中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

八方塞がり、三重苦、孤立無援、四面楚歌の日本・・・

2012-04-09 23:21:18 | 政治
またも、夜の独り言の政治ネタが始まりました。もちろん、私は政治に詳しいわけではなく、日本で垂れ流される情報の真相を自分なりに仮定し、方向性をイメージしてきたに過ぎません。過去にもマスコミ洗脳でおろかな判断もしてきました。田中角栄は本当に悪い人だ!と子供心に植え付けられましたし、郵政選挙では、小泉は改革の旗手、亀井は最悪!と信じこんでいました。前者は、アメリカに無断で中国と話しをつけてきた角栄の追放、後者は日本の虎の子、郵便貯金を狙ったアメリカのごり押しだったことには当時は気づきませんでした。

最近は、マスコミも下手くそで、あまりにも小沢キャンペーンをやりすぎたので、巷でも、実は小沢氏の言ってることがまともじゃないか?との意見が半数を超えてきているようです。アメリカ、財務省一辺倒の傀儡政権である現在の民主党では、消費税増税もTPPも至上命令であり、自民党側にもいる犬たち+宗教集団の無責任で、ただでさえ、永遠の負債、原発事故と向き合わなければならない日本は、ボクシングのカウント7くらい・・・いまだ能天気な国民とやらのゆでガエルの温度も60度くらいになって、本来ならお陀仏です。

4月26日には、小沢裁判の判決が出るようですが、ここで「有罪」にでもなれば、日本の司法機能も崩壊したも同然。アメリカ支配、官僚支配、マスコミ洗脳のトリオが完成することになり、日本の未来は取り返しがつかないことになってしまいます。まあ、敗戦国、非独立国家であることを認めさえすれば、もう明日の仕事のことだけ考えて、家族も子孫もご飯が食べれればいいや!とあきらめもつくのでしょうが。

再三、ブログで小沢氏の擁護ととれる発言をしていますが、実はこれは、以前から申し上げている日本の三重苦、米国に支配され、中国に圧倒され、韓国に寝とられる・・・この米国を対象にしたものです。実は、問題は、外国人参政権、人権擁護法案など、在日特権に関わる大問題も孕んでいて、小沢氏の見解は、私には到底受け入れられないものです。参政権については、地方参政権が地方自治に限るものならば、その住民としての権利として理解できなくもないですが、今の日本のように地方行政が国策に絡むような不透明な状態では、国籍を持たないものは参政権は不要です。さらに朝鮮人の悪口を言えば罰せられる・・・震災時に日本沈没などと、人間とは思えないようなことを言うのは罪ではないのでしょうか?また、中国人は帰化した人だけでも凄い人数ですが、経済を牛耳ってるのは中国人だったりしますので、彼らは参政権など別にどうでもいいことなのでしょう。

橋下氏の主張も現状打破という観点では歓迎ですが、国策としては小沢氏と同じ課題を孕みます。♪何から何まで真っ暗闇・・♪みたいな曲があったような気がしますが、数いるはずの日本が好きな日本人が、危機感を感じて、主張をし、目先のニンジンに食いつかない意志を保てれば、もしかしたら救われるかも知れません。

親しき中国人老師のご両親、98歳で共に大往生。

2012-04-09 10:41:24 | 中国
一昨年の10月頃から2月くらいまでのほんの4カ月強ですが、上海のとある学校の老教授のマンションに住まわせていただいたことがあります。隣で続きのマンションで、息子が海外に行っているので、5LDKのその部屋をわずか2,000元で貸していただいたのです。その教授のご両親は、安徽省出身で当時96歳。たまに私の部屋に来ていただいたり、私も彼らと食事をしたり、普通話が通じないものの、身振り手振りと最後は笑顔でコミュニケーションをさせていただいたものです。寒い冬でも部屋の中では暖房はつけず、理由をきくと、暖房や冷房などなかった昔の生活の習慣は変えられないとのこと。ダウンコートを着込んで食事をしていたのを覚えています。

私が出張族に戻り、しばらく連絡をとっていなかったのですが、この2月にお二人ともお亡くなりになったと今日聞かされました。98歳、いわゆる大往生ですが、少し病気がちの旦那様のほうが亡くなるや、気丈だった奥様のほうも後を追うように逝去されたとのこと。言葉は通じなかったものの、最後に一目お会いしたかったです。

思えば98年前と言えば、まだ清朝です。1911年の辛亥革命を3歳で経験したことになりますが、その後の混乱、日中戦争、共産党の革命、大躍進の飢餓、文化大革命、改革開放、北京オリンピックに上海万博、ま、後ろの二つは当人にはそれほど興味のある出来事ではないかも知れませんが、政治と戦争と経済、まさに激動の時代をその目で見続けたわけです。中国の歴史と言えば、三国志に代表されるような1,800年近く前の史実のほうが有名で興味のある人が多いように感じますが、日本で言えば、聖徳太子の時代と現在を結び付けるようなもので、今、目の前に出来上がっている中国に影響を及ぼしているのは、この100年ではないでしょうか?中でも、文化大革命と言う、人間関係や理性の崩壊の傷跡は今も深く、中国人が嫌いになる原因の大部分を形成したと言っても過言ではありません。かく言う私も、中国人と一括りにはしませんが、嫌いな行動、言動、習慣、考え方は、数え上げればきりがありません。

ま、日本も江戸時代と言う、鎖国、士農工商、長屋文化に五人組と言った制度や、それなりに太平な時代が260年近く続いたわけで、現在の日本人の閉鎖性や組織力、連帯感や以心伝心などに影響を及ぼしたとも言えます。もちろん、それまでは、関西、京都が都であり、大陸の人とある意味似ていて、今でも似ているわけですが、関東人を基準に考えれば、世界でも稀な独特のコミュニティが鎖国によって築かれたと見るべきです。ただ、1945年の敗戦によって、またマッカーサーや吉田首相の保身によって、日本は独立国家として立ちあがれないまま、経済だけは立ち上がりました。今や、その経済さえ骨抜きにされそうですが、次の100年に向けて、何とか身売りを防ぎ、独立国家を再構築していく・・・私の世代にできなければ、多分、日本と言う国は消滅するでしょう。たかが100年、されど100年。老夫婦のご冥福を祈りながらも、日本の未来を憂いでいます。