中国、あるいはアジアの地図を眺めれば簡単にわかることですが、昨日までいた上海と、ウルムチの時差は本来は2時間以上あります。ウルムチ時間ではなく、基本的には北京時間で動いているので、時計はもう夜の7時でも、お日さまはまだ高い場所にあったりします。夏場は夜の11時にならないと日が沈まないとか。ちょっと得したような気もしますが、さしたる予定も下調べもせずに来た私にとっては長い夜になりそうです。
ホテルを出て、まずは近くの人民公園に行ってみました。公園自体は普通の公園ですが、そこに行くまでの街の景色は、開業準備中らしき洗練された高層ビル群や、綺麗な花が並ぶ歩道。行き交う人も、ウイグル族の衣装の女性が時に混じりながらも、ごくモダン(?)なファッションでカップルや女性同士が腕を組んで通り過ぎていきます。ウイグル族の顔は、漢民族とはあきらかに違うのですが、ニューヨークやシンガポールで、いちいちどの人が何人と考えることがなくなるように、民族の隔たりも感じさせないまま、街は賑わっています。
ウイグル虐殺事件などが報道されましたが、ジャカルタで見たような、中国系の人が富裕層を独占しているようには見受けられず、お金持ちのウイグル族もいれば、貧乏な漢民族もいる、もちろんその逆もありです。民族の対立と言うよりは、ある事件をきっかけに暴力団の抗争が日本でも起こるような・・・喩がいまいちですが、そのような事件は常に起こる可能性はあるわけで、日々の暮らしにおいては何の対立もないと私は感じました。もちろん、わずかな時間の感覚でしかありませんが、デモや暴動は、諸外国が仕掛けているケースも多いでしょう。
人民広場の後は、紅山に行き、その大都会が見渡せるてっぺんまで階段を登ったりしました。市の人口が250万、中心部で130万程度のようですが、街にあふれる人の数の影響か、名古屋あたりよりも都会に見えてしまいます。実際、GDPが15%近く伸びているエリア。鉱物資源の恩恵も手伝って、今しばらく著しい発展を続けるでしょう。日本企業の影はまだまだ薄いエリアですが、すでに先見の明で進出、成功している大阪の企業もあるとのこと。私自身がこの街でビジネスをするかどうかは微妙ですが、「これからは中国!」と勢い込んで上海に進出しようとするくらいなら、中国の別の省、ある意味、別の国とも言える市場に着目してはいかがでしょう?もちろん、ウルムチなどは主府であり、すでに注目されていますし、欧米や韓国企業に、中国国内企業との競争も熾烈には違いないと思いますが・・・
ふと、このような都市の成長性ばかりに目がいきますが、規模が小さく、成長が鈍化しているとは言え、日本の市場は、まだまだ洗練された普通の人がたくさんいます。もちろん、海外を見てこそ、日本の良さに気付くわけですが、まずは日本で価値のあるサービス、商品を提供する努力が大事だとあらためて思いました。
ホテルを出て、まずは近くの人民公園に行ってみました。公園自体は普通の公園ですが、そこに行くまでの街の景色は、開業準備中らしき洗練された高層ビル群や、綺麗な花が並ぶ歩道。行き交う人も、ウイグル族の衣装の女性が時に混じりながらも、ごくモダン(?)なファッションでカップルや女性同士が腕を組んで通り過ぎていきます。ウイグル族の顔は、漢民族とはあきらかに違うのですが、ニューヨークやシンガポールで、いちいちどの人が何人と考えることがなくなるように、民族の隔たりも感じさせないまま、街は賑わっています。
ウイグル虐殺事件などが報道されましたが、ジャカルタで見たような、中国系の人が富裕層を独占しているようには見受けられず、お金持ちのウイグル族もいれば、貧乏な漢民族もいる、もちろんその逆もありです。民族の対立と言うよりは、ある事件をきっかけに暴力団の抗争が日本でも起こるような・・・喩がいまいちですが、そのような事件は常に起こる可能性はあるわけで、日々の暮らしにおいては何の対立もないと私は感じました。もちろん、わずかな時間の感覚でしかありませんが、デモや暴動は、諸外国が仕掛けているケースも多いでしょう。
人民広場の後は、紅山に行き、その大都会が見渡せるてっぺんまで階段を登ったりしました。市の人口が250万、中心部で130万程度のようですが、街にあふれる人の数の影響か、名古屋あたりよりも都会に見えてしまいます。実際、GDPが15%近く伸びているエリア。鉱物資源の恩恵も手伝って、今しばらく著しい発展を続けるでしょう。日本企業の影はまだまだ薄いエリアですが、すでに先見の明で進出、成功している大阪の企業もあるとのこと。私自身がこの街でビジネスをするかどうかは微妙ですが、「これからは中国!」と勢い込んで上海に進出しようとするくらいなら、中国の別の省、ある意味、別の国とも言える市場に着目してはいかがでしょう?もちろん、ウルムチなどは主府であり、すでに注目されていますし、欧米や韓国企業に、中国国内企業との競争も熾烈には違いないと思いますが・・・
ふと、このような都市の成長性ばかりに目がいきますが、規模が小さく、成長が鈍化しているとは言え、日本の市場は、まだまだ洗練された普通の人がたくさんいます。もちろん、海外を見てこそ、日本の良さに気付くわけですが、まずは日本で価値のあるサービス、商品を提供する努力が大事だとあらためて思いました。