中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

上海寂寞恋物語・・・「金老軽女」

2012-04-07 19:18:56 | 中国
別に中国語でこのような四文字熟語があるわけではないですが、私が勝手に作った、和製英語ならぬ私製成語です。上海の休日、至る所で見かける、初老の男性と年軽(年齢が若い)女性のカップルを表してみました。初老と言うよりは、おじいちゃんみたいな風貌の日本人と、20代半ばの中国人女性が、ホテルの朝食バイキング、ランチ時のCoCo壱番屋カレー店内、中山公園のショッピングセンターでもお見かけしますが、明らかに親子には見えません。友人の40代中国人女性が、女の子はそれで恥ずかしくないのかしら?と訝しんでいましたが・・・

かく言う私も47歳、老人の粋に達してきましたが、残念ながらお金はないです。もちろん年上だからとお金持ちなわけではないですが、日本でも加藤茶やラサール石井など年の差カップルが増えていて、女性がまだ40歳にもならないうちに逝ってしまうやん?などと計算したりしてました。

年の差婚は若い男性の低収入と草食化が原因と語られていますが、ここ上海の恋愛模様は、ズバリ「寂しさ」にあるのではないでしょうか。日本で長年勤め経験も積んできて、いい歳になって初の中国への辞令、まだ上海はましとは言え、言葉も通じない、仕事もはかどらない中での単身赴任。週末はどう過ごすべきか?日本語のできるいつものお店の小姐(ここではホステスの意味)は、心強い味方になってくれることでしょう。実際、彼女らの中には、地方から出てきて努力をし、下手な中国人社員より向上心もサービス精神も高い人もたくさんいます。

が、実際には、単なる遊びと割り切れればいいですが、嵌ってしまう、あるいは結婚がちらついてしまうケースも少なくありません。私も上海出張が増え始めた頃、とある若い女性に心が揺れた一瞬もあり、猛烈に反省せざるを得ませんでした。が、結局は「金とマンション」、全員がそうではないですが、上海の若い女性が男性に求める合言葉と言っても過言ではないでしょう。

人間ですし、男女ですから、感情については、他人に余計な世話をやかれたくはないでしょう。が、お金のことだけは、今一度クールになって考えるべきです。実際に、コツコツ貯めた、なけなしのお金でマンション買ってあげたら捨てられた、そんな話も身近でよくあります。まあ、騙されたほうが悪いですし、日本人だって騙すわけですが、基本的には、人って信じてみたくなるもんです。

もちろん、この中国で本当にビシネスで成功しようとするなら、休みも安らぎもないのかも知れません。今回の出張は、今日でまる一週間。昼間はひたすら企業訪問。夜もお客様との宴席が続き、土曜、日曜も普通に仕事です。が、今日の夜ぐらいは、身体を休めて、明日からの仕事に備えたいと思います。ん?手元にはAKB48ならぬ、EMB48(縁結)の広告が・・・いかんいかん!