく、実際に東南アジアはもちろん、新興国と呼ばれる国でも、中国人、中国語の影響力は、マイナス情報しか流さないメディアに洗脳された日本人には想像できないスピードで広まっています。

  私の中国人の友達の一人も、それは流暢に英語で話します。が、中国人の母国語は中国語と言う当たり前のことに気付くべきです。中国は英語教育には力を入れ、子弟を英国に留学させる一方、孔子学院などを通じて全世界に中国語を広める国家戦略を遂行している国なのです。当のアメリカが、10年前から小学校での中国語教育を強化したり、中国語を国防省の戦略言語にしていることにも着目すべきです。

  中国は近年急に成り上がった新興国ではなく、改革開放以来の事業計画がようやく実を結んだ計画的な復興国です。5,6年先、中国市場が下降しても、中国人は世界で待ち構えています。英語と言う片肺飛行で手遅れにならないうちに、中国語、そして華人戦略はしかるべき準備と対策を打ってこそ、グローバル化に対峙できます。中国関係の私が言うと眉唾ものですが、間違いない!と断言します。


中国での販促は、まずはレールを敷くこと。

2013-04-05 04:57:51 | 中国
  いつもは慌ただしく感じる上海の生活ですが、中国の他の都市から戻ってくると、タクシーの快適さも含めて非常に安心感があります。確かに補導の石畳は凸凹でったり、東京のそれと比べると違いはありますが、食事の面においてもそうですが、生活面では日本人にとってはさしてハードルは高くはありません。

  しかし、ハードルが高いのは商いのほう。中国進出して20年、30年と言った会社も大手企業ではざらですが、営業戦略、市場開拓と言うミッションで古くから取り組んでいる企業は、商社、一部のメーカーを除いてそんなに多くはありません。生産拠点としての中国で生産管理に携わってきた駐在員のローテーションが多かったわけです。が、将来性が不安視されたり格差の問題があるとはいえ、中国市場は注目の的。その市場でどう戦うか、いわゆる営業戦略が日本企業においても大命題になったわけです。

  先にも書きましたが、一部の企業で苦戦しているところや、好調だったのに急に厳しい局面に追い込まれている会社も多い中、確実に成功のためのレールを引いている会社もあります。去年、飛行機の機内で見た「新・少林寺」の映画で、欧米の外国軍が武器はただでくれてやるから、鉄道を敷く権利をよこせ!と劉徳華演じる主役に詰め寄って彼が断わった・・と言う映像を見ましたが、ある国を攻略する際にもっとも重要なのが鉄道、まさにレールを敷くことから始めないといけないことを物語っていました。昨日、私が訪れた企業の一つは、日本側では中国の業績が思わしくないと報道されていますが、実際はこの1年で、情報を商売上の重要な情報をブラックボックスにするような以前の代理店を一層し、あらたに100件以上の代理店網の構築に力を注いだとのこと。すぐには売上は上がりませんが、今後、販促に打って出るレールが完成したとも言えます。もちろん、その決断とスピードを成し得たのは、過去に別の日系企業を成功に導いた中国人総経理の加入が大きいのですが、日本側からもバリバリの営業マンが補佐していて、中国人と日本人のタッグがうまく機能している好例とも見えました。

  時に、理解の浅い日本本社の目標設定が高すぎたり、逆に尖閣問題のせいにして本当の問題点が現地から伝わっていないなどの問題点もありますが、中国での営業は、有能な中国人の力を借りないと難しいのは間違いありません。と、同時に、日本ならではの商品を売るわけですから、品質管理の面も含めて日本の責任者も現地で骨を埋めるくらいの覚悟で乗り込み、両輪になる!日本人がマネジメントするとか、中国人にまかせるという極論ではなく、日中のタッグが組めるかどうかに成否はかかっています。

  孫氏の兵法をビジネスの参考にする人が多いように、ビジネスの基本は良くも悪くも戦争に学ぶことが多いとあらためて思いました。もちろん、私個人はできれば誰とも戦いたくありませんが・・・


※昨年から中断していたこのブログですが、昨年末から復活しております。4月5日分からここではアップしていきます。バックナンバーはamebaをご参考に。http://ameblo.jp/kanwajuku-zenkyu/

再見・・近いうちにまたお会いしたいですね。

2012-08-09 09:44:31 | 私事
今朝の上海は雨も上がり、私も含めた日本人の大方の予想通りです。昨日の昼には、公的機関である提携先の学校で本日の休校が決まりましたが、日本ならば今朝の段階で判断して、連絡網で回して、みたいな運用をしていたでしょう。良し悪しありますが、前回の台風での被害もあり、報道、規制含めてかなり慎重な対応をとっており、計画好きの日本人からすると疑問符がつきますが、たかが一日二日予定が変わることに対してのそれぞれの考え方の差異が見て取れます。備えあれば憂いなし。今の私は、備えよりも目の前の現実に焦り憂いでいるのかも知れません。

そんな中、たまに見るネットのニュースでは、日本の消費税増税法案が10日にも採決との知らせが入ってきました。自民党との茶番劇は予想通りですが、消費税増税なき無駄の排除を掲げ、選挙で当選して政権をとりながら、寝返って、法案を通すまでは選挙などしないと言うことで、まあ、民主国家だとか、国民主権だとか教科書に書くのはもうやめたほうがいいでしょう。ネットのコメントには、クーデターの文字が躍るようになりましたが、武器をもって立ち上がると、本来武器をもっている勢力の思うつぼですし、仮に大きなうねりになっても、アメリカがズドーンと一発、以上終了でしょう。

李鵬元首相の、21世紀の半ばには日本と言う国がなくなっている・・・何を根拠に言ったのか知りませんが、彼の予測とは別に、確かにそうなりそうです。それもこれも、ゆでガエルと散々指摘している、ご気楽な国民とやらの事業自得で、一部の特権階級、宗教団体、利権団体、在日朝鮮人のための政権運営にしてしまったのは、本来、多数派である一般の日本人が、平凡な日本人に成り下がったからだと思います。私も平凡に生きていきたいですね。もちろん言われなくても凡人に過ぎないのですが、日本の現状、問題点くらいは素人なりに考えて、声を上げてきたつもりですが、大事な国も守れぬ無力な自分がいることを、対岸の上海であらためて思い知らされるばかりです。

このブログも4年以上続けてきましたが、これ以上更新するのはやめることにします。別の形で、中国ビジネスや中国語に関して有益な情報はお届けするようにしますが、私の個人の戯言で、やるべき事業の妨げになっても、信念を持って働いている社員に申し訳ないですし。日本の行く末についても、具体的に少しでも影響力のある人間にならないことには、ここで吠えていても仕方ありません。あきらめてしまえば楽なのかも知れませんが、まずは自分自身を成長させないと・・・事業一つ大きくできない人間に、国を憂う資格はないですから。いつかまた、別の形で日本の未来に貢献できる日が来れば・・・中国関連や中国語についてのコメントもありますので、ブログはこのまま放置、更新せずにおきます。自民党谷垣ではないですが、近いうちにまたお会いしたいですね!再見・・・